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【祝!アワード受賞】ものづくりに懸けた石野水産のお客様への想い

2024年1月17日(水)に株式会社ビビッドガーデンは「2023食べチョクアワード」を開催いたします。

本日は、石野水産の石野さんに食べチョクを使い始めたきっかけや、食べチョクを通じてのこれまでとの変化についてたくさんお話しいただきました。
 


食べチョクへの出品のきっかけ

--石野水産さんは2019年からと長く食べチョクお使いいただいていますよね。何かきっかけはあったんでしょうか?
石野水産 石野さん:
利用してみるきっかけとなったのは、秋元さんが出演した 7RULESです。
その前からECなどを活用した販売手法を模索はしていて、周りから食べチョクっていうものもあることはなんとなく聞いていました。そんな時に、テレビをみていると秋元さんがテレビに出ていたんです。

秋元さんは、食べチョクを通じていろんなことをやっていて、すごくストイックだなと思ったし、それが辛くなさそうだったんですよね。
その秋元さんの姿勢と、食べチョクのサービスとしての姿勢は似てるんじゃないかなと思ったことが食べチョクを使ってみようかなと思ったきっかけでした。

その後も、食べチョクでの出品や登録は数ヶ月動いてないはず。 生産者自身は、活用するツールについては意外とシビアな視点を持っていて、最初は半信半疑です。

食べチョクで本当に売れるのか、どのくらい力を注いだらいいのか。

生産者がお客様に対して、良質なサービスを続けていくには、いろんなツールを手広く使うのは難しく、自分たちに合ったところを選択して、そこをどんどん伸ばしていきたいというのが本音でした。

最終的な販売のきっかけは、ちょうど食べチョクから1本電話があって、直接お話しができて、それで1個出品してみたのが始まりです。

昭和5年から続くちりめんは凝縮されてた旨みがある

商品開発に活用したのはお客様の声。

石野水産 石野さん:
私たちの販売先は食べチョクだけを使っているわけではなく、卸販売や、大手スーパーさんや生協さんなど他の実店舗での販路と併せて、食べチョクを活用しています。

販路を探していた時に考えていたことは「リスク分散」。
食べチョクさんの、売り上げ自体は金額の割合として大きくないですが、ちょっとした部分から得られるお客様の声があることが利用するメリットでした。

食べチョクさんで出品してから3-4年になりますが、広島県内の最大手スーパーさんで全店展開できるほどになりました。
何より自社の強みが、食べチョク内の投稿で改めて明確になり、店舗への提案がより魅力を伝えられるようになったと思います。

大手スーパーさん、バイヤーさんとのやり取りだけでは商品開発や商品作り・売り場展開など、お客さんへの提案はできなかったと思います。

商品へ同梱するチラシにはお手紙も。

--どんなことを商品開発などに反映されているんですか?
石野水産 石野さん:
本当にちょっとしたことです。
商品パッケージに、商品の強みを3つ書きました。

石野水産のちりめんに秘めた3つの強み

例えば、「無添加」とそのまま書くと表記法に引っかかりますよね。表記ひとつについても保健所を通して確認して、しっかり評価を取る動きをしています。そこまでやっているのは、やっぱり食べチョクが最初から審査が厳しかったからじゃないかな。

最近だと、インボイス対応についても食べチョクはこれも初期から動きましたよね。やっぱり食べチョクはすぐ動くんだなと私たちも安心して取引ができます。

お客様と繋がっている安心感

石野水産 石野さん:
食べチョクを始める1年前、広島は豪雨災害の年だったんですよ。
 2018年、石野水産はだんだん認知度が上がって、売上も徐々に増えてきました。そんな中で豪雨災害に遭い、全ての出荷停止。漁にも出られない。電気も来ない。

壊滅的な状況になったとき、お声がけいただいたのは個人の飲食店さんや個人のお客様でした。 
人と人がつながれる、「産直ECが伸ばしどころなのかもしれない」と改めて思い直したことも食べチョクを使い始めた理由のひとつです。

--そうだったんですね。災害があると販売や心身にも影響が出てしまいますよね。

実際、豪雨災害後はちょっとしたことで輸送が止まってしまったり、フラッシュバックもあり大変な状況の中、「もうやーめたっ」ていう気持ちにもなるんです。

2021年、書き入れ時のお盆に警報が出ました。
用意していた商品は全然動かず、当初clubhouseで不安を吐露すると秋元さんに「災害で直接被害がなくても、困っているならそれを声にしていいんですよ」と言われました。

