エアドロッ!SUI調査。SUIに給付金案件はあるのか?
今日はSUIチェーンを調査していこうと思います。
過去の調査はzkSync→Base→Solana→opBNB→SUIという感じの順番でやってますね。
SUIはTVLが200Mもありながらプロトコル数24件とあまり多くないチェーンです。
またチェーンローンチ時に各PJがトークンセールを行っていたのも印象深く売りたい意思があるPJが多い気はします。
可能な限り自分でも確認しますが、
ラグやハッキングなどの事故がございます
くれぐれもご注意ください
この記事は仮想通貨コミュニティ、Crypto流星街によって運営されています。
SUIについて
ホームページ:https://sui.io/
X(元Twitter):https://twitter.com/SuiNetwork
チェーン:Sui
承認形式:Delegated Proof of Stake(DPOS)
開発会社:Mysten Labs
トークンの有無:$SUI
総枚数:100億枚
特に処理速度に特化したMove言語で書かれたLayer1チェーンです。
Move言語は当初Facebook(META)で作られていたLibra(DIEM)のための言語でした。
AptosもMove言語です。
他のチェーンにはない有向非巡回グラフ (DAG)を取り入れ
AptosやSolanaよりも安価に、早さを実現しています。
技術的に革新的な要素を持ったチェーンと言えそうです。
TGEの前は主にゲームで活躍するのでは?と言われていましたがゲームはどこへいったのか…
資金調達、パートナーについて
a16zにCoinbase、FTXにBinanceLabs、日本の電通まで!
最強クラスのラインナップかと思います。
$2B(約3000億円)の評価で$336Mの調達をしています
調達額が大きくお金持ちのチェーンですね。
SUI内のプロトコルでトークン未発行の物
2位 ScallopLend TVL$36.02M 遅いかも
ホームページ:https://www.scallop.io/
X(元Twitter):https://twitter.com/Scallop_io
サービスの形態:レンディング
トークンの有無:未発行($SCA)
SUI最大のレンディングサービスです。
レンディングでありながらsCoin(利息が付くコイン)を発行して流動性を持たせる点は面白いです。
すでにトケノミクスができているのと
Solana時代のNFTの保有者のアドレスを集めるなど仕上げにかかっている感じがあります。
元々SolanaでゲームとDefiを組み合わせたPJをやろうとしており
FTXの事件でSolanaに見切りをつけてSUIに移動したようです。
エアドロップが明言されていないものの過去の方(アーリーサポーター)へのアドレス収集がある…
となるとなんらかのエアドロップはあるかもしれませんね。
フォームを近日中にクローズすると言っており仮にTGEがあるならばそんなに遠くないと考え、遅いのでは?と思っております。
1/2 追記
エアドロPhase1ページが公開されています。
ご確認はこちら
https://airdrop.scallop.io/
3位 DeepBook TVL$29.89M
ホームページ:https://sui-deepbook.com/
X(元Twitter):https://twitter.com/DeepBookonSui
サービスの形態:オーダーブック
トークンの有無:未発行
SUIチェーン上で各DEXにオーダーブックでの流動性を提供しているようです。Elixirと似てますね(KudasaiさんのAMA記事)
7月末にスタートしていてSUIの中でも肝入りPJです。
現在流動性は解放されていませんが、
利用の実績ということであれば、各取引所の利用
将来流動性が解放されることがあれば流動性の投入という感じではないでしょうか。
SUIの中核になりそうなのでもしも将来解放されるなら触りたいなあと思いました。
4位 NaviProtocol TVL$24.35M 遅いかも
ホームページ:https://www.naviprotocol.io/
X(元Twitter):https://twitter.com/navi_protocol
サービスの形態:レンディング
トークンの有無:未発行
SUI2番手のレンディングサービス、LSTトークンの発行はない
オーソドックスなレンディングサービスだと思います。
ロードマップ上だとQ4にはTGEのつもりのようだったので遅れていそうです。
エアドロについては特に明言はありません。
TGEが近そうな点から遅そうとしております。
5位 Aftermath Finance TVL$23.67M
ホームページ:https://aftermath.finance/
X(元Twitter):https://twitter.com/AftermathFi
サービスの形態:LSD
トークンの有無:未発行
10月にメインネットにローンチしたSUI最大手のLSD(liquid Staking Derivatives)です。
SUIをバリデーターに預ける際にAftermath経由で預けることで
afSUIを獲得できます。
afSUIを預けられる場所はまだあまりなさそうですが
AftermathにSUI=afSUIの流動性はあり、仮に入れるとAPR40%つくようです。
Discord内ではTokenについてはまだ予定していないとの発表はありましたが
あわよくば期待したい類のプロトコルですね。
CosmosとかDPOS形式のチェーンでのLSDはバリデータが発行するか中間地点(Aftermath)が発行するかが必要になるんじゃないかと思います。
中間地点が発行すると中間地点が攻撃を受けると他にも波及しやすくなるので攻撃されるポイントが増えることは問題があるようには思います。
攻撃されやすくリスキーだなと感じます。
監査はottersec、Solanaでもよくみたところですね。5月にやっているようです。結果のページがリンク切れしている何とも言えない感じですが
資金調達の話は見つかりませんでした、少額の支援は受けているといった感じのようです。
afSUIにしちゃうと償還時の手数料が高そうなので、今できることは流動性提供ぐらいでしょうか。
LSDもDefiレゴの中では重要なファクターとなるのでSUI最大手は期待したいです。
