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【ライブレポ】夢の方へ 舵を取れ! 【ALL SEASONS 大阪】

こんにちは、vionです。

今回はライブレポになりますが、前回投稿したのはENVELOPツアーの、最初も最初だったのでかなり期間が空いてしまいました。

リハビリしつつですが、今回も楽しんでいただけたら幸いです。

(4/21 14:13追記)
今回都合で、東京公演は参加できなかったのですが、私がレポを書くようになったきっかけといっても過言ではない方のやたろさんが東京公演のレポを上げておられるので、ぜひそちらもご覧になってください!

流石の描写力…!勉強させていただきました!!!

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今回もライブに参加する前に、毎回恒例のセットリストを予想してみることにしました。おそらく同じように予想された方なら共感してもらえるかと思いますが、このライブは想像以上にセットリストが組みづらかったです。

ライブのコンセプトがあまりにはっきりしている以上、アルバム外から選曲されるのか、最近の曲をするのかどうかなどに加え、49曲という膨大な曲数の中から大体3分の1ほどに絞らなければならないという事実が重くのしかかる。

誇張抜きで一週間、悩みに悩んだ末出した結論がこちら。


真面目に考えたとは思えないバランスの悪さよ

でもこの時は「けっこういいじゃん」とか思ってたんですよ!!!!
(終わってから振り返るとだいぶ恥ずかしい)


例えば『FREEDOM TRAIN』→『何故、旅をするのだろう』は「電車」繋がりで組んでいたり(『何故、…』は九州新幹線のタイアップ曲)。

『WHITE DAYS』は、事前にTEAM KOBUKUROで公開されていたリハーサル動画で触れられていた「今までにしたことがないこと」として、小渕パート、黒田パートを全て入れ替えるという予想でした。

これは、最近でも『Twilight』や『蕾』でも小渕さんの負担がかかるパートを黒田さんが代わりに歌うということが多かったので、いっそ逆にしてしまえば小渕さんメインの曲でも歌いやすいのではないか、という考えでした。

これほんと天才の発想だな(?)って思ってました、ライブに行くまではね。

などなど、検討に検討を重ね練り上げたこのセットリストでしたが、これからお話していく実際のセットリストは予想を大きく上回る、紛う事なき神セトリでした。

今回のレポを通して、ライブに参加されてない方は現地の様子を、参加され、今も余韻に浸っているであろう方は当時の空気感を少しでも感じていただければなと思っています。

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ということで、迎えた4月8日当日。朝から曇り空の大阪は午後になると、ぽつぽつと降り出し、ライブ間際には本降りの雨となりました。直前の週末に満開を迎えた桜もまだ咲き誇っていて、ライブを待ち望んでいた私たちの心を表しているかのようでした(激キモ比喩)。


いつものルーティンは、開演の15分前くらいにぬるっと滑り込み、できるだけ席で待つ時間を減らそうと努力するんですが、今回は小渕さんが前日に何やらサプライズの匂わせをしてくれたので、開演の40分前に入場することを目指して会場に向かいました。

だいたい17時30分ごろ、いつもの橋を渡って目に飛び込んできたのは人、人、人、傘、傘、傘の山。

他のイベントと重なってる?と思ってしまうほどの人だかり。

いつもなら会場の周りに沿って整列させている印象でしたが、この日は噴水やスターバックスの方まで入場の列が延々と伸びており、皆困惑しつつ並んでいる感じ。「大阪城公園駅に向かう人はいい迷惑だろうな…。」と思いつつ、入場をあきらめるわけにもいかないので並ぶことに。


結局17時50分過ぎにやっと入場すると、モニターには「WELCOME!」の文字とともに以下の文章が表示されていました。

This Track is a Special Blend of All 49 Songs Featured in " ALL SEASONS"

BGMもいつもの洋楽ではなく、「ALL SEASONS BEST」をエンジニアの採用さんがメドレー形式でMIXされており、ちょうど開演時間までに一周するように作られていました。そして後々MCで触れられましたが、これがサプライズかつ「25年で初めてすること」とのこと(あらかじめこれって言ってくれてら行かなかったかも)。

開演の5分前くらいにメドレーが終了し、直前のアナウンス。いつもならここから約10分ほど待機して…って感じですが、今回は18:30過ぎにはENVELOP 振替公演でもあった能登半島地震の支援のメッセージが表示され、そのままスタート。

事前の告知(?)もあったおかげで、入場がスムーズにいったんですかね…?

