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好きなこと*アート、本、ものごと

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見に行った美術展、好きなアート、音楽、本など、好きなことを書いた記事をまとめています。
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記事一覧

邂逅 ~必ずもう一度逢える~

男同士の友情や絆、という設定に弱いのです。 といっても、なんでもいいわけではないみたいです。 基準はよくわからないけど、ツボに入るシチュエーションというのがあるようで、おそらく、心情的な繋がりがより感じられる時なのかな。 夢枕獏の「陰陽師」では、 安倍晴明と、醍醐天皇の孫で雅楽家としても高名な源博雅のふたりが 酒を酌み交わすシーンがよくあります。(原作は2,3冊しか読んでないけど) 先日投稿した「陰陽師0」でも、事件が解決して最後ふたりで酒を飲んでいるシーンがありました。

昨日アップしたカード。私がもらったのが配布初日で、前日だったら違う人のイラストだったよう。岩絵具で描かれていて「晴明の額や掌や背景の白いオーラには水晶。肌は珊瑚と瑪瑙。狩衣の裏に宇宙卵( 0 )の光を金泥で反射させ、背景の下地にアズライト。その上に岩緑青」これも偶然じゃないね。

ぷらっと八王子

朝から用事を済ませまして どこか美術館でも行きたい・・でも今ひとつピンとくるのがない・・ と思って探していたところ、 絶対行こうと思っていた川瀬巴水展が今日初日ではないですか! ということで、行先は八王子夢美術館に決定。 美術展については、あらためて記事にしたいと思いますが、 とてもいい展示でした。 めずらしく図録を買ってしまいました。 絵を見るのってけっこう集中力と体力(?)使うので ちょっと疲れて、その後お茶したくなります。 駅のほうに戻って・・・ と思いつつ、道路

休日の気分転換

今日はとても気持ちのいい気候でした。 いいお天気で気温も高かったけど、暑すぎることもなく 心地いい。 今週は、変な神経を使う仕事に加え ちょっと面倒な病院の検査もあり なんだかとても疲れていて、お昼前にまた寝てしまいました。 あまりにお日様が気持ちよさそうだったので 軽くお昼を食べてから、バスで駅前へ。 MUJIで、買いたかったものを買ったり 春物の服を眺めたり ミニ・バームクーヘンのはちみつ味とコーヒー味と 黒豆茶も購入。 それから書店に行って 実際に手にとってから

光で描くことを教えてもらった ~Stay Salty vol.36~

2月末に、お世話になった写真家の篠利幸さんが突然逝ってしまわれたので 追悼の意を込めて、思い出を綴ってみました。 篠先生を知るきっかけになったのは、 書店で先生の写真が表紙になっている本を見つけたこと。 その後、通っていたイタリア語学校での先生の写真講座に参加し、 皆でフォトクラブを結成して、先生にも参加していただきました。 また、当時スタッフのひとりとして運営していた、 イタリアとイタリア語好きの人達のためのサークルの会報誌にエッセイを書いていただくなどして、 個人的に

旅と郷愁の版画家・川瀬巴水 ~八王子夢美術館~

ぷらっと八王子に行って、初日に見て来ました川瀬巴水の「旅と郷愁の風景」。 書き始めたものの途中で放置状態になってしまいました。 当初はまだ桜の時期だったので、見出し写真は桜の絵に・・・ 今はソメイヨシノは終わって、八重桜も終りつつありますね。 *** 大正から昭和にかけて活躍した木版画家・川瀬巴水は「旅情詩人」とも呼ばれるほど日本各地を旅して写生し、四季折々の景色や、そのなかに庶民の生活をうかがわせるような風景画を描きました。 そして新時代の木版画「新版画」運動を推進した

この世界観、大好きかも*『陰陽師0』

平安時代や陰陽師のことを書いたのは1月でした。 このとき、映画『陰陽師0』が楽しみと書いたけれど ゴールデンウィークってまだ遠いなあ・・・ と思っていたら、もうGWです(驚)。 19日から公開が始まっていた『陰陽師0』を観ました。 タイトルの写真は、入場のときに配られる岡野玲子さんのイラストカード、「0を愛でる清明」。 岡野さんの漫画「陰陽師」も、少し読んでいた時期があるので懐かしい。 そしてこのターコイズブルー、大好きな色です。 この記事を書き始めたとき、 noteで

