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友人の出店祝いで料理の鉄人、坂井宏行シェフのラ・ロシェルへ 2

奥さんのAちゃんは、変わった職歴の持ち主である。そして仕事ができる。

ツアーコンダクター兼ツアーガイドをやっていたことがありすでに84ヵ国に訪れたことがあるそうだ。

お客様は皆、富裕層だから、それはそれはいろんなリクエストに答えてきたみたい。先日も私の師が仕事仲間を連れて沖縄のハレクラニに総勢50、60名で参加したそうだが、総額700万くらいする料金をほとんど半額にしたんだとか?!

どんな技を使ったんだ、Aちゃん!

Aちゃんとは昨年、一緒にアフリカのケニアにも行き素晴らしいアテンドをしてくれた。彼女がいてくれたから安心して旅が楽しめた。

そいうえば、アフリカに行くことになったのは、私の師の一言だったな。

『かばを見たいからアフリカに行こう!!』


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いつもながらだが発想がぶっ飛んでいる。動物園じゃダメなのか?

かばは、よくのんびりキャラとか可愛いキャラで親しまれているが、実際はその真逆で動物界で最強、いや最恐の生物なのはご存知ですか?


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水陸両用、陸では時速50キロで走り、噛む力は1トンを超え、毎年1000人以上の人間がかばに殺されてて百獣の王ライオンなんか、かば相手だと全く歯が立たない。その生のかばを見たいのだと。確かにそれでは野生の感覚を失った動物園のかばではあかんですね。

 A ちゃんはその要望通り、ケニアのマサイマラ国立保護地区にある、かばやワニが生息するマラ川を見渡せるホテルを取ってくれた。ちなみにこの国立公園、大阪府とほぼ同じ大きさだ。

毎日、かばの鳴き声が目覚まし時計。その鳴き声といったら、200人のいびきを一斉に聞いてる感じ。それに加えハイエナもしょっちゅう鳴いている。その鳴き声は、まさに男のパーリーピーポー。ずっと『フゥーぅ!』と鳴いている。

まだ真っ暗な明け方から200人のいびきとパーリーピーポー。感動は最初だけで、翌日からもう勘弁してくれってなってた。

無理難題なリクエストに応えてきたさすがのAちゃんも動物の鳴き声だけはどーにもならなかった。(当たり前)

アフリカの話はネタがたくさんあるのでまたの機会に!

そんな2人で二馬力どころか、十馬力にもなる夫婦が出店とは本当に嬉しい。やっと題名の話題に戻れそうだ。


つづく


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