潜在的な課題の解決にお金を払ってもらうためには

事業、ビジネスを考える際、解決したい課題はなにか?ということを考える。
この「課題」を、2種類に因数分解してみよう。
①ボトムアップの課題:既に顕在化しており、課題が原因で困っている人がいる
②トップダウンの課題:「将来こうなる」という像と現状とのギャップであり、課題が原因で将来困る人がいる(仮説)

さて、前者に対するソリューションにお金を払ってもらうことはさほど難しくはない。
一方で後者は難易度がグッとあがる。

例えば、僕はプライバシーガバナンスという領域の仕事をしているが、「プライバシーリスク」はGDPR等の規制や社会の関心の高まりで重要な経営課題の一つになりつつあるが、多くの企業ではまだ「何かインシデントが発生した後」にコストをかけて対策を講じているのが現状だ。

いかにしてトップダウンの課題に対してクライアントを動かすか。共感を持たせる、納得させる。答えは一つではないと思うが、自分なりの方法でこの壁を越えていかなければならない。

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