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さらなる新しい発見と構想

1 明日からの活動

 皆さん、こんばんは。
 まずは最初に、昨日お知らせしたように、拙サイトの更新を本日に行うと告知いたしましたが、本日は、外勤の予想以上の重労働と、帰宅後に、以下の情報・知識・文献の収集・分析に構想の確立に注力したため、明日こそに更新いたします。宜しくお願い致します。

 さて、本日の新しい発見と構想について、お話させて頂きます。

2『ティルックラル』

2.1 タミル・インドの論語

 本日から、ティルックラルの研究を開始します。まずは日本語訳を、そして次に原文のタミル語付の英語訳を精読・熟読・味読していきます。

南インドはタミル地方で今なお誰もが口にする千三百余の箴言。6世紀頃につくられ、法、財、愛をテーマにインド的思考の一側面を結晶させた聖なる短詩を詳細な注釈で読み解く。

ティルックラル―古代タミルの箴言集 (東洋文庫 (660))

 この書物は、南インド、取り分けタミル地方で、哲学・歴史・政治・教育・経済・文学・芸術・文化等、多方面・多分野に決定的な影響を与え続けている哲学的な詩集・箴言集であり、正に、『タミル・インドの論語』と呼ぶのに全く以て相応しいものと言えましょう。
 そして我が『論語』よりも、その視点や分析に内容が多様で多角的・多面的であり、その一方で、著者とされている「ティルヴァッルヴァル」先生の生涯についてはほとんど詳細は不明であるということです。
 しかしいずれにしても、この傑作を著述した先哲は、極めて博学で、様々な学問をはじめ、世情に蘊蓄うんちくが深い碩学せきがくであることは、文中から理解することが出来ます。
 さらには、この詩集・箴言集は、蘊蓄を傾けて著述された含蓄のある箴言・格言が多々あるだけではなく、それらを、極めて高度な技巧を凝らされて、簡潔に完成され、そして、極めて音調に優れ、躍動感に満ち溢れた詩形となっており、暗誦と理解するのに極めて容易なものとなっております。つまり著者は、数多くの極めて深い内容を、華麗かつ簡潔な詩形と、暗誦と理解し易い音律にして完成させたということであり、著者は、文学、取り分け詩学や修辞学、そして音楽に通暁していたと考えられるでしょう。
 これらを他の言語に移して、直接表現することは不可能であり、もちろんこれは『論語』や『スッタニパータ』に『伝道の書』等、他の世界的な名作にも言えることです。(逆にそれが多様な解釈や言語学に修辞学や詩学の発展に繋がるという善い側面もあります)が、以下の動画から、原文の魅力が分かります。

 我が儒教の「礼楽」について、改めて深く学び問うことが出来ました。今後、時機を見て、言語学に、修辞学や詩学、そして音楽についても学んでいきます。

 そして『ティルックラル』を参考にして、以下の拙作を著述して参ります。

2.2 『底辺の政商 八つの徳と売れ筋への批判・見せ筋への助勢・死に筋への投資』

 こちらの拙作は、『ティルックラル』と共に以下の文献をも参考にして、著述して参ります。

 こちらの拙作は、自分自身が、時空を超えて、前世・現世・後世の仁慈や道義のある政府や政治家と結託して、徳を以て交流する商人となることを志して著述するものとなります。

2.3 『新労働運動 労働観の省察と勤労意欲の向上』

 こちらの拙作は、『ティルックラル』と共に以下の文献をも参考にして、著述して参ります。

現代ベトナムの農村開発において、市民社会資本すなわち「共同体」がいかに存在しいかなる役割を果たしているのか。1986年来のドイモイ=市場経済化下の同国農村の経済社会等を対象に経済学・経済開発論を援用しつつ具体的に考察し究明する。

