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【ベトナム生活】Kinh Đô Hà Nội Café 252 Hàng Bôngで朝食を
初夏の日差しが気持ち良い朝。気が向いてKinh Đô Hà Nội Café 252 にコーヒーを飲みに来ました。
この一見、なんの変哲もない町カフェは、その昔、カトリーヌ・ドヌーブが映画『インドシン』('92)の撮影にベトナムを訪れた際、ここのコーヒーやパティスリーを、"昔 懐かしい味"と気に入り通ったという事で知られ、店内にはその時に撮られた写真や、映画完成後、プレミアで再度ベトナムを訪れた
【フランス語】『Léviathan』 de Paul Auster
2024年4月30日、ポール・オースターが亡くなりました。実際のところ、まだ氏の著作は読めていないものが多いのですが、ずっと気になっていた作家です。
"フランス語多読"という話にも絡みますが、初めてポール・オースターの本と出会ったのは、2000年にホーチミン市で仕事を始めた頃、当時、ドンコイ通りを挟んでコンチネンタルホテルの向かいに書店があり、フランスの書籍も置かれる中、『Cité de ver
【ベトナム語】『Ai lấy miếng pho mát của tôi (チーズはどこへ消えた?) by Spencer Johnson,M.D.
4月も後半になり、夏らしくなってきたハノイです。この夏に向けて本棚を整理していて懐かしい本を手に取り、久しぶりに読み直しました。
『Ai lấy miếng pho mát của tôi ?』は日本でも『チーズはどこへ消えた?』という題で有名ですね。
Spencer Johnson,M.D.によって書かれ、1998年に出版されたこの本は、ベトナムでは2005年にNhà xuất bản tổ
【ベトナム語】『Ba gã say luận đầm thế sự(三酔人経綸問答) 』 by Nakae Chōmin
"ベトナム語多読"、今回は中江兆民の『Ba gã say luận đầm thế sự (三酔人経綸問答)』を。ベトナム語翻訳は2019年にNhã Nam社から出ました。
当時、もっと日本史、特に近代史を勉強したいと思っていた事、ベトナムで中江兆民が翻訳されているという事への興味、またユーモラスな表紙に惹かれて購入。
もちろん、中江兆民は歴史の授業で名前を知る程度で、明治時代の自由民権運動、
【徒然に本の話】オクタビオ・パス 『ラテンアメリカ五人集』ほか
唐突ですが、3月31日はメキシコの詩人オクタビオ・パスの誕生日でした。
大学は仏文学専攻でしたが、一時期、中南米文学にハマりました。その理由の一つに1995年に出た集英社文庫 "ラテンアメリカの文学シリーズ"『ラテンアメリカ五人集』に出会った事があります。
中南米文学で一番好きなのは、やはりコロンビアのガブリエル・ガルシア=マルケスですが、他にもアルゼンチンのマヌエル・プイグ、ホルへ・ルイス・
【ベトナム語】『Hành Trình Sáng Tạo của CJ』 by Ko Seong Yeon
ベトナム語多読のメリットの一つとして、日本語に翻訳される可能性が低く、入手が難しい本に出会えるチャンスがあるという事がありますが、そんな中の一冊をご紹介。
Ko Seong Yeonという人が書いた"Hành Trình Sáng Tạo của CJ”、英題は"CJ Story: How it ignited worldwide passion for K culture"といい、英国の大学で
【ベトナム語】『Đối thoại với Putin (The Putin interview)』 by Oliver Stone
ロシア大統領選挙が終わりプーチンが勝利したとのニュース。今朝のVTVのニュースでもロシア経済の展望と合わせて扱われていました。ベトナムとロシアは関係が深いですしね。
さて、私自身は、特別、特に若かったころは政治に関心が薄い呑気な男でしたが、ベトナムに住むようになって政治や経済に興味を持つようになり、というか、多読の話にも絡みますが、ステップアップするためには、政治経済から逃げてはいけない!と、少