あらかじめnote 1月30日 かしきり電話
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1月30日は「3分間電話の日」。
というわけで、今回紹介するのはこのお話。
ジャイアンがリサイタルを始めようとした矢先、雨が降ってきました。
と、全く残念そうじゃないのび太。
ところが、ジャイアンは代わりの会場を用意しろ、と譲りません。のび太とドラえもんは、会場を探す役目を押し付けられました。
「会場だしてよ」
「そんなもんあるかよ」
家に帰ると、パパが大慌て。寝坊して、仕事の用事で乗る飛行機に乗り遅れてしまったようです。親子ですね。
そんなパパにドラえもんが出したのが
受話器のみ。
十円入れて、電話を掛けます。
十円で飛行機を!?
パパに飛行機を借りた旨を伝えたら、「十円でジャンボがかりられるものか」と至極真っ当な反応。まあ当然です。
そこで、もう十円入れます。「もしもし、けいさつ?パトカー一台大いそぎで!」
「もしもし、けいさつ?」というひらがな八文字の台詞がやたらおかしい。
パトカーがすぐやって来ました。訳の分からないまま、パトカーに乗せられるパパ。
同じようなあらすじに『どこでも大ほう』(TC6巻)があるのですが、あれよりはマシかな。ちゃんと飛行機の中に乗ってるし。
さて、この「かしきり電話」でジャイアンリサイタルの会場を探すことにしたのび太たち。友達の家の中で適当な家は……。
「山田のうちはせまいし」
「川口のうちは、家ぞくが多いし」
「しずちゃんとこはかわいそうだ」
と、いうわけで
狭くなくて、家族が多くなくて、かわいそうじゃない(重要)スネ夫の家に白羽の矢が立ちました。
スネ夫は勿論全力で断りますが
この淡々とした容赦のなさが素晴らしい。
スネ夫のママに電話がつながりました。「かしきり電話」を掛けると、掛けられた側は絶対に応じなければならないようです。ひどい。
スネ夫に泣きが入ったので、しぶしぶ取り消し。
ジャイアンから急かされる中、ついに最適なリサイタル会場を見つけました。
いざ会場を決めると、友達みんな腹痛や、指にトゲ、風邪気味、などとやたら理由を付けてはリサイタルに行けないと言います。ジャイアンが怒るのは必至。
そこで、強い味方を借りることにしました。
突然プロレスラーが出てくる。モデルはやっぱりジャイアント馬場なのかなあ。
客が来ないならリサイタルは中止だ、と言うジャイアンでしたが……。
と、いうのが今回のあらすじです。
なんでも十円で借りられる「かしきり電話」。『十円なんでもストア』(TC44巻)と違って借りるだけですが、看板が減らないのが魅力的ですね。
ではでは。
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