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「vPro友の会」は、IT部門が活躍する手助けとなるべく、インテル®vPro®プラットフォームの基本から高度な機能や設定、セキュリティまで、幅広いトピックを元インテルのエンジニアの知見を活かし発信していきます。情シス担当者の情報交換や学びの場としてお役に立てることを願っています。

マガジン

  • 情シスのタマちゃん

    マイナビニュースTECH+で連載中の「ふわふわ 情シスのタマちゃん」のスピンオフ作品、「情シスのタマちゃん supported by インテル® vPro® プラットフォーム」が登場。情シスエピソードを4コマ漫画でお届けします。

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    vPro友の会 管理人よりインテル®vPro®プラットフォームに関するメディア掲載情報や、お知らせを発信していきます。

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最近の記事

インテル® EMAでクライアントPCの管理を行う(Admin Control Mode編2)

 前回、市販の証明書を利用してクライアントPCのAMTをAdmin Control Modeにプロビジョニングする手順を紹介しました。ただ、必ずしも証明書が購入出来るとは限りません。購入にあたっては証明書ベンダーからのドメイン名の実在性認証などが必要になりますが、実際に使用中のドメインサフィックスが.localなど企業のドメイン名とは関係無い名称を使ってしまっていたり、そう多くない台数のために年間数万円の証明書を購入するのは費用対効果的には疑問があるという場合もあるはずです。

  • Windows11アップデート

    連載「ふわふわ 情シスのタマちゃん」のスピンオフ作品、「情シスのタマちゃん supported by インテル® vPro® プラットフォーム」が登場。読者会員から集めた情シスエピソードを4コマ漫画でお届けします。 インテル® vPro® プラットフォームとは インテル® vPro® プラットフォーム(以下vPro®)とは、2006年にインテルが発表した、ビジネスに最適な性能と機能を兼ね備えるPCを指すブランド名のひとつだ。このvPro®というブランドは、世界には数えきれ

    • インテル® EMAでクライアントPCの管理を行う(Admin Control Mode編)

      前回、クライアントPCをEMAの管理下に置いてリモートの操作を行いましたが、クライアントPCのAMTは一部制限のあるClient Control Modeとしてプロビジョニングされていました。特に画面の操作にあたっては利用ユーザーからの同意の操作が必要で、ヘルプデスクのような業務であれば問題無いのですが、リモートワークでオフィスの自席のPCを遠隔から操作したい場合など無人での運用を行う場合は同意操作を必要としないAdmin Contol Modeとしてプロビジョニングを行う必

      • インテル® EMAでクライアントPCの管理を行う(クライアントPC接続編)

        年末年始や大人の事情などもあって前回から期間が空いてしまいましたが、今回はいよいよ構築したEMAサーバーにクライアントPCを接続します。 準備 クライアントPCをADに参加させておき、前回EMAサーバーからダウンロードしたendpoint agent (EMAAgent.exe) とagent policy file (EMAAgent.msh) を各クライアントPCの適当なフォルダーに配布します。資産管理ツールで配布しても良いですし、USBメモリーにコピーして手動で展開

      インテル® EMAでクライアントPCの管理を行う(Admin Control Mode編2)

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      記事

        インテル® EMAでクライアントPCの管理を行う(設定編)

        前回に引き続きEMA関連について書いていきます。前回はEMAサーバーの構築までを行いましたが今回はクライアントPCを管理するための設定を行っていきます。以下のような順番で行います。 TenantならびにTenant Administratorアカウントを作成 Endpoint Groupを作成し、クライアントPCにインストールするエージェント用のポリシーファイルを生成する Intel® AMT Profileを作成し、Endpoint Groupに紐付ける Tena

        インテル® EMAでクライアントPCの管理を行う(設定編)

        インテル® EMAでクライアントPCの管理を行う(構築編)

        今回からはしばらくの間インテル® Endpoint Management Assistant (EMA)を使ったクライアントPCの管理について書いていこうと思います。EMAはサーバーアプリケーションなので今回はまず構築についてカバーします。 下準備サーバー2台とクライアントPCから成る下記のような「箱庭環境」を用意しました。サーバー2とクライアントPCは全て予めADに参加させておきます。 サーバー2の方にEMAを構築する訳ですが、EMAのダウンロードページにあるリリースノ

        インテル® EMAでクライアントPCの管理を行う(構築編)

        インテル® vPro® プラットフォーム向けにインテル社から現在一般提供されているツールについて

        今回はインテルからvPro用に正式提供されている(とはいえ全てAMT用ですが)ツールについて紹介しようと思います。全て一般向けに公開されているサイト等から入手可能なので、誰でも入手可能です。 なお、それぞれのバージョンについては執筆時点(2023/11/21)の物を記載しています。 Intel® Endpoint Management Assistant (Intel® EMA)現在提供されている唯一の管理コンソールです。Windowsサーバー向けのサーバーアプリケーション

        インテル® vPro® プラットフォーム向けにインテル社から現在一般提供されているツールについて

        インテル® AMTのHost-based setup and configuration

        今回は別のプロビジョニング方法として、MEBxへのアクセスを必要としないHost-based setup and configurationを行います。Host-based setup and configurationについては以前の記事を参照して下さい。 Host-based setup and configurationではローカルのアプリケーションで自分自身のプロビジョニングを行いますが、今回もまたSDK内のサンプルプログラムを使用します。 インテル® EMAを使用

        インテル® AMTのHost-based setup and configuration

      • 「#無情シスオブザイヤー2023」募集スタート!

