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文化のバーチャルな蓄積: 日文研バーチャルミュージアムから

Virtualion CEO の五十里です。

この度、国際日本文化研究センターが主催する「アナログ×デジタル@日文研」という試みの中で、Virtualionを活用した展示を紹介していただけました!

ところで、「日文研」という研究機関をご存知でしょうか?研究所HPには「日本文化を国際的な視野で、学際的かつ総合的に研究していこうとする研究機関」と紹介されています(日文研HP 所長のご挨拶)。ある文化を「その文化圏の研究者自らが」他の様々な文化と相対的に位置づけ理解することは、文化の固有性・多様性の維持のために不可欠な営みだと私は思います。そのためには、海外からの多様な視点や、分野にとらわれない発想が交わされる場が必要なのです。

日文研エントランス @京都桂坂

さて、今年のはじめ、「日文研」で実施された研究プロジェクト 国際日本文化研究センター共同研究会「身体イメージの想像と展開―医療・美術・民間信仰の狭間で」(2018-2021年度;代表者:安井 眞奈美、ローレンス・マルソー) の成果お披露目のためのバーチャルミュージアムを作成させていただく機会がありました。Web展示はPCのみ対応ですが、以下からご覧になれます。

身体イメージの想像と展開―医療・美術・民間信仰の狭間で
https://bodyimage.virtualion.net/

元あるミュージアムを再現するのではなく、「バーチャルを先に作る」というミュージアム設計の方法を最初にトライしたのがこのプロジェクトでした。試作版バーチャル展示をもとに研究者の皆さまが議論され、その結果を反映した実物の展示が行われました。

大阪大学総合学術博物館での展示

そしてこの度、「アナログ×デジタル@日文研」という試みの中で、Virtualionを活用した展示を紹介していただけました!

文化の保存と継承はミュージアムの重要な役割です。今回のプロジェクトでは、「バーチャル」であっても、研究者の方々の多様な観点を取り入れた展示を作成し常時閲覧可能にすることで、「文化の保存と継承」に資することができる、と自信を持つことができました。

ではでは
~S

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