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DICOMと臨床データ

医療のワークフローでは、臨床データのCRUDや通信という主要なタスクに直面することになります。CRUDとは、データの作成(Create)、読み出し(Read)、更新(Update)、削除(Delete)の頭文字を繋げた言葉です。

DICOMは、この作業を一貫して臨床的に正しい方法で実施することを支援するために設計されています。

データの解釈における曖昧さをなくすために、DICOMはデータの表現とエンコーディングのためのフォーマットを使用しています。

「フォーマット」「エンコーディング」、、、どこかの国の外国語、あるいは惑星DICOMからきた宇宙人が話す言葉にしか聞こえない?大丈夫、私もです(とりあえず、フォーマットは仕様のようなもの、エンコーディングは情報を利用できる状態に変更することと考えて、進めていきます)。

この言語は、人間の耳にはきれいに聞こえないかもしれませんが、多くのDICOMの会話を容易にするという目的には間違いなく役立っています。

1980年代半ばにDICOMが誕生して以来、医療業界やコンピュータ業界は星の数ほど変化してきましたが、この言語は今でも使われており、時折、語彙を更新しながら今後も使われ続けることでしょう。

DICOMの世界に飛び込む人間にとって、DICOM用語の基本を知ることは必要不可欠です。他の言語と同様に、DICOMの学習は、その辞書とその文法への導入から始まります。

本格的な内容に行く前に、少し、回り道をしてみたいと思います。
次の解説では、DICOMの歴史を振り返っていきます。


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