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ほぼ定刻通りに暗転する会場。トラックがリズムを刻み始めると、ステージの背面にはクォーターセンチュリーのロゴマークが点灯。メンバーも間もなく登場し、会場の温度が2、3度ほど上がったのを肌で感じつつ始まったのは、我らがツインギターがメインの演奏がスタート。

少しばかりのセッションを経て、いよいよ会員限定ライブ "ALL SEASONS"の開幕です!


M1. memory

高らかなタイトルコールとともに、1曲目は夏を彩る楽曲『memory』から。インディーズ時代からのライブ定番曲でありながら、フルでの披露は約7年ぶり。

ほとんどのライブでは後半の盛り上がりブロックで披露されており、オープニングを飾るというのは初めてじゃないでしょうか。前半での披露に限定しても、東京CIRCUITくらいしか前例がなかった気がします。

最近のライブは緩やかにスタートし、徐々に盛り上がっていくパターンが多かったので、いきなりガンガンに飛ばしていくというのも少し新鮮に感じました。

ジャンプ、ジャンプと飛び回り、最高潮の盛り上がりを見せる曲が終わるとこんなMCが。


"ALL SEASONSへようこそ! 1曲目は僕等がメジャーデビューする前に作った夏の歌『memory』からお届けしました。夏の次の季節はこの季節。この歌をお届けします。最後まで楽しんでいってねー!"


M2. 2人


そんな軽い挨拶から始まったのは、こちらもインディーズ時代に制作された楽曲『2人』。

前回披露は2019年のATBツアー 上海公演2日目ということで、そこまで期間が空いたわけではないんですが、特筆したいのはこれがバンドバージョンだということ。バンドでの披露は2006年のファンフェスタ以来18年ぶりとなります。

ONE TIMES ONEツアー、ATBツアーでも聴いたことはありますが、その時はインディーズ仕様でCメロが存在するバージョンだったので、それに慣れてしまうと逆に今回のメジャーバージョンに違和感を感じるように。

この曲は紛れもないラブソングなんですが、サビの歌詞だけ切り取ってみると、コブクロの2人のことを歌っているように錯覚する瞬間があるんですよね。

このままずっと時の波にさらわれず ともに歩こう
よりそいずっと肩をならべ このまま ずっとずっとずっと

13年前のあの時に立ち止まることを決めてなければ、今日の日を迎えることは無かったかもしれないこと。結成から25年を超えてもなお、歌い続けてくれていること。そしていつも新鮮な感動を与えてくれること。感謝しかないなぁと思いを膨らませた1曲でした。

こんな感じでぷわぷわ考えていたら、小渕さんが「ah…」って歌っているところに早まった黒田さんが「ずっ…」って被せたので一気に現実に引き戻されました(笑ったけど)。


さて、ここまで2曲が続きましたが、察しのいい方はこの時点でこの後の展開も予想がついたかもしれません。

M3. 赤い糸

ということで冬から大名曲の『赤い糸』。

『桜』、『日本列島観察日記』に次いでコブクロ3番目の楽曲として制作されたわけですが、セットリストでも3曲目に位置しているのは不思議な偶然なのか、意図なのか。

ENVELOPツアーでは、『雨粒と花火』の曲説で触れられていましたが、歌詞に繰り返しの部分が全くなく、曲中でストーリーが進行していくという構成は、200曲近くにのぼるコブクロ楽曲の中でも珍しいそうです。

