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アブ・シンベルへ。


さてアスワンでの目的、いや今回のエジプト旅で楽しみにしてた場所の一つでもあるアブ・シンベル神殿へ。

実はこのアブ・シンベル神殿。
本来この場所には存在しなかった。

アスワン・ハイダム建設により水没する危機にあったがユネスコの救済措置により約5年掛けて移築された歴史を持つ。

朝4時に出発してアスワン市内から車で片道4時間
隣国スーダンの国境近くまで行く。

朝の4時、もう既に30°C近くある、、


砂糖の飽和水溶液みたいな甘さのコーヒーを飲んで無理やり目を覚ます。

一生この景色


ここでもし車がパンクしたらどうしよう。とまたいつものくだらない事を考えながらひたすら進んで行く。


海にも川にも見える景色、実はこれは湖
ここがアスワン・ハイダムのあるナサール湖

うわああああああああ!!!

思わず叫んだ。圧倒的存在感。

今までずっと本や映像で見て来た物が今こうやって
自分の目の前にある事実。

夢は叶うんだな、生きててよかった。と今まで対した努力をしてこなかった人間がほざいております。

遠目で見ると大きさがよくわかる

これを移動させてきた事実の方に驚いた。

ちなみにこれ、4体ともラムセス2世
そう、ラムセス2世はエジプトで最も偉大なファラオ、と呼ばれる存在と同時に自己顕示欲の塊でもある。

中に入っていく。

一年に2回だけ日の出の光がラムセス2世の像を照らす

右から順に太陽神ラー・ホルアクティ、神格化されたラムセス2世、守護神アメン・ラー、闇の神プタハと並んでいる。

闇の神プタハだけには太陽の光が当たらない設計になっている。。本当に3,000年前の天文学と建築学の知識・技術に驚くばかり。

ラムセス2世が戦ってる描写

中にはラムセス2世が活躍している描写がたくさん描かれている。

カデシュの戦いでのラムセス2世

驚くポイントはここ、3000年前。既にこの時に古代エジプトでは戦車が存在していた事。

奴隷にされたヌビア人の描写
愛妃、ネフェルタリを祀った小神殿

隣にはラムセス2世の第一王妃、ネフェルタリを祀った小神殿がある。ここでも中心にラムセス2世の像がある。いかに自己顕示欲が高かったのが伺える。


ちなみにこの時も気温は45°C近くあった。
どれくらい暑いかというと、ポケットに入れているiPhoneが何も使ってないのに高温注意の表示が出てしばらく使えなくなる。本当に壊れるかと思った。


特等席(助手席)

帰りは何故かドライバーがお前はここに座れて、と助手席に座らせてくれた。アスワン市内に着いて起こされるまで爆睡していた。

私がアスワンで止まっている場所はオーナーの家兼ホステルになっているのでオーナーの子供達も一緒に住んでいる。

日が沈み始めてもまだまだ暑い


その子供達と一緒に毎日ナイル川で泳ぐのが日課になっていた。まさかナイル川で泳ぐ日が来るとは思ってもいなかった。

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外の気温とは比べ物にならないほど水は冷たかった。
この瞬間にここは川だった事を思い出す。それほどナイル川は大きかった。

次回、アスワン編最終回

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