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ソウル2003年*バス。ほんとにコケる(コケた)

2003年、ナウイ街だったソウル狎鴎亭のイタリアンにて、滞在数年の友達から聞いた話。

雨の日。後部座席の方から降りようと立った瞬間の急ブレーキに見舞われる。雨に濡れた床だ。滑って尻餅をついたら、キャー!

そのまま運転手隣までスライディングをした。

その時点でもありえないが、さらに信じられないことが。後方から自分の隣までスライディングしてきた彼女に向かって、運転手は呆れたように

「自己管理が悪いだろっ」

と、言い放ったらしい。
オーノ〜。

もうひとりの体験。
【普通に】バスに乗ろうとしたら、まだ片足しかタラップに乗ってないのに急発信ときた。ひゃーと必死で車体にしがみつき

「アジョシ(おじさん)! 私まだ乗ってましぇーーーん!」

叫びながら、なんとか態勢を整えて乗り込んだそうだ。
「命懸けなのに漫画みたいでしょ」
今となってはケラケラ大笑い。

そして、彼女たちの知り合いもまたすごかった。旦那さんがまず、急発進で宙返りみたいに派手に転び、続いて乗ろうとしていた奥さんの方は、まだ、タラップに足をかけたばかりだから、咄嗟にポールにつかまる。
と、体半分がフワッと浮いて、人間鯉のぼりになったという