ましてやこれを3曲目に作ってしまう小渕健太郎の恐ろしさたるや

M4. YELL~エール~

序盤のブロックを締めくくるのは、2001年春にリリースされたメジャーデビューシングル『YELL~エール~』。

小渕さんのお姉さんの手紙をもとに歌詞ができた話はあまりにも有名ですが、


この曲を聴くと2012年のMUSIC STATIONの『YELL~エール~』を未だに思い出します。まだ復帰間もなく、2人ともボロボロの状態で。

決していいパフォーマンスとは言えない。でもどんなに音を外しても、声が裏返っても一生懸命な姿で。それから少し経った時のブログも泣けるんですよね。

「ダメな姿でも見てもらう。覚束ないパフォーマンスで離れてしまう方がいても、仕方のないことなんだ。」


あれから12年が経ち、復帰の第一歩で万博記念公園で歌った『YELL~エール~』。原点回帰、ストリートに立ち戻って歌った『YELL~エール~』。この日に至るまでの色々な『YELL~エール~』が走馬灯のようにぶわぁっと思い出して泣きそうになりました。

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memory(2000年8月)

2人(1999年10月)

赤い糸(1998年11月)

YELL~エール~(2000年1月)

ということで、最初のブロックは全てメジャーデビューする前に制作された楽曲の中から季節順に並べられた構成でした。

"ALL SEASONS"というコンセプトな以上、季節を重視したセットリストは予想通りですが、それ以上に"25周年"のライブなんだということも実感させる開幕にこの後のワクワクが募るばかりで、次の曲は何だ、次の曲は何だという期待でいっぱいでした。


M5. Bell

MC明け一発目はまさかの『Bell』。ここまで「ALL SEASONS BEST」収録曲が続いていただけに、いきなり外してきたこの選曲は予想外でした。

実は『Bell』は私がコブクロファンになったきっかけの曲で、2012年にリリースされた「ALL SINGLES BEST 2」に収録されていたライブ音源の『Bell』を聴いて、それまで何となく聴く程度だった私は沼に急転直下することになったのでした。

この曲の小渕さんの歌声が大大大好きで、そこから10年以上経った今も小渕さんの歌声の虜です。

それからライブではなかなか聴くことができなかったんですが、2019年のATBツアーでようやく初めて聴くことができ、当時それはもう歴史的大号泣をしたんですが、今でも他の曲とは違った種類のダメージを涙腺に与えてくる曲になりました。

ASBの音源を聴きすぎて、いつライブで聴いても口笛をミスしないかハラハラしながら見てしまうのは弊害ですが…。

M6. FREEDOM TRAIN


電車繋がりじゃん!!!!!

先述したセトリ予想では『FREEDOM TRAIN』→『何故、旅をするのだろう』でしたが、正解は『Bell』→『FREEDOM TRAIN』でした。

結構いい線いってたな。

アルバム「CALLING」に収録されているものの、当時のアルバムツアーでは披露されず、初披露の5296ツアー以来16年ぶりの披露となりました。

というかこの曲ライブ化けえぐくないですか???

普段音源ではあまり聴く機会がないんですが、今の黒田さんの歌声や歌い方にすごくマッチしていて、思わぬ伏兵出現という感じでこのライブを経てより好きになった1曲でした。


M7. ボクノイバショ


もう何でもありやん!!!!