こういう優しさ・気遣いが食べチョクだなと。

私も、お客様が試しに購入しやすいようにポスト便サイズで注文ができるようにし、結果的に多くの方にちりめん煎餅を手に取っていただくきっかけになりました。

そういう中でも産直ECというお客様との繋がり方があって、こちらの状況をちゃんと伝えればちゃんと伝わるということが食べチョクに出会ってわかりました。

色々厳しい状況はあると思うんです。

状況がどんなに変わる中でも、自分たちが商品を届けることができる手段があるってすごい大事だなと。「商品をお届けできる」というのは、「人と繋がれている」ということ。
これができるだけで安心感があります。商品を届けないと、お客さんからの美味しかったよの声も届いてこないので。

商品写真はリアルなサイズ感が伝わるように工夫

何よりもものづくりが大事

--食べチョクがサービスとして石野水産さんに役に立っていること、貢献していることはありますか
石野水産 石野さん:
やっぱり私達がすべきことはものづくり。
「他にはないもの」「取り寄せる価値があるもの」を作るのはとても手間がかかります。

もちろんお客様に喜んでいただくために、いろいろやりたいことはあるんですけど、何よりものづくりが第一。お客様が喜んでくれることってこれだと思います。

まず最初に、早く届く、
ちゃんとしたものが早く届く、
ちゃんと生産者から届いたような形で届く。

 食べチョクはそれが楽にできて、ものづくりにこだわることができるのですごく便利です。

お客様から届くお得意様メッセージ


--お客様とはどんな関係性を築いていらっしゃいますか?
石野水産 石野さん:
お客様にお願いするということは悪ではないと考えています。
お客様からの推薦文のおかげで、この一年すごく伸びました。
「推薦文を書いてください」というお願いにはお客様も喜んでくださいます。あえてお客様に甘えるスタンスは、 多分食べチョクで一番学んだことかな。

生産者って結構孤独なんです。 でも我慢しなくていいんです。

例えば困っている状況だったら、もうこういう状況だから困ってるんだっていうのを言っていいんだよって思っています。
生産者ってみんな我慢しちゃうんですよね。でもすごく不安になる時もあるので、そういうときは、困ってますと伝えるようになりました。

「美味しかったよ、またお願いね」っていう一言があるだけで、不安だった気持ちが和らいで、もうちょっと美味しいものを届けよう、また違うところで還元しようって気持ちになるんです。  

生産者と消費者があるべきサイクルで繋がることができ、その中でお客様の希望に沿った発送などのカスタマイズがやりやすいのも食べチョクならではです。
目指しているのは、お互いWin-Winな関係性です。「石野さんのものだから買ってみよう」「いい出会いになった」となっていただきたい。 

--日頃、購入されているお客様にメッセージをお願いします
石野水産 石野さん:
今後もいろいろ教えてください。
何が欲しいですとか、石野さんいつも何食べてるんですかとか、そういうところからお客様からヒントをいただいています。  
それは商品の話でなくてもいいんです。
ちょっとずつ成長し、皆さんのご期待にそえるようにと思います。

--最後に、第一次産業に関わられている皆さんに向けてのメッセージやアドバイスを
石野水産 石野さん:
去年のアワードの受賞のとき、受賞されたふく成さんが冷凍庫の前で写真撮られてましたよね。あの冷凍庫があまりに良すぎて買いました。
自分と関係ないじゃなくて、みなさんのところにヒントがあるんです。ふく成さんを見て買った冷凍庫で生しらすを凍らせています。

食べチョクアワードで上位にランクインする生産者さんのお客様投稿や、推薦文などをじっくり読んでみるもいいかもしれません。

多くの人たちが「これはいい!」と認めるような生産者さんが日々何をしているのか、っていうところにヒントがあるんじゃないかな。それが今回のアワードのテーマでもある「ともに創る」だと思ってます。 

食べチョクを活用する中で目にするような、他の生産者さんがやってる良いことは真似ればいいんです。
誰かと一緒に何かを作ろうとしなくていいから、いつもアンテナを張っていると良い学びって得られるんです。

だから、最初から頑張りましょうじゃなくて、先に始めている方々の良い取り組みを真似ちゃえばいいんじゃないですか。
そのくらいの低いハードルで始めても良いかなと思います!


改めて、貴重なお話しをありがとうございました!
最後に「薄羽さんのTシャツってなんでピンクなんだろう。聞いてみたい。」とお話しされていた石野さん。

日々、お客様のお声や、周りの生産者さんの良いところや新しい取り組みにアンテナを高く張って、チャレンジされているんだろうご様子に弊社も負けていられないなと感じたインタビューとなりました。

石野水産さんの商品はこちら!

   


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