6位 kriyaDEX TVL$17.62M 流動性プログラム中
ホームページ:https://www.kriya.finance/
X(元Twitter):https://twitter.com/KriyaDEX
サービスの形態:デリバティブ
トークンの有無:$KRIYA
現在ポイントシステムで発行イベント中です。
1億枚のうちの1%、100万枚が配布予定
ICOで1億7000万枚販売予定プライベートでも販売済。
2月にTGE予定なので短期の運用先としてはありかもしれません。
このトークンを用いて流動性を確保する予定のようなので一般的な利回り5-20%程度のパフォーマンスに落ち着きそうな気はします。
開発元のEFFICACYLABSはいくつかprojectやっているようです。
SUIが余ってる人向けかな
9位 Haedal Protocol TVL$4.8M
ホームページ:https://haedal.xyz/
X(元Twitter):https://twitter.com/HaedalProtocol
サービスの形態:LSD
トークンの有無:無
アイコンが可愛いProtocol。
Aftermathと同様にバリデータとユーザーの中間地点に立って
LST$haSUIの発行をしています。
特徴はHaedal側がバリデータへの投入を分散して運用してくれるそうです。同じように中間地点のリスクがあります。
Aftermathと違い、Scallop、Naviですでに利用可能です。
生のSUIを運用していてリスクをとれる方にとっては選択肢になるかもしれません。
10位 Volo TVL$3.75M
ホームページ:https://www.volo.fi/
X(元Twitter):https://twitter.com/volo_sui
サービスの形態:LSD
トークンの有無:無
こちらもLSDですね。LSTトークン$vSUIを発行しています。
どこで運用するかは書いていないのですが
ガバナンストークンについても明言されており
いつかエアドロップはある可能性があります。
LSDはユーザーに利回りを提供しつつそこから手数料を引くというビジネスなので薄利多売になります。現時点で3Mだと時間がかかるだろうなと思います。
vSUIも同じようにScallopやNaviで運用が可能です
もしも生のSUIでレンディングに出しているならば選択肢にしても良さそうです。
11位 Bluefin TVL$3.52M 早期リリースプログラム3月迄
ホームページ:https://bluefin.io/
X(元Twitter):https://twitter.com/bluefinapp
サービスの形態:オーダーブック型デリバティブ
トークンの有無:無
SUIとArbitrumで提供されているデリバティブ。
TPSを売りにしていてDEXの他のデリバティブに対して強みになるかもしれません。
調達額は不明ですがPolychainからの資金調達に成功しています。
レバレッジは最大20倍
手数料もかなり現実的な金額でした
現在早期リリースプログラムを行っています。
まだ使ったことがなかったので使用感書いてみようと思います!
もう3ヶ月経過しており、仮にTGEを迎えたタイミングで
SUIのトークンがどこまで上がるか?というと難しいのですが
SUI自体どこかでヒートアップする可能性はあると思ってるので
いまデリバティブを遊んでいるのであればBluefinも選択肢にして手数料を消費してもいいと思います。
現実的な手数料が素晴らしい。
13位 Bucket Protocol TVL$2.73M
ホームページ:https://bucketprotocol.io/
X(元Twitter):https://twitter.com/bucket_protocol
サービスの形態:アルゴリズムステーブルコイン
トークンの有無:無
110%の過剰担保で$1にペグされた$BUCKの発行を目指すプロトコル。
afSUI含め各LSTSUIも担保にすることができます。
監査やパートナー、ロードマップとちゃんとやってるようですが規模が小さいのでスルーで良いかな。
$BUCKが使われていないこととSUIがボラがあるので使いづらそうに思いました。
14位 OmniBTC TVL$2.54M
ホームページ:https://www.omnibtc.finance/
X(元Twitter):https://twitter.com/OmniBTC
サービスの形態:クロスチェーンレンディング
トークンの有無:無
チェーンをまたいで資産運用ができることが強みのレンディングプラットフォーム
Moveを統合してるのは珍しいのではないでしょうか。
トークンの予定もあるようですが規模があまり大きくないのでもう少し様子見でいいかなと思いました。パスNFT等も発行しているようです。
バッカーがわからなかった。
SUI調査のまとめ
SUIは革新的な要素を持つ高速チェーンです。
後々どこかで評価されて火がつく可能性があると思います。
一方でまだTVLが少ないので、LSDももう少し育たないとトークンを発行してとはならなそうではあります。
現状はSUIFoundationが自腹を切ってSUIを配ってDefiを盛り上げているぐらいの状態です。
コミュニティや開発者が育って、TVLが増えて、信任されてと全体的に時間がかかりそうに思います。
CetusとかTurbosとかチェーン開始と同時にトークンリリース、
IDOしていきなり割れちゃったなんてこともあり
IDOして資金調達をしたい人が多いのにチェーンが思ったほど盛り上がらなかったなんて経緯もあります
(SUIにはコミュニティがないなんて揶揄されてました)
そういった状態ですので、この先にエアドロップの文化が定着するかも未知数ですね。
自分は余ってるSUIがあればAftermathにいれておいてafSUIが対応してくれたらScallop、Naviに移すが良さそうかなと思いました。
TVLが増えるとすればLSDとDefiだろうと思います、DefiはCetusがかなり強いので次はLSDの分野かなと。
将来解放されるならばDeepBookへの流動性提供。
未来でSUIチェーンの爆発に期待してBlufinでトランザクション増やしておいてウォレットを育てておくのも良さそうです。
書いた人:ネオエクスデス瀕死(@viwashi_)
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