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カナダで仕事に就く難しさ

DMで幾つか質問を受けたのですが、その一つが「カナダで仕事に就く時の大変さって何ですか?」でした。一般的な括りで云うなら、たぶん下記の4つに大別されるかと思います。

  1. ビザの問題

  2. 言葉の問題

  3. カナダでの経験有無

  4. 賃金と生活


  1. ビザの問題 - いや、言わずもがななんですけどね。最初のカナダ入国時から就労ビザを持ってる人って、ワーホリと、日本からの駐在さんを除くとあまり聞いたことないです。就学ビザの場合が殆どで、そこから数年内に何らかの就労ビザを申請・取得して働き始める人が殆ど。たった一人、語学学校の学生ビザで渡加し、そのままカナダの会社に就職した強運の持ち主を知っていますが…彼女は空港保安エンジニアでした。ほんと、その運気を分けて下さいましっていつも思ってます。

  2. 言葉の問題 - 接客業では特に。レストランとかは使う文章が限られるので大丈夫なんですけど、小動物獣医師は、なんかもう(汗)って感じです。私は最初、動物病院の雑用係から始めたんですけど、その理由が「飼主さんと会話しなくていいから何とかなる」でした。そんな訳で、会話に制限があると就ける職種が限られますね。それでも何とかなりますし、知人は人の病院の配膳係とかの仕事をしていました。職種によっては会話しない業務でも稼げます。悲観しなくて大丈夫です。

  3. カナダでの業務経験 - カナダ以外での職務経験は考慮される場合もありますが、通常はスルーされます。ボランティアでも実習でも何でもいいから、カナダの職場経験が無いと採用してもらえないと言われていました。少なくとも 2015年くらいまではそうでした。

  4. 賃金と生活 - 昨今のカナダ・トロントはインフレが日本より激しく、また賃貸物件の値上りも背筋が凍る程です。現時点でのオンタリオの最低賃金が $16.55です。そしてワンベットルームの平均賃貸価格(市場調査データ)が何と$2,300/月!… 週40時間 x 4週間 x $16.55 = $2,648 です。しかも額面。ウチの職場の若い子が、ルームシェアで$1000超えるって言ってました。いや、うん、 厳しい。

永住権が発行されると、政府の就労支援が無料で受けられます。あと何らかの学校(語学学校除く)でコースを履修すると、学校からサポートがあるようです。私は何か縁で決まっちゃったんですけど。その辺はまた別の機会に。

仕事と収入に関しては、次の記事でもう少し触れます。お楽しみに!

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