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【つぶやき】Apple Vision Proは日本で発売されたらゲットしたいまだ未体験の私の雑感


Apple Vision Proが米国で発売になりましたね

『Apple Vision Pro』が米国で発売

こちら↑のYouTube動画にあるようにiPhoneやMacでお馴染みのApple社が発売したHMD(ヘッド・マウント・ディスプレイ)が『Vision Pro』です。米国時間の2024年2月2日に米国で発売されました。

どんなことができるのか?ジャーナリスト、ライター、エンジニア、YouTuberの皆さんが記事、動画やSNSで発信されているのでそれを見ればよくわかります。

私もそれらを拝見して、『Vision Proの現実』を知ることができて溜飲が下がったというかいろいろ納得できて物欲、所有欲としての興奮は収まって、制作者としての夢は膨らんだという感じです。

『Vision Pro』=『持ち運べる大画面』(室内用・3D・キレイ)ということだけで私には十分に魅力的なデバイス

Appleの動画や実際のレビュー動画を見て一番魅力的に感じるのが『ホームシアターのような大画面』に尽きます。
"画面を見る"という体験は誰もが日常的に行っていて、それがアップデートできるデバイスがVision Proです、と。
(もちろんiPhoneのように多くの人が購入するものではまだありませんが)
一般的に届けようとするときにはこのくらい明確な方がいいですよね。

【雑談】XRの魅力を映像で伝えることの歯がゆさ

ARでもVRでも、XRに関わる人の誰もが『魅力を共有できないこと』の歯がゆさを感じていると思います。
私の場合はリアルなボリュメトリックビデオ人間のパフォーマンスをHMDを使えばVR/AR/MRで立体で見えることなどは実際に見ていただいた人には驚いてもらえて実際の企画として世に出ていたりしますが、
世間に向けて動画にしてSNSで発信しても(多くの人にとっては)2D動画となんら変わらない映像になってしまうんですよね…
なので、リビングのテレビが大きくなるようなシーンは明確で良いですね

まだ一般的に購入される製品ではないが、Appleのやることはいつも見逃せない

私は30年来の『Apple好き』ですのでAppleのやることはいつも関心があります。そのうえでARやVR、MRなどXRに関する企画をつくるのが私の仕事ですので(常にその時代で体験できるデバイスやサービスにあわせて企画をリリースしていく人生ですから)Vision Proで何ができるのか『Appleは世界に何をさせようと考えているのか』はとても興味があります。

それと同時にMeta Questシリーズをはじめとして『VR』や『MR』を楽しめるものはすでに世の中にありますから、そんな中でAppleがどんな提案をするのかが気になりました。

『空間コンピュータ』だそうです

AppleはVision Proを『空間コンピュータ』と呼びました。
私は「生活空間がすべてコンピュータでできることと融合してCG映像と馴染んでよりスマートにやりたいことに集中できる世界(を実現できる)」だと受け取りました。
このVision Proをスタート地点にして他のグラス型デバイスも含めて「スマホよりも便利じゃね?」とユーザーが増えて行ったら嬉しいですしそうなると思います。Appleのもつ情報の波及力はハンパないですから。
(それでも世間には届いていない感じはありますが…)

Vision Proで私が感動と興奮した部分

CGと現実空間の自然な合成

ゴーグル内に表示されている現実のパススルー映像とCGが現実のテーブルや部屋の形や環境の明るさ、影などとの合成がとても自然なこと。
自分が動いても『そこにあり続ける』ように見せることは素晴らしいことですよね

ゴーグル内の画質が良い

Quest 3と比較しても相当画質が良いということで、それも嬉しいです。
Quest Proを使っている私ですが以前「Quest 3はQuest Proよりも画質が良いらしいぞ」という情報を聞いて身構えたのですが、
実際にQuest 3を体験してみると確かにQuest Proよりは画質は良かったのですが微々たる差でした。Questシリーズのパススルーの画質はもっと良くなってほしいという願いはまだ叶えられていない一方で、Vision Proはそれが叶っているようです。嬉しいです。
Meta QuestシリーズでやりたいこととApple Vision proでやりたいことは違うのでQuestが駆逐されることは無いと思いますが、私個人としてはVision Proでできることで「ことが足りそう」です。