今回は原曲からキーを一つ下げての『ボクノイバショ』。

ATBツアーでは何度も歌われたものの、バンドバージョンはファンフェスタ2017以来の披露です。

遠距離恋愛をテーマにした楽曲は他にもいくつかありますが、この曲の歌詞どこかもの悲しさや寂しさ、それと反比例するような明るい曲調という一種のミスマッチさが魅力だなと感じますね。


M8. 雨粒と花火

楽曲完成から単独ライブでは欠かさず歌い続け、音源化前でありながら既に定番曲として定着しつつある『雨粒と花火』も、今回はサビのフレーズを叙情的に爪弾くギターによる特殊イントロからのスタート。

初披露のGLORY DAYSツアーの時に感じてた昭和歌謡感も、回数を重ねるごとに磨き上げられ、よりスタイリッシュにアレンジされてきた印象です。この2年でかなりの回数聴きこんできましたが、それでも飽きが来ないのは毎回毎回洗練されていってるんでしょう。

今夏リリースのアルバムには収録されるでしょうし、その時期には外部のフェスやテレビなどでも積極的に披露して欲しいなと思っています。

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MC


"次は今から15~16年前に書いた歌、つまりその時に感じてた四季をお届けしていきたいと思います。この歌はラブソングなんですけど、僕が見てた景色や経験のなかですっごく覚えていた出来事。僕たちと同じ世代やもう少し上の方だったら「まぁわかるわかる」と感じてくれると思うんですけど、遠くに電話するときに携帯電話もなく、やっとポケベルが出たくらいの時代。当時住んでいた会社の寮には食堂にダイヤルの電話が一つあるだけでした。そこから実家に電話したり、九州の友達に連絡したりするんですが、テレフォンカードや500円玉、100円玉だって入らないくらいの電話で、ポケットいっぱいの10円玉を詰め込んで電話したという記憶があるんですよね。今はそんな思いをすることはもう無くなってきたかもしれないけど、その時にふと感じていたことがやがて転がってこんなラブソングになりました。"

M9. コイン

3つ目のブロックは秋曲『コイン』からスタート。この曲は2021年のオンラインファンフェスタ以来ですが、「有観客」かつ「バンド」での披露に限定すると、2012年のFAN'S MADE LIVE以来だったりします。

私は今までダイヤル式の電話や公衆電話を一度も使ったことがないので、果たしてこの曲の良さというものを咀嚼しきれているのか分からないですが、この曲の世界観だったり、メロディもどことなく主人公の情けなさが滲み出ているような気がして、こういう曲は大好物です。

X上でこの曲の歌詞を解釈されている方を見かけたので、興味がありましたらぜひそちらのポストもご覧になってみてください。

個人的には「明日の朝に聴くのかな? それなら『おやすみ。。』じゃなかったね」や「また寂しさに負けそうさ」という部分から、この歌の主人公の少しキザったらしい性格がうかがえるのがポイントです。

M10. 天使達の歌

続いては冬の『天使達の歌』。2013年末のプレミアムライブ以来、10年ぶりの披露となりました。

いやぁ、改めて聴くと後半のサビが連続するところとか、歌うのなかなかしんどい曲ですねぇ……。

この曲といえば、この曲のテーマが純愛なのかそれとも…?ということが度々話題になります。なぜこういう話が巻き起こるのかといえば、2番BメロとCメロの歌詞のせいではないでしょうか。

「好きだよ」と言えば言うほどに 苦しくなる恋でしょう
だけど僕は言うよ 「好きだよ」 きっと
何度でも 苦しみを 越えるから結ばれる

真実よりも 重たいもの背負うさだめさ
いつの日か 飛び立とう 真っ白なこの空へ

ちょっとダークな雰囲気がするのもわかる。

個人的な意見を言うと、この曲は「純愛」寄りだと思っています。『コイン』と連続したのも、どちらも「遠距離恋愛」がテーマという繋がりがあるからかなと思うんですよね。そもそもの話しちゃうと、この曲の歌詞は1時間くらいで書き上げたとのエピソードがあるので、小渕さんそこまで深く考えてないんじゃないかという説もある

まぁ解釈は人それぞれですので、自分の思う解釈が一番ですよ。

でもこういう解釈バトルをするのは語るのも聞くのも好きなので、機会があれば話してみたいですね。

『風』や『雪の降らない街』なんかは、相手が既に亡くなっている…という解釈もできそうなので、盛り上がりそうだなって勝手に想像しています。

M11. 風見鶏 (黒田ソロ)