        集え、悩みを抱える情シスさんたち!! はじめまして!vPro友の会の管理人です! インテル®vPro®プラットフォームに関するメディア掲載情報や、お知らせを発信していきます。よろしくお願いします。システムに関する詳しいお話しはこちらをチェックしてくださいね。 早速、お知らせです! 「#無情シスオブザイヤー2023」の開幕。 昨年、ギズモードで初開催し大反響だったこの企画。今年は「vPro友の会」とのコラボにより応募方法がパワーアップして帰ってきました! IT・情シス担当

        「#無情シスオブザイヤー2023」募集スタート!

        インテル® AMTのManual Setup and Configuration (後編)

        後編の今回は「アン」プロビジョニング(設定の初期化)を行います。PCの入れ替えなどでプロビジョニング済のPCをリース返却や売却、廃棄を行う際に設定情報をクリアさせるために行います。 また、後からインテル® EMAを構築してそちらでPCの管理を行う場合、今回のManual Setup and Configurationでプロビジョニングを行ったPCもこの作業を行って設定を初期化する必要があります。 アンプロビジョニングの手順 手順は簡単です。UEFI Setup画面からME

        インテル® AMTのManual Setup and Configuration (後編)

        インテル® AMTのManual Setup and Configuration (中編)

        前回の続きです。AMTのManual Setup and ConfigurationではMEBxという拡張BIOS上で設定を行うのですが、アーキテクチャーが古く(登場以来ほとんど変わっていない)、必要最低限の設定項目しかありません。最近では有線LANを持たない薄型のPCも多く出ているにもかかわらず、相変わらずMEBxには有線LANの設定しか無いとか、無線LANの設定もごく一部しか用意されていないという困った事態になっています。 そこで今回はビルトインのMEBxやWebUIには

        インテル® AMTのManual Setup and Configuration (中編)

        インテル® AMTのManual Setup and Configuration (前編)

        今回はAMTのManual Setup and Configurationを実際にやってみて、その手順や注意点について説明していこうと思います。 この方法ではManagement Engine BIOS eXtensions (MEBx)という拡張BIOSの画面内で設定を行います(最近ではRAIDを構築する場合ぐらいしか拡張BIOSにアクセスするようなことは無くなりましたね)。 いきなりの注意点 まず最初の注意点ですが、拡張BIOSなので入力はUS配列のキーボードが想定さ

        インテル® AMTのManual Setup and Configuration (前編)

        インテル® AMTのプロビジョニングについて

        前回の最後で触れたように、インテル AMTはUEFI Setup上で有効にするだけでは使用できません。IPアドレス等のAMTを使う上で必要となる様々な設定を行ったりCSMEと有線/無線LANとを接続させたりして制御可能な状態にする「プロビジョニング(Provisioning)」という作業が必要になります。本来は「Setup and Configuration」という名称が付いていますが、今でもインテル社のマニュアルなどでも使用されていたり、そもそも長いのでここでは名称以外は一

        インテル® AMTのプロビジョニングについて

        vProの機能、どうすれば使えるの?

        前回、vProには色々な機能が実装されていると紹介しましたが、せっかくあっても使わなければ無いのと一緒でその恩恵に与る事ができません。 特にセキュリティ関連の機能はその多くが常に有効になっていますが、ユーザーにより使用・不使用を選択できるものもあります。いくつか例を挙げてみます。 常に有効になっている例 インテル® Boot Guard Technology アプリケーションやOSと連携しないので前回は紹介しませんでしたが、ブートブロックに対する保護機能です。ブートブロッ

        vProの機能、どうすれば使えるの?

        セキュリティやシステム管理関連の機能について

        セキュリティやシステム管理を「支援する」とは? インテル® vPro® プラットフォーム(以下vPro)にはセキュリティやシステム管理を「支援する」様々な機能が組み込まれています。この「支援する」とはどういう事でしょう? vProに組み込まれた機能は「インテル○○テクノロジー」と言う名称が付いている事が多いのですが、多くは単体では機能せずにUEFI(BIOS)ファームウェア 、OS、アプリケーションなどとの連携によって効果を発揮します。 決して「これがあればセキュリティソフ

        セキュリティやシステム管理関連の機能について

        現在のインテル® vPro® プラットフォームについて

         前回述べた通り、インテル® vPro® プラットフォーム (以下vPro) は登場以来15年以上が経過しています。その間にPCのアーキテクチャーそのものも変化し続けています。  上図は現行のPCのブロック図です。モバイルプラットフォームではCPUとチップセットが1チップになっています。vPro対応のPCではCPU,チップセット、LANコントローラー、無線LANモジュールはvPro対応である必要があります。  チップセットの中にIntel® CSME (Intel® Co

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