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何度でも、いっしょに探検する

つい先日、キャリアコンサルティング(キャリコン)でツバイシェンさんのお話を伺った。
ジョブチェンジの転機に立ち、どうすればよいか悩まれているのだ。

実は、遡れば3月にもツバイシェンさんのキャリコンを引き受けている。
その日の面談では、退職後の経済的な問題をざっとクリアしたうえで、ご自身の胸のうちにある真の思いに気づいていただくことができた。
ではあとは行動あるのみですねと結論し、面談は終了した。
そのときのツバイシェンさんの記事がこちらだ。

実にすっきりとされている。
よかった。
ホントによかった。

ところがしかし。

その後いったんそのすっきりを横に置き、退職に向け仕事をがんばるうち、上司からの引き留めで大きく揺らいでしまったそうだ。
現職を続けることで得られる安定と、退職しなければ中途半端になる夢。
そのどっちが大切か分からなくなってしまったのだとか。

もう一度気持ちを確認したい——
ツバイシェンさんからキャリコンの依頼が入った。
もちろん僕は喜んで引き受けた。

2度目のその面談でツバイシェンさんが何を感じ、どう決めたのかは僕が書くよりご本人のnoteが確かだ。

キャリコンはこうしろあぁしろと指示をする場ではない。
相談者の思いをいちばんに大切にする場だ。
かといって相談者の言葉を全面的に受け入れる場でもない。
相談者の思い込みを取り除き、理解不足を補う場。

つまり、ともに茂みに分け入って、その中にある宝物を見つけるような。
それがキャリコンといっていいだろう。
ツバイシェンさんは最初のキャリコンで見つけたその宝物が、しばらくしてまた茂みが生長したために、見えなくなってしまったということになる。
ならもう一度探そう。

自分で探せるならもちろんそれでいい。
でも実はそう簡単ではない。
問題は茂みの深さだけではないから。
時間とともに何を宝物と思うかも変わる可能性だってあるのだ。
前に見つけた宝物どこ?と最初の価値観にこだわると見誤ってしまう。

そんなとき、客観視の専門家であるキャリアコンサルタントなら、前に見つけた宝物にこだわることなく、またいちから宝物を探すお手伝いができる。
前回も探してもらったのに…と遠慮することはない。

ツバイシェンさんも、もしまた迷ったら…
何度でも、いっしょに探検する。

(2024/5/7記)

サポートなどいただけるとは思っていませんが、万一したくてたまらなくなった場合は遠慮なさらずぜひどうぞ!