大号泣。


ヨッシーさんのピアノイントロでもうダメでした。

というのも、この曲はここ数年ライブで聴きたい!と言い続けていた曲で、改めて振り返ると、コンセプト的に除外したNOCTURNE以外全てに入れているんですよね。


▼ LIVE TOUR 2022 "GLORY DAYS"

▼ KOBUKURO AND THE FAMILY TONE

▼ LIVE TOUR 2023 "ENVELOP"

▼ FANSITE MEMBER EXCLUSIVE LIVE 2024 "ALL SEASONS"

あまりに健気すぎませんか

あとこの人『STAY』も好きすぎな。


イントロの時点で黒田さんがマイクを握りしめている姿が目に入ってきて、瞬間的にENVELOPの『蕾』を思い出し、本能的に「あぁ、黒田さんが歌うんだな」と悟りました。

ピアノのみやピアノ+パーカッションといったしっとりした編成になることが多い曲ですが、今回は2010年のスタジアムライブ以来約14年ぶりのバンドバージョン。もちろんそれぞれの良さがありますが、個人的にはこっちの方がより壮大な感じがして好きなんです。

1月のENVELOP 振替公演は、病気ということを知らなければ分からないくらいいい歌を聴かせてくれましたが、どうしても去年何度も参加したから分かってしまう差。やっぱり100%の力が出せたわけではなかったと思います。

じゃあ、そこからたった3ヶ月で本調子に戻るのか、と言われると参加するまでは少し不安でした。でもこの『風見鶏』はそんな不安は杞憂に過ぎないことを証明してくれるくらい良かったです。

Aメロは過去一優しく、ささやくように歌ったり、一方大サビではシャウトしたりと今現在の黒田さんのボーカルの魅力が詰まった1曲でした。


M12. 同じ窓から見てた空

このライブのピークといっても過言ではない、このブロックを締めるのは夏から『同じ窓から見てた空』。正直この辺ずっと涙ぐんでたので、既に周りがべしょべしょなんですけど、この曲でさらに追い打ちをかけられました。

この曲は「歌」というより「語り」に近い部分が多いので、年々良くなっていくというか、結局2024年の黒田俊介が1番上手いんですよ。

同窓会をテーマにしている楽曲ですが、「コブクロが好きである」という共通項をもって会場に集まった私たちも、年齢や性別は違えど同級生な訳で、ファンサイト会員だけが集まったライブにはピッタリな選曲でした。



コイン(2007年5月)

天使達の歌 (2008年2月)

風見鶏(2006年9月)

同じ窓から見てた空(2004年10月)

ここのブロックも曲の完成時期でまとめられていたと思います。この時期の楽曲は特に人気が高いものが多いので、嬉しかった人も多いと思います。


MC

"色々な景色を見てきて、感じたことがたくさん歌になっているので、それだけでも宝物なんですけど、どこか皆さんも自分自身の人生のなかに、今が春なのかな、夏なのかなと考えたことがある人もいるかもしれませんね。じゃあ20代を春とするなら、40代が夏なのか、60代は秋…という風にざくっと分けるというよりも、20代の中にも春夏秋冬があったんじゃないのかな、とか。40代で何度も何度も冬を迎え、でも冬っていうと寂しくて、寒くてどこかこう閉じこもっているような気がするけど、そうじゃなくて、その時だから心が寒くて、寂しくて寄って集まった仲間と頑張れて、次に春が来る事だってある。"


"こういう人生の春夏秋冬というのは、これからも色々な人生を歩みながら、照らし合わせ、その時に必要な、その時にちょうど聴きたくなるような四季の歌をこれからも書いていきたいと思います。"


この日のMCも絶好調で面白いエピソードはたくさんあったんですが、真面目な曲説を真剣に聴くせいで、どうしてもあんまり思い出せません。

そこはXの方にたくさんレポされている方もいるので、任せます。

役割分担ですね。


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"それでは、今からこの場所を池の中に変えます。川の中に変えます。海に変えますので、皆さん大好きな魚になってください。好きな魚はなんだ!マグロか?サーモンか?それともメダカ?"

