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〝カンファレンスの写真について〟カメラマンとして思うこと

「カンファレンスやイベントの写真、もうちょっと良くしたいなぁ . . . 」とお思いの方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか!?
相当な予算を用いて催されるイベントやカンファレンス。
掛けられる予算に限りはあるでしょうが、いろいろなメディアで観る写真の出来に、「プロカメラマンに頼めばいいのに、、」って思うんですけど. . . (^_^;

この記事を読んでくださっている方は、「なんかウチの写真良くないよなぁ、もっとキレイな写真にならないかなぁ」と思ってらっしゃるんじゃないでしょうか。カメラマンとして考える〝イベント・カンファレンスの良い写真〟になるポイントは、〝人肌の色味〟と〝登壇された人物とプロジェクターの見易さ〟です。

2つほど画像をアップさせていただきました。仕事で撮ったカットなので一部暈してあったり内容が分からない解像度にしております。(^_^;
※ ビズヒント( https://bizhint.jp/ )様 に、使用のご了承いただきました。

2つの画像とも、キヤノンのカメラ(2019.01時点で現行モデル、古くてボロではないの意。w)でホワイトバランスはオート、ストロボは使わずRAWデータ記録の撮影になります。画像それぞれ、写真調整のためアドビ社のライトルームで表示しています。上の段がデータを読み込んだ時のもの、下段がより見やすくする為に補正したもの。・・・をスクショしました。

※実際の納品させていただきweb記事などになる写真原稿は、ライトルームで現像した後にフォトショップで最適な原稿に仕上げます。

画像1

カンファレンスの模様を伝える写真として、重要になるポイントが幾つかあります。写真のような、登壇者とプロジェクターの画像どちらもが写し込むカットの場合、往々にして登壇者は暗く、赤鬼・青鬼もしくはゾンビの様な肌色。プロジェクターは白トビしてしまったり、人肌の色味を優先するとスクリーン全体が青カブリしてしまったり。ナカナカに悩ましいですねぇ。

画像2

カメラマンとして思うこと(要望)は、会場の照明さん(及び施設機材の管理担当)に、ボチボチ〝タングステン照明〟ヤメませんか!? と。w プロジェクターの光源とその他の照明機器の色温度が違う、ここが解決しないことには一枚の写真の中でチグハグな色味なママです。

そうすると、多くのカメラマンや写真担当のデザイナーさんがフォトショップで〝1枚1枚の細かな部分の手直しが必要〟ですが、色が揃うだけでその手間がかなりの程度軽減できますよね。

わたくし的に現在感じている問題点を箇条書きします。
①人物への照明とプロジェクター・ランプの色温度(ブルーやアンバー、ケルビンともいう)が違う、、
②また照度比(明るさの比)があり過ぎる、、
③人物に対して適切な照明がなされていないので顔などに変な影が出る。・・・というものです。

①は 先ほども述べましたが、一枚一枚直します。ただし、撮ったやつ全てではなく、ダメ抜きしたOKカットをサムネールとしてクライアント様に見ていただき、本番カットとして選んでいただいたモノを調整して納品する、というカタチにさせてもらってます。そうでなくて、すべてキッチリ調整したものを希望された場合は相応の時間・費用を頂戴しています。

②これはハイライト基準で白トビしないデータで撮影して、調整・レタッチで対応です。故にRAW撮影がマストです。速報打つのに早出し求められても大丈夫なよう、新しいノート・パソコン(MBP15)も調達しました(苦笑)。

③眼鏡をかけた方や長髪で前髪のボリュームあって、ダウンライト(天井・真上からの照明)でノン・ストロボだともぅアウトです。ケースバイケースですが、、余りに酷い場合は、ライト・スタンド+クリップオン・ストロボでスポット照射します。

とりあえず、常々感じている撮影や編集時の不満や鬱憤を晴らす(?)目的は達成できました。w なぐり書きの駄文にお付き合いくださいましてありがとうございました。m(_ _)m

お写真に関わることでお役に立てることがあるかもしれません。お気軽にお問い合わせくださいませ。

ありがとうございます。励みになります。m(_ _)m