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同じ中堅獣医師のあなたに読んで欲しい話


こんにちは!

こんにちは!サーカス動物病院獣医師の今井です!
突然ですが、サーカス動物病院では一緒に働いてくれる獣医師さんを募集しています。

それならホームページの募集要項に書いたり、病院説明会とかに参加すれば良くない?と思ったそこのあなた!
…….その通りだと思います笑

ただ、それだけだと、どうしてもドライになってしまうんですよね。給与がうんぬん、病院の福利厚生がうんぬん、教育制度がほにゃほにゃ…それじゃあつまらないし、それじゃあサーカスの本当の中身ってわからないし、自分ごとに考えた時に、働いているビジョンって見えにくいですよね…

というわけで、ここでは臨床6年目の獣医師今井がサーカス動物病院に転職し、どんな成長をしたか書かせてもらいますね。

募集要項、福利厚生うんぬんについて興味がある人はそれはそれでこちらをご覧ください。
https://circus-ah.com/about/recruit/


就職を考えていない人でも
「専門分野を身に付けたい、けど時間がない」
「職場を変えたい、けど周りに迷惑がかかるから変えられない」
「中堅になり、診療以外を任されるようになってきた。本当は診療だけやりたいのに」
「趣味や家族の時間が欲しい、勉強する時間が欲しい、でも日々の業務に追われてそんな時間はない」
「自分がやりたいことをやるには開業しかないのかな、なんとなく開業してみようかな」
「患者さんとトラブルがあった、自分に向いてないのかな、転職しようか悩む」

こんな悩みを抱える中堅獣医師のあなたにも、少しでもタメになる話と思って書いたので、一つでも、同じ悩みを共有できた人は少しだけ僕の話を聞いてみませんか?

ぜひ1度、この記事を最後まで読んで頂ければ幸いです。

サーカス動物病院での成長

サーカス動物病院に入って僕も色々色々な経験をしました。
仕事も、趣味も、本当に色々。

サーカスに入る前の僕は「仕事で色々経験しました」というと
「膀胱結石の手術やりました!」
「内視鏡生検しました!」
「落葉状天疱瘡初めて診断しました!」
そんな感じ。

臨床のことが大半。

一方でサーカスに入って経験したことと言えば
「人事部長として人事のことやりました!」
「マネジメントで受付スタッフさんのマネジメントしました!」
「初めてコーチングを受けました!」
こんな感じ。

もちろん、臨床の経験や成長もたくさんしました。
サーカス動物病院は皮膚科、歯科に加えて他科の先生達からも指導して頂ける機会があり、主体的に成長できる場所でもあります。

それに加えて臨床以外の経験が圧倒的に増えました。

というかむしろ「経験する母数」が圧倒的に増えましたね。

獣医療以外の経験する機会が多いと、何がいいかって、
掛け算ができることなんだと僕は思います。

成長の足し算から成長の掛け算へ

今までの経験って、スキルが増える、スキルの足し算、そんな印象がありました。

・パイオの手術ができる(一般診療技術スキル+1)
・猫の全臼歯抜歯ができる(歯科技術スキル+1)
・脱毛症の犬の治療法を勉強した(皮膚科知識スキル+1)
などなど…

一方で獣医療以外のことを学ぶ機会があったおかげで、この1年はというと
・自分の好きな土地で皮膚科の出張診療やろう!(皮膚科認定医✖️コーチング)
・看護師さんができる部分は任せることで処置件数が2件/日→3件/日に!(歯科処置✖️マネジメント)
・スタッフのやりがい、考えていることなどが知れて、強みを持ったスタッフに任せることで提供価値がUP!(獣医師✖️人事)

いかがでしょうか?スキルチェックよりもなんかワクワクしませんか?

もちろん、知識を増やすことはとても大事です。
知識が0だと、いくらかけても0ですもんね。

ただ、中堅獣医師の皆さんは今まである程度獣医療の知識は蓄積してきたはず。
その知識が獣医療とは少し離れた分野を身につけることで、新しいものになるんですね!こんな風に、自分の頭の外を知り、行動し、経験することで自分の仕事がやりがいあるワクワクしたものへと変化していくと僕は思います。

十人十色のオリジナルの専門性が出てくると信じています。

「未知」✖️「好き」は無限の可能性を秘めているんですね。

サーカスに入らなかったら気付けなかった2つの言葉

こんな風に、未知に出会い、獣医師として新しいやりがいを見つけることができたわけですが、その中で僕が出会えた2つの言葉を紹介します。

「知覚動考」

ちかくどうこう、ともかくうごこうなんて言います。
これは知って、覚えた後に考えずにとりあえず動こう。という言葉です。

よくあるパターンは知って、覚えて、考えて、動く、ですよね。

例えば、通学電車でめちゃくちゃタイプの女性がいたとします
・・・・突然の変な例えにしばしお付き合いください。

この場合
「タイプの子がいた!(知)」
「そうか、あの子はこの電車で通勤してるのか!(覚)」
「声かけようかな、どうしよう、でも彼氏いるのかも、キモいとか思われないかな(考)」
「うん、可愛いし、きっと彼氏いるよな、恥ずかしい思いしたくないから声かけるの辞めよう(不動)」

…いや、不動かよ!

これだと、あの子と付き合える可能性があったとしても、自分で0%にしていませんか?それって勿体なさすぎません?