"さぁ、この歌はなんと、2002年、大阪の万博で一度歌ったきりの幻の歌をお届けしたいと思います。大阪の歌です。浪花の歌です。大阪の歌だけど、お魚の歌なんです。ダジャレで作った歌ですが、今日はきれいに磨いてもってきたので、最後はみんな大合唱でコール&レスポンスで楽しんでください!"


M13. おさかなにわ

直前のMCの「お魚」というワードが出た時点でうっすら気づいてはいたんですが、それでもイントロでうわぁぁぁぁぁぁぁ!!!(語彙力)って思わず叫びました。

実は先程の小渕さんの説明は一点間違いがあって、最後に披露したのは万博のライブではなく、正確には2002年末のgrapefruitsツアーファイナル、大阪城ホール公演以来の披露となります。ということで実に21年と109日ぶりです。

でもホントにレア中のレア。これを超えるのは『日本列島観察日記』や『Overflow』くらいしかないんですが、前者は27日のプレミアムライブでワンチャンあるかもしれませんね。

私も何回かラジオの音源を聴いたことがある程度でしたが、中には存在自体を知らなかった方もいるんじゃないかな?

最後は「おおさかなにわ」、「なにわおおさか」でコール&レスポンス。なかなかツアーで歌う曲でもないし、アルバムに入れるほどの曲でもないんですが、20年以上経っても忘れずにふらっと歌ってくれるのは嬉しすぎる~~~~~!!。

ってかまじでお金払うから、このライブのセトリ会議見せてほしい~~~~~!!!

KOBUKUROAD唯一の不満点はドキュメンタリーがないんですよね…。


M14. 潮騒ドライブ

続いて夏曲『潮騒ドライブ』。

長らくツアーでの披露からは遠ざかっていますが(最後は2017年 心ツアー、なお途中で『神風』に変更)、単発ではストリーミングライブ(2020年)、KOBUKURO AND THE FAMILY TONE(2023年)とコンスタントに歌ってくれています。

昨年のFAMILY TONEでは1曲目で、Aメロで「今日大丈夫か??」と若干血の気が引いたのも今では懐かしく思い出しますが、この日はまだ万全とは言えないまでもいい感じに歌えていていました。

M15. 轍

そして語るまでもない、ド定番曲『轍』。

基本的に単発ライブでもツアーでもセトリ入りすることが多い曲ですが、ここ2年はNOCTURNE、FAMILY TONEでは歌っているものの、ツアーではなかなか聴けていないので、今年のツアーがどうなるかは注目です。

中盤の披露もあってか、歌詞はだいぶあやふやでしたが(笑)、やっぱり実この曲でしか感じられない安心感のようなものがあります。

M16. 光の粒 (黒田ソロ)

本編ラストはこれもまさかの『光の粒』

『轍』終了後の暗転が少し他と比べて長かったんですが、まずシャンシャンシャン…と鈴の音が鳴り、その後ステージの端から順に背面を覆い尽くすほどの光のベールが展開。これには思わず歓声が上がっていました。

これも『天使達の歌』同様、プレミアムライブ以来の披露でした。大阪公演では、全てのパートを黒田さんが歌われています。持っているデータではほぼ全てで12月のライブに限定して歌われているので、季節外れの4月に歌うのは非常に珍しいです。


白い雪と 白い吐息が 街の色を 3色に変える
今日はクリスマスイブ 世界で一番
赤と緑と金色の似合う

Aメロのこの部分ではクリスマスツリーイメージで三色にライトアップされていました。


というかこのライブ、ラブソング多くないですか???

