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あらかじめnote 2月3日 断ち物願かけ神社

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 2月3日は「神社本庁設立記念日」

 というわけで、今回紹介するのはこのお話。

 いつものように、ジャイアン達からいじめられたのび太。

 ドラえもんに泣きつきますが、ドラえもんは

出典:ドラえもん てんとう虫コミックス第42巻『断ち物願かけ神社』より

 とお説教。

 「強くなりたければ、体をきたえるとか、食べ物の好ききらいをいわず…」
 「ぼくが体をきたえたぐらいで、ジャイアンに勝てると思う?」
 「………ま、むりかな……」

 そこで折れちゃだめだよ……。

 というわけで、ドラえもんが出したのが

出典:ドラえもん てんとう虫コミックス第42巻『断ち物願かけ神社』より

 ある人は、三年間好きな魚を食べないことでお母さんの病気の快復を祈りました。このように、一定期間好きな食べ物などを断つことで、願いをかなえようとすることが「断ち物」

 それを聞いたのび太は、同様に魚を食べないことを誓いました。

 「魚はきらいだから、ちょうどいいの」

 と、全く断ち物の意味を理解していません。

 ジャイアンに再び勝負を挑みますが、あえなく(1コマで)返り討ち。

 大好きな物を断て、と言われたのび太は、自分の好きな物を書き出してみます。
 手始めに「ケーキ」と書いたのび太。
 しかし、少なくとも一年は断たないと効き目がないと聞いて、別の物を断つことにしました。

出典:ドラえもん てんとう虫コミックス第42巻『断ち物願かけ神社』より

 これがのび太の考える「好きな物」「しずちゃん」って入ってるのが良いですね。

 しばらく考える、と言って、階段を降りたのび太。

 すると、パパが悩んでいました。「どうしてもタバコがやめられない」

 その時、のび太の頭に妙案が浮かびます。

出典:ドラえもん てんとう虫コミックス第42巻『断ち物願かけ神社』より

 なんと、他人の断ち物で自分の願い事を叶えようという図太さ。ある意味大物です。

 それはさておき、パパは本当にタバコをやめるのか。

 「あと一本だけ」と言って、懲りずにタバコに火を点けたパパ。しかし、ママがパパの顔面にコーヒーをこぼしてしまい、タバコがグシャグシャに。火傷は大丈夫?

出典:ドラえもん てんとう虫コミックス第42巻『断ち物願かけ神社』より

 ちなみに、パパが吸っていたタバコは「マイドセブン」。元ネタはもちろん「マイルドセブン(現メビウス)」です。

 タバコを買いに行ったパパでしたが、タバコ屋は休業、自動販売機も故障……と踏んだり蹴ったり。
 そこで、ようやくタバコをやめる決心をしたのでした。
 今ではそこかしこにコンビニがあるから、やめるのは難しそうです。

 これで安心してジャイアン達に宣戦布告をしたのび太でしたが、喧嘩が始まる前にドラえもんが一言。

出典:ドラえもん てんとう虫コミックス第42巻『断ち物願かけ神社』より

 そりゃそうだ。

 ところが、そのとき風が吹き、机の上の「好きな物」を書いた紙が床に散らばってしまいました。

 それを片付けようとしたママは、くずかごだと思って「断ち物願かけ神社」の中にその紙を全て入れてしまい……。

 と、いうのが今回のあらすじです。

 好きな物を断って願い事をする「断ち物願かけ神社」。願掛けもいいですが、やはり願い事は自分の力で叶えないといけませんね。

 ではでは。
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