◆目次
刊行にあたって
図表一覧
はじめに

第I部 現代北ベトナム農村における「共同体」の存在と役割――農民間の均等主義的耕地分与方式をめぐって[竹内郁雄・ゴー トゥー ハー]
第1章 北ベトナム農村における均等主義的耕地分与方式・「共同体」の出現と普遍化
第1節 農村改革の背景
第2節 農村改革の開始と家族経営農家の復興・再生
第3節 均等主義的耕地分与方式の出現
第4節 均等主義的耕地分与方式・「共同体」の役割
第5節 公田制度と均等主義的耕地分与方式
第6節 均等主義的耕地分与方式の普遍化
第2章 北ベトナム農村の均等主義的耕地分与方式・「共同体」と比較制度分析
第1節 比較制度分析の基本的視座
第2節 比較制度分析からみた均等主義的耕地分与方式・「共同体」
第3節 均等主義的耕地分与方式の出現と普遍化の歴史経路依存性
第3章 北ベトナム農村における交換分合運動と均等主義的耕地分与方式・「共同体」
第1節 交換分合運動の背景
第2節 交換分合運動の実施と均等主義的耕地分与方式
第3節 交換分合運動の初歩的成果
第4節 交換分合運動の問題点と均等主義的耕地分与方式・「共同体」(I)
第5節 交換分合運動の問題点と均等主義的耕地分与方式・「共同体」(II)
第6節 交換分合運動と「共同体」に係る今後――結びにかえて

第II部 現代南ベトナム農村における「共同体」の存在と役割――農民・商人間の農産物売買をめぐって[竹内郁雄]
第4章 ベトナム南部メコンデルタ地域における農民・企業間の提携運動と農民・商人間の農産物売買・「共同体」
第1節 南部メコンデルタ地域に係る概観
第2節 農民・企業間の提携運動の開始
第3節 提携運動の背景また農民・商人間の農産物売買
第4節 提携運動の実施過程
第5節 提携運動の初歩的成果
第6節 提携運動の現況と問題点
第7節 売買契約の破棄――農民へのインセンティヴ創出の失敗
第8節 農民・商人間の農産物売買・「共同体」の存在と役割
第9節 提携運動と「共同体」に係る今後――結びにかえて

第III部 現代ベトナムの人口移動における「共同体」の存在と役割――都市移入者と家族・親族等のネットワークをめぐって
第5章 ベトナムにおける農村から都市への人口移動に係る「共同体」の役割[竹内郁雄]
第1節 現代ベトナムの農村から都市への人口移動に係る概観
第2節 人口移動に係る2つのアプローチ
第3節 ベトナムの論者らの認識と政府による規制
第4節 人口移動の実態と家族・親族等の「共同体」の存在・役割
第5節 人口移動の社会・環境問題に係る評価
第6節 人口移動と「共同体」に係る今後――結びにかえて
第6章 都市移入者の食の安全に関する「共同体」の役割と特徴――ベトナム・ハノイ市における安全な野菜に係る調査を基礎に[ゴー トゥー ハー・竹内郁雄]
第1節 調査の方法・対象者について
第2節 安全な野菜と市民・移入者と家族・親族等
第3節 市民一般に係る家族・親族等の「共同体」の役割と特徴
第4節 移入者に係る家族・親族等の「共同体」の役割と特徴
第5節 市民・移入者と「共同体」の食の安全に係る今後――結びにかえて

 そしてこちらの拙作を通じて、「共同体主義」に関する研究の基礎を確立させていきます。

コミュニタリアニズム
communitarianism
人間存在の基盤としての共同体復権を唱える政治思想。共同体主義とも呼ばれる。ジョン・ロールズの『正義論』(1971)が政治哲学の復権に大きな影響を与え,当初その指導的立場にあったのが,ロールズに代表される福祉国家的な自由主義者と,ロバート・ノージックに代表される個人の自由に対する制約を最小化しようとするリバタリアン(→リバタリアニズム)であった。一見したところ対立するこの両陣営は,個人の多元的対立から社会構成の原理を導出しようとする基本的枠組みでは一致する。この個人主義的な人間像,社会像に対して根本的な次元から論争に参加したのがコミュニタリアンである。アラスデア・マッキンタイア,マイケル・サンデル,マイケル・ウォルツァーらを代表とし,その主張は必ずしも一様ではないが,人間的主体性を,共同体のもつ歴史的,社会的文脈に根づいた存在としてとらえようとする点では共通する。コミュニタリアニズムの登場の背景には,アメリカ社会が極端な個人主義に陥った結果,公共心が衰退し,そのことがさまざまな社会問題を引き起こしているという洞察があった。

コミュニタリアニズムとは - コトバンク (kotobank.jp)

3 結語

 明日から、昨日お知らせした二つの拙作の著述に取り組んで参ります。

 そして、前述の通り、拙ブログの更新を再開いたします。

 どうぞ宜しくお願い致します!

ありがとうございます。心より感謝を申し上げます。