振り返ってみると、『memory』、『2人』、『赤い糸』、『Bell』、『ボクノイバショ』、『雨粒と花火』、『コイン』、『天使達の歌』、『潮騒ドライブ』、『光の粒』とここまで16曲中10曲がラブソングという内訳になっており、まさにラブソング尽くしという感じだったCALLINGツアーに次ぐ多さとなっています。


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ここで本編終了。

うーん・・・・・

あまりにも神セトリ過ぎる!!!!!


ENVELOPツアーも相当セトリ良かったですけど、流石にこれには勝てない
文句のつけようがなさすぎです。

アンコールの時には既に「あの曲よかったなぁ…。いや、あの曲も…。この曲も…。」とブツブツ呟く人形と化していて、このセトリを受け止めきるにはあまりに短い時間でした。


大体5分ほどして2人が再び登場。



"今日はアンコールで、1曲。この1曲に今の全てを込めて歌いたいと思います。まだレコーディングも終わっていない、出来たばかりの新曲を持ってきました。25年前、僕と黒田は旅を始めたんだと思います。たった2人で海に出ました、大海原でした。ゴールも見えない、どこに向かっていいのかわからない、漕ぎ方もわからないのに乗り込んだ船、やがて辿り着いた先でスタッフに出逢い、バンドメンバーに出逢いました。順風満帆の後で、嵐で潰れそうになったり、でもここまで旅を続けることができています。そして、旅の途中で手を振って出逢ってくれたのが皆です。25周年を記念して作った歌です、ここはまだ通過点。まだまだ行くんだという僕たちのこれからを見守ってくれる皆さんに、心を込めて、感謝を込めて作ってきました。まだまだ行きます、ついてきてください!"


En1. RAISE THE ANCHOR (25th Anniversary Song)


ドラムカウントから始まる・・・!と思いきや、「はいちょっと待って」と黒田さんが制す。いきなり歌から始まるので、タイミングを間違えてしまったらしく、「まだ錨が上がっていなかった」とおどける一幕も。

読み方は「レイズ ジ アンカー」、意味は「錨を上げろ」です。
(ライズじゃないので注意!!)

夢のほうへ 舵を取れ 夢のほうへ その向こうへ

何度も何度も繰り返すこのフレーズ、8月からのツアーではきっと皆で声を重ねて歌うことになるでしょう。

10周年の『時の足音』、20周年の『晴々』、そのどちらとも毛色が違う、かっこよさ全開のアニバーサリーソングに度肝を抜かれつつ、歌詞には涙するばかりでした。

比喩が多いものの、あの事を言っているのかなと思う部分や、私たちのことだな、と感じる部分が詰まっていて、この25年の轍を振り返りつつ、これからも!という前向きさが第一に伝わってくる歌でした。

はいしんはまだですか!!!!!!!????

てっきり東京公演の後すぐかと思ってたよ。

最後に、セットリストを掲載しておきます。


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小括


最近のコブクロさんどうしたんですか??

今までのセトリが悪かったわけではないですが、ENVELOP→ALL SEASONSはあまりにも良すぎる。

ここ最近はアンコール含めて全16曲という構成が多かったですが、今回は17曲ということで少し増えたのも嬉しかったです。ツアーは公演数多いし、また戻るかな…?

あとアレンジ無しは驚きでしたね。もうブームが去ったのか、またツアーで復活するのか…?

今回のライブをまとめると、「120点のライブを期待して、500000000点のライブが返ってきた」という感じでした。

「25周年」+「四季」を絶妙に融合した、最高のライブをありがとうございました。


今回も約12000字とボリュームが多くなってしまいました。
本当は、もうちょっとコンパクトにおさめないと、誰が見てくれるんだよと思うんですが、それでも感想や、楽しみにしているというお声もいただけるは非常に嬉しいです。

来週は500人限定のプレミアムライブ。幸運にも参加することができます。
その様子も必ずレポにしたいと思います!

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
またライブで会いましょう!!!


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