リアルタイムデータ時代の、企業にとってのトラストの意味

データ経済、デジタル社会というキーワードを聞くようになって久しい。
企業にどのような影響があり、変化が求められるか。

一例ではあるが、ビジネスにおける「トラスト」の意義が変わってくると考える。
分かりやすく言い換えると、これまではアドバンテージだった「トラスト」が、データ時代においては必須項目になっていく、ということだ。

なぜか。

ビジネスにおいてリアルタイムでデータが収集され、AIが解析し、自動で判断がなされる、ということが高速で繰り返されるのがデータ経済の特徴だ。
このような環境では、データそのものの信頼性、データを管理保護し活用するシステム全体の信頼性、全てがなければビジネスが成り立たない。

「トラスト」に対する投資は単なるコストではなく、ビジネスを継続していくための通行料のようになると考えて良いだろう。

コストをかけられる大企業に対しそれが難しい中小企業やスタートアップは、例えば連携して連合全体でトラストを構築するなど、これまでにないイノベーティブな発想が求められる。

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