【No.1322】元気とやる気をかりたてるもの

歯医者さんに行きました。4ヶ月の定期クリーニングです。

よく磨けていると褒めてもらって、思ったことを。

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1年ほど前、歯列矯正が完了しました。百数万円のコストと、5年以上という時間をかけましたが、やってよかったと思います。

コンプレックスが治ったこともそうですが、何より、歯への意識が高まりました。

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健康寿命や老後のストレスフリーの生活には、好きなものをしっかり食べれるための歯が重要だそうですね。たしかに僕の祖母は、歯のせいで好きなものが食べられず、苦労しています。

でも、歯列矯正をしていなかったら、今ほど丁寧に歯のメンテナンスをしようとは思えていなかったと思います。

矯正としてマウスピースをはめるようになったために、虫歯や口臭に悩まされ歯医者さんへ定期クリーニングに行くようにもなりました。

歯磨きを見直し、虫歯や口臭は改善したものの、歯医者さんでは歯周ポケットの深さと出血を指摘され続け、歯磨きを工夫し続けました。

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でも今回の「よく磨けている」は嬉しくなかったんですね。

というのも、最近歯磨きへの意識が弱まっています。子供の寝かしつけでスキップしたり、面倒で手抜きをしたり、歯磨きの質が下がっていると自覚しているのに「よく磨けている」と言われ「ほんとか?」って思ってしまったんですね。

自分のせいなのに、歯医者さんの診断力を疑ってしまった僕です(笑)

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歯列矯正が終わった1年ほど前、同時にワケあって歯医者さんを変えていました。

前の歯医者さんは、歯周ポケットの深さを数字にして「いい感じに磨けていますが、このへんはまだ改善できますね」と、一向に褒めてくれません。ドS美人の歯科衛生士さんでした。

一方で今は、「よく磨けていますね」と口頭で褒めてくれるだけ。やさしいおばちゃん衛生士さんです。

そして、思ったのです。

前の歯医者さんでは数字を出してくれてたからやる気を持続できていたのでは?

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歯のクリーニングを受けながら思いついちゃったので、「即断即決即実行!」「優柔不断は誤った決定よりなお悪い」という信条です。とりあえず先生にお願いしてみました。

そしたら、カルテには数字が残ってるから、次回までにデータ化しといてくれると。よかった!

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数字って、ネガティブな印象を持っている人が多いように思いますが、

一方で、人間は数字を見たら追いたくなる生き物なのだと思います。

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数字にネガティブな人も嫌だなぁと意識しないようにしつつも、
無意識に、意識しているのだと思うんです。

数字が上がったら、よしって思っているはずなのです

学習塾で教えている生徒たちも、小テストの得点履歴を見せると、
無関心なふりして、目の奥がキラッと喜ぶ瞬間があるんですよね。

もし本当に数字が嫌なら、それはきっと、例えば数値目標が他人に課されたうえで、自分にとって達成への現実味がなさすぎるから。

諦めちゃっているからやる気が出ないのだと思います。

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少なくとも学習塾では、レコーディングダイエットよろしく、小テストの正答率を可視化するだけで、少しずつ上がっていきますから、

人間は数字を見たら追いたくなる生き物なのだという仮説もあながち間違っていないでしょう。

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そして「数字の使い方」もテクニックというか、一種のスキルだと思うのです。

自分のやる気を駆り立て、達成することで元気になり、さらにやる気が湧いてくる。

そんな数字の使い方をマスターしたいですね!

ということで、今日も1日「優柔不断は誤った決定よりなお悪い」「あらかじめ○○していたら、あとで楽になる」という言葉を胸に、結果の有無に関わらず、頑張っていきましょう!


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