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仕事で泣いたことありますか?

コテンラジオでやなせたかしのバックグラウンドを知った。
漫画家として中々芽が出ず、周囲の天才たちと自分を比べて落ち込んでいた壮年期。
しかし、腐ることなく一つ一つの仕事に真摯に取り組み、無茶な要望にも応える。
そうする内に、受けた仕事の中で得た人との繋がりによって、機会が巡ってくるようになった。
「アンパンマン」も「自分の顔を食べさせるなんて残酷だ。」と最初は非難された。それでも、自分の伝えたい哲学を作品に落とし込み続け、結果として「アンパンマン」は、国民的アニメとなった。
あんぱんマーチを改めて聞いてみる。
「愛と勇気だけが友だちさ」という歌詞には、人を助ける時は誰かに頼らず自分から動け!自分一人でもやり抜く覚悟を持て!という思いが込められているらしい。
なんて格好いい歌詞なんだ…爆音で流しながら何故か涙ぐむ27歳。やばい。

仕事が辛い。
やっぱり担任がしたかった。
所属感がない。寂しい。
自分より年下の人が学級の子ども相手に溌剌と仕事している中、黙々と空き時間に雑務をこなしている自分が惨め。
小さい子どもがいるのに担任している人もいる中で、何故自分が専科に?
「担任できない人。」「まだ○年目なのに専科。」って思われているのではないか。
でも、自分自身、担任外のポジションに対してそんな差別心があったんだなぁ。
無意識に、"窓際人事"なんて思ってた。
自分が見下していたポジションになった気持ちはどう?
私ってくだらん人間だ。つくづく。

仕事で、悔しくて悲しくて自分は無力だって、何度も何度も突きつけられてきた。
涙で枕を濡らした夜がいくつあったか。
劣等感。虚栄心。羞恥心。そんなつまらない感情もひっくるめて私で。
だからこそ、そんな自分を受け入れてあげないと。
「自分だけでもアンパンマンのファンでい続けよう。」と信じ続けたやなせたかしさんのように。

皆さんは仕事で泣いたことってありますか?
どのように乗り越えてこられましたか?
泣かないように、自分の適職を選ぶか、心の持ちようを変えるかするしかないのだろうけど。
自分の目の前の道にうだうだ言っていても進めないから。
自分で乗り越えるしかないから。

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