【No.1250】仕事は慣れてからが勝負


新しい仕事を始めると、緊張して気疲れしますね。

「新しい」もいろいろあって、転職したり、同じ会社でも未経験の業務やプロジェクトを任されたり、新しいお客さんだったり、人それぞれ携わっている業務によって定義は異なるかと思いますが

最初はやっぱり緊張し、少しずつ慣れていきます。

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僕自身も塾講師として初めての授業、僕は授業なんてできるのか緊張しましたし、今でもやっぱり新しい生徒を担当するときは緊張します。

でも、すぐに慣れるんですね。

今では(必要以上に無理することはありませんが例えとして)徹夜後や二日酔いの状態でも、ある程度の授業はできます。

言い換えれば、こんなとこで書くことではないかもしれませんが、慣れてしまえば「流して」授業することもできます。

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新しい仕事をスタートする時は、緊張するし気疲れするので、早く慣れて、早く「流して」仕事できるようになりたいですね。

気負いすぎず、流してでも仕事できるのがプロだと、勘違いしている時期もありました。

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でも、思うのは、流して仕事できるようになってからが、勝負ですね。

流して仕事できるようになっても、なお、気を入れて真剣に仕事できるか。1種のルーティーン定型業務になってからも、真剣に取り組むことができるか

ここが、本当のプロと、なんちゃってプロやプロっぽい人との違いだと思います。

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思いますというか、愛読しているメルマガ『平成進化論』からの完全受け売りなのですが笑

プロの定義として、その仕事でお金をもらえているかという点では、どちらもプロなのでしょうが、かっこいいプロか、ダサいプロかの違いがあると思います。

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昨日は、新規の体験授業+その保護者さんとの面談(=営業)が、2セットありました。

体験授業では、初対面の生徒といかにスピーディーに信頼関係を築き上げ、相手の学力や興味関心事を探りつつ、授業として解説をします。

解説中も、生徒の顔色を見ながら、何をどのくらいの深さで話すかを考える
。と同時に、視点を幽体離脱させ、授業風景を上から俯瞰して見たり、頭のなかで地図を描き、何の話をどの順番で、どう論理的につなげて話すかなど、考えながら授業をします。

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そして、営業の場である面談では、同じようなことを、今度は保護者さん相手にします。気の入れ方として、新しい相手への授業を2回するのと同じです。

これを2セットなので、新規4件相当。気を出し切りました。やり切った感があり、端的に言って、疲れました。

そして、その後また、既存生徒ですが、別の生徒の授業を1回。筋トレでギリギリまで追い込んだ後に、あと5回!とさらに追い込むような形で、

ほんとに出し切りました。

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ここまで気をいれることが4連発することは久しぶりで、というか講師歴5年で初めてかもですが、

でもこの疲労感は、いいですね。やりきった感。

これを経験した後に思うことは、日々の授業では、どうしても流している面があるのかもしれないなということです。

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初対面の人だと最初にスピーディーに信頼関係を作るというところに、一番気をつかうので、見知った仲の生徒相手にするときとは、どうしても差が出てくるかもしれませんが、じゃあ浮いた余剰の気をどこにつかっているかが問題ですね。

仕事に慣れ、流して仕事ができるようになってからが、プロとしての勝負。
流して仕事できるようになっても、なお、気をいれて仕事できるかっこいいプロであれているか、日々確認をすると良さそうです。

まずは毎日寝る前に、120%出し切ったか自問自答するところから始めたいと思います。

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ということで、今日も1日「優柔不断は誤った決定よりなお悪い」「あらかじめ○○していたら、あとで楽になる」という言葉を胸に、結果の有無に関わらず、人生に仕事に楽しみましょう!





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