ハマるのにはワケがある。

きのう、風呂掃除をしながら 「陰陽師0」って、やっぱりなにか今どきのスピリチュアル的なメッセージが入っている気がするけど、監督の佐藤嗣麻子さんてどういう人なのかな・・・と、ぼんやり考えていました。 掃除を終わってメールをチェックしたら、 テンプル・ビューティフルさんのメルマガが。 テンプル・ビューティフルは、ケイシー療法に必要なものが買えるお店。 私も時々ケイシー療法の「ひまし油湿布」をするので、オイルなどを買うことがあります。 療法については、ここでは省略。 エドガー・ケ

ブルーチーズとカシスのモンブラン

今日2度目の更新です。 きのうの夕方、なぜか突然、電車に乗ってケーキ屋さんに行きました。 数年前からInstagramで気になっていたお店です。 すごく遠くでもないけど、近いわけでもないという、絶妙に中途半端な・・・。 いつかと思っていたけど、なんだか急にそこのケーキが食べてみたくなりまして。 なんの予定もない、晩御飯もひとりだし、何してもいい午後・・ だけど案外、いつもと違うことって出来ないものです。 特別な日でもないのに、わざわざケーキを買いに行くって・・? 子供のこ

ツボに入った『薬屋のひとりごと』

わぁああ〜、、、、めちゃくちゃ好みなアニメを見つけてしまいました。 『薬屋のひとりごと』 Amazonプライムで6話をほぼ一気見。 知りませんでした。 いやそういえば、最近ちらっとどこかで見かけて 面白そうな内容だな、と興味を引かれたのに、そのまま忘れていました。 つづきを見たい、、と思ったら 土曜日の24時55分から日本テレビ系で放送されているらしい。 夜中のアニメって知らないうちにやってるんですよね。 ライトノベルから漫画化、そして今秋アニメで放映と配信だそうで

聖フィーナの物語(2) フィーナの死と奇跡

聖フィーナの物語(1)から続きます。 サン・ジミニャーノという町に住むフィーナという10歳の少女が 身体が麻痺する病気にかかり、樫の裸木の上で闘病しながら5年間、祈りと苦行の日々を送ったお話を、ドメニコ・ギルランダイオの絵画とともに紹介しています。 その後のフィーナについては、 サン・ジミニャーノの参事会教会のサンタ・フィーナ礼拝堂にあるドメニコ・ギルランダイオの壁画に描かれています。 1253年3月2日、フィーナのもとに大聖グレゴリウスが現われ、 自分の命日である3月

年を重ねて見える景色 ~「茶の湯の冒険」を読んで~

森下典子さんの『茶の湯の冒険 「日日是好日」から広がるしあわせ』を、先日読み終わりました。 厚い本ではないのに、読み応えがありました。 森下さんの文章は、難しい言葉はないのに中身がぎゅうっと詰まっている感じで、数行読むと、ふーっ・・と天を仰いでしまうことがあります。 口に入れたご飯を、箸をいったん置いてよく噛むように、 言葉に込められていることが、胸の奥のほうまで到達して それを噛みしめるのに時間がいる時がある・・・そんな感じ。 森下さんの文章は、他の人とどう違うのかと思

少女マンガ的画家が好き*フィリッポ・リッピ~ボッティチェリ~フィリッピーノ・リッピ

すこし間があきましたが、 ルネサンスの画家についてまた書いてみたいと思います。 といっても、自分の好きな画家を語るだけなんですが。 言葉にはしたことがなかったけれど、うっすら感じていたのです。 私の好きな画家たちの絵、顔が少女漫画っぽいかも、と。 言葉にはしなかったのだけれども、 ヤマザキマリさんがはっきりと言語化してくれました。 あ、やっぱり? だよねー! そう、やっぱりそうなのよ。 イタリアの美術館で彼らの絵を前にして 「あー、これ好きだー」と思うとき 何度もその

結局、今年やりたいことは

外に仕事に出ると、メールもSNSも見ることがめっきり減りますね。 皆さん、よくSNSやってるな、、と思います(ひとごとのように)。 今週はnoteを開くこともちょっと減っています。 今年やりたいことをいろいろ掲げてみましたけれども、 ふと思いました。 結局それらのことはどちらでもよくて、 一番望んでいることは、人と出会っていくことじゃないかな、と。 調和のある場所で生きると決めた、と少し前の投稿で書きましたが 結構強く思ったせいか、ずっと有効で ここのところ人に恵まれてい