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神は細部に宿る God is in the details

おはようございます。

とても好きな言葉ですが、最近すがけんさんとランチしながら、Good loserについて考えるようになり、それにあわせてリクルート時代の尊敬するメンターがこの言葉が非常に好きだったので振り返ってみます。

はじめに

概説は

発祥については不明確で、一説にはフランスの作家ギュスターヴ・フローベールの言とされる。これを有名にしたのが、ドイツの建築家であるミース・ファン・デル・ローエとドイツ美術史家のアビー・ヴァールブルク、オーストリア系ユダヤ人であるイギリスのエルンスト・ゴンブリッチだとされている。

だそうです。

ジョブズのエピソード

さらには、ジョブズのエピソードとして以下のような話があります。

その日、カリフォルニア州パロアルトのスタンフォード・ショッピングセンターには私を含め多くの記者達が駆けつけた。スティーブ・ジョブズが2004年の膵臓がん手術後初めて公の場に姿を現し、70㎡という小さいAppleストア、「ミニAppleストア」のデザインを発表するからだ。店舗面積は、通常のAppleストアの約半分。真っ白なの天井が印象的で、天井の裏側からライトアップされている。PowerMac G5のような穴の空いたステンレススチールの壁面、そして、真っ白な床。ジョブズは、この床は、航空機整備場で同じ素材を使っていて、継ぎ目が全く無い、完璧な白なんだ」と自慢していた。
しかし、いよいよ巨大なカーテンを降ろし、新しい店舗を記者にお披露目しようという時間になり、スティーブ・ジョブズは、怒り心頭でミニAppleストアの公開をやめると言い出した。なぜか?紙の上では完璧に美しいはずだったストアデザインだが、実際の利用シーンには到底不向きだったからだ。ミニAppleストアの準備作業を進めている間に、ステンレス製の壁には、手のあとや指紋が沢山つき、床にも、何かを引きずった黒い痕が残っていた。
最終的に、ジョブズはしぶしぶながらカーテンを降ろすことに同意し、記者達の前に姿を現した。その床面を見た時、私は隣に立っていたジョブズに、「このデザインの全ての行程に関与していたのか」を尋ねた。「そうだ。」と彼は答えた。「このストアをデザインした人物は、きっと今まで自分で掃除したことがないんでしょう」と私は言った。
ジョブズは目を細め私を一瞥すると、そのまま店内へと入っていった。数ヶ月後Apple社幹部から聞いた話によると、ストアがオープンした土曜夜、ジョブズは全てのデザイナーをストアに呼び戻し、夜通しその白い床面の掃除をさせたそうだ。その後、Apple社はストアの床面を現在のタイルに交換した。

リクルートでのお話

引用だらけになりましたが、例えばリクルートでのお話。

当時リクルートではアポに行くときにはボードにどこどこに行く、と書く習慣がありました。例えば、RTB House Japan株式会社とか、そんな感じ。

ただ、僕のメンターはとても厳しく、僕が会社名を書いたら怒られてしまい、

「きみちゃん、必ず会社名書くときは”~様”ってつけるんや。」

と。・・・・へ????なんで????

となりました。

敬称としては株式会社で十分だし、提案資料でもないし。

なんでそんなこといちいちすんだよ、めんどくっさ。と思ったことがありました。

さらにお客さんに電話をかけて、失注の連絡をもらったあと。

相手が切電をしたのを聞いてから、思いっきりガチャ!!!!と受話器を置いたらまたしても怒られました・・・・

もはや意味がわからず抵抗をしていると、

「きみちゃん、神様は必ずみてるんやで。」

と教祖みたいなことを言い出しました。

それからしぶしぶそのメンターの言う通りにするようにしました。(純粋か)

丁寧に受話器を切ったり、ときには「ありがとうございました」と言いながら切ったり、お客さんの会社に入るときにはお辞儀をしたり、会社を出るときにはボードに~様とつけるようにしたり・・・

しかし、どうでしょう。

そこから提案が進んだり、受注が増えたりしていきました。

お客さんから口頭でなにか聞いたわけではないですが、きっとそういう態度は伝わるし、神様はみているんだろう、とそういう気になりました。

社内でイライラしたり、取引先とうまくいかなくて、どうしても当たってしまいそうなとき、

これって本当に戦う価値があるものか。ここで負けてもきっとどこかで返ってくる。

と思えるかどうかが、とても大事だな、と。そう思った6月でした。

みなさん、瞑想にいきましょう。

ちゃんちゃん。

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