とりあえず声をかけたら、もしかしたら連絡先交換して、付き合えたかも知れないじゃないですか!
(サーカスに就職したらあの子と付き合える的な話ではないので勘違いしないでくださいね)

知覚動考という言葉のポイントは
「考」と「動」の順番を帰るだけで、自分の人生が変わるかもしれない
という所です。

もちろん、動いて、考えて、やっぱり違うってこともあると思います。
それでいいんです!動くことで、新しいやりがいが見つかることがあります。
動くことで、新しい気付きを得られることもあります。
動くことで、より今の自分・今の居場所が好きになることもあります。

それもこれも、動かなければ得られなかったことじゃありませんか?

「世の中で結果を出せない人間っていうのは、“知る・覚える・考える・動く”っていう順番で行動する。

でも、世の中で結果を出す人間っていうのは、“知る・覚える・動く・考える”っていう順番で動くんだよ」って言ったんだ。

知ると覚えるはきっかけで、考えてから動くか、動いてから考えるか、たったそのちがいで、人の人生は大きく変わるんだと教えてくれた。

だから、とにかく動けって。できないヤツは、動いてないヤツなんだって。

しかも
「この4つの行動の中に重要なメッセージが隠されてるんだよ」って言われて。
さっきの漢字をつなげて読んでみろって言うわけ。

それが、「知・覚・動・考=とも・かく・うご・こう」。…動けってことなんだよ。

とにかく動けって。

出典:GACKTの勝ち方

自分の頭だけで考えることをやめよう。

僕はこのサーカスに就職して、獣医師以外の人と話す機会をたくさん頂き、突然あることを思いました。

それは
「自分のいた世界って、もしかしてとてつもなく狭いんじゃないか?」
ということです。

だって多くの獣医大学はキャンパスライフで出会う人のほとんどは獣医療もしくは動物に関係する人ばかり。
文系・理系などの一般的な大学との規模は比べられないくらい小さい。
そんな中で新卒で動物病院に就職すると、スタッフは多くても50人くらい。
小さいところだと10人に満たないくらいの人と会社で働きます。

働いてきた会社が、自分の社会になるんじゃないかと僕は思います。

そりゃそうですよね、だって今まで社会とか、政治経済とか、ビジネスマナー
とか学んでこなかったんだもん。
先輩のやり方を見て覚えろ、だったもん。

その住んでいる世界の小ささに気付いた時に、
僕の考えていることが個人と患者のことだけかしか考えていないと感じた時に、

僕の頭の中だけで考えることがすごく気持ち悪くなりました。

それから僕は業種問わず、色んな人に自分から会いにいき、自分の世界を広げていきました。

自分という存在を業界から、社会から見るようになりました。

そして、自分が獣医師として、この業界に何ができるか、そんなことまで考えるようになりました。

その第一歩がこちらになります、
獣医師大忘年会

僕はこの業界には「出会い」と「イベント」が足りないと思っています。

この業界にはまだ見ぬ素敵な人がたくさんいます。

そんな仲間と出会い、共に業界を盛り上げていくきっかけを作る、それば僕の使命だと感じています。

最後に

さて、少し話が逸れてしまいましたが、このnoteはフィンランドで書いています。

…急に!?笑

そう、実は僕、少々サウナが好きでして、知覚動考の精神からフィンランドに来ちゃいました。
「(知)サウナって元はフィンランドのものらしい」
「(覚)フライト13時間、航空費往復20万円、羽田から出ている」
「(動)よし、とりあえず休みと航空券とろう、後のことはあとで考えよう」「(考)フィンランドはフィンランド語らしい、あっ、英語も通じる、ならなんとかなるか」
こんな感じですね。

おかげで念願のキングオブサウナであるスモークサウナに入り、氷が貼った湖に穴を開けて入るアヴァントをすることができました。

暮らしの違い、自然の美しさ、どれも日本では味わえない経験ができ、とても幸せであると共に、お土産話待ってるね!病院は任せて!と言ってくれたスタッフと働けていることをとてもとても幸せに思います。

日本ではとても珍しいスモークサウナ
氷が貼った池に入る現地の人達

さて、話は長くなりましたが
サーカス動物病院は新しい仲間を募集しています。

僕は獣医療だけでなく、人として大きく成長することができました。
これからの将来が不安、未来が見えないと感じているのであれば、とりあえず一度サーカスに来てみませんか?

専門に特化した人なのか?究極のジェネラリストなのか?
院長なのか?院長以外なのか?
マネージャーなのか?プロフェッショナルなのか?
今の病院なのか?違う病院なのか?

もしかしたら、あなたが最も輝ける場所を見つけるヒントがあるかもしれません。

今は自分が決めたこと、未来は自分が決めること。

今まで自分を作り上げてきたのは他の誰でもない、間違いなく自分自身です。
そしてこれからの自分の未来を決めるのも、他の誰でもない自分自身なのです。

サーカス動物病院は未来の仲間を歓迎しています。
興味を持って頂いた方、気軽にお電話、メール、SNS、メッセンジャーどんな手段でもいいので連絡ください。

考える前に、連絡をくれる人を僕は歓迎します。

この話がほんの少しでも、同じ悩みを持った獣医さんに知ってもらえたら嬉しいです。


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