3D映画が見られる

私は幼いころから『3Dっ子』でしたので、やっと理想の3D視聴環境が手に入ると思いました。待ちに待った。
しかも作品はiTunes Store(Apple TV)での購入・管理ですからそこも私にピッタリです。

『空間ビデオ』(3Dビデオ)が手軽に見られる

iPhone15 Pro(Pro Max)で3Dビデオが撮影できるようになりました。
見るためにはApple Vision ProやQuestシリーズのようなHMDやNubia pad 3Dなどの裸眼立体視ディスプレイなどが必要になりますが、
私のように富士フィルムの3Dカメラ『FinePix REAL 3D W3』を今も大切に使うような『立体で撮りたい/見たい』欲求がある人間には「待ってました!」という気持ちです。

FinePix REAL 3D W3

グラス/ゴーグル型デバイスが普及する心の準備はできていると思う理由

すでに個人の部屋(スマホ)を持ち歩く時代になっている

電車内の人々(私含む)の様子も変わりました。誰もがスマホを見つめて意識の殆どがスマホの中にいます。自分がスマホに集中していれば他者からは見えていない(ことになる)という雰囲気すら感じるときがあります。
まるで自分の部屋にいるような気持ち。

スマホのカメラを使って撮影者になる時。災害時やトラブルが発生した時「すぐに逃げた方が良い」という判断が消えたり、撮影禁止のものを無意識で撮影してしまって「撮っている私がどう見られているか」という気持ちが消えてしまう人がいます。(そうなってしまう状況とでも言いましょうか)『自分の部屋』の中にいる状態です。
すでに今の日本社会には、お互いに『誰からも見えていない状態』を維持する暗黙の約束ができつつあります。(現代を表す風景として興味深いなと思います)

普及する時はあっという間

『便利になれば』『使いやすさがアップすれば』人はすぐに使うし見る見るうちに普及しますよね、
なのでスマホからメガネ型デバイスになる時代も全然あり得えます。
Appleの言う『空間コンピュータ』でメガネのように軽くてそれだけで完結する(スマホに繋がない)デバイス。
以前、Nreal Light(現 XREAL Light)を体験した時にそんな未来が簡単にイメージできました。風景としての違和感なんてあっという間に消えてしまいます。

【雑談】電車内の風景

その昔、電車内で「ご飯を食べる」とか「化粧をする」とかが話題にされたことがありました。あれは時間的な忙しさなどの理由から「そうせざるを得ない」ということで他人から見えていても気にしてられない状態だったように思います。

スマホが普及し始めた頃に「今日電車で3人もスマホ使ってたよ」とわざわざ会話のネタにしていたことを記憶しています。電車内で週刊漫画雑誌や新聞を読む人がいた頃の記憶です。

Apple Vision Proの日本発売が待ち遠しい

XRでの映像を作る仕事をしている者としては、あれもできる!これもできる!と小躍りしています。やるべきことをやって『その時』のために準備をしています。
あとは、私のようにホームシアターを持てない人にとって日常的に映画などを観るベストデバイスであることを願います。(物理的に複数のスピーカーを設置して音を体験するのとは違うことは仕方がないこととしつつ)

本当に普及するのは約10〜20万円でiPhoneと同じくらいの価格になった時

この初代Apple Vision Proを通じていろいろなアプリやサービスが生まれるでしょう。そして来たるべき『普及版 Apple Vision XX』でみんながそれを使うようになりスマホ時代から次の時代にヌルっと変化していく。
私はエンタメ系なのでこれまでもSNSなどで楽しんでくださった人の反応を見てきたので、そういうものも参考にして企画を考えていきます。

私は「企画」や「その企画で誰が喜んだのか」に興味関心があります。
デバイスに込められて技術や思いには驚いたり理解はしますが、どうしてもそれを使って何をするのか何をしたのかが知りたくなってしまいます。

『Apple Vision Proは誰の何を豊かに楽にするのか』

ではまた

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