あらかじめnote 1月28日 ライター芝居
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1月28日は「コピーライターの日」。
というわけで、今回紹介するのはこのお話。
開幕から「きょうはのんびりできるぞ」と恵比寿顔ののび太。
出ました、のび太の「名言」!台詞は有名でも、その出典がこのお話だと知っている人は少ないかも。
ちなみに、フィギュア化もされています。
さて、そこへやって来たドラえもん。
片手には既に何やら怪しい物を携えています。部屋に来てから取り出すのではなく、持って入る辺りのび太で試す気まんまん。
手に持っていたのはライター。ドラえもんがライターを点けると
ひとりでに起き上がり、机に向かって勉強を始めたのび太。これはどういうことか。
さらに、「そろそろのび太くんが、ドラやき買ってきてくれるころだけど」なんてドラえもんが催促。
「そんなお金ないぞ」といいつつ、本棚の貯金箱に手を伸ばし……。
と、いうところでドラえもんがライターの火を消しました。
このライターは「シナリオライター」。中にはこんな紙が入っていました。
火を点けると、その中の紙に書いてある通りに周りの人物が動いてくれるという道具でした。
そこで、面白いシナリオを書いてみようというのび太。主人公はもちろん自分、ヒロインはしずちゃん、ジャイアンとスネ夫は町の平和をみだす無法者、とまるで西部劇のようです。
こういうところではすらすらと筆が進む。
筆が乗ってきました。鼻息荒く、自分のかっこいい台詞を考えています。
「とりかこむ無法者一味。のび太しずちゃんに、『おじょうさんはなれててくださいな』」
自己陶酔。創作者の鑑です。
最後はのび太がジャイアンとスネ夫を倒し、しずちゃんを連れてハッピーエンド。
という(安直な)シナリオを持って、やってきましたいつもの空き地。
空き地では、「シナリオライター」を点けるまでもなく、ジャイアンとスネ夫が乱暴を働いていました。
いじめていたのは犬。昨日ダックスフントを見かけたジャイアンが、他の野良犬を伸ばしてやろうとしていたのです。
そこへのび太がシナリオ通りに「やめろ」と蹴りを入れましたが
伝家の宝刀、顔面めり込みパンチ。
まだライターが点いていませんでした。慌ててライターを点けるドラえもん。シナリオが始まります。
よく見ると、シナリオの字が間違いだらけ。間違った文字だろうが、シナリオを演じる人はそう読むしかないのですね。
続き。
こういうアングルは真っ当にかっこいいですね。足元の草も良い味を出している。画力の高さ。
ここで、しずちゃんがのび太にすがりつきハッピーエンド、と思いきや……。
と、いうのが今回のあらすじです。
好きなシナリオを演じさせられる「シナリオライター」。ただ、漢字の勉強はしっかりとしましょうね(笑)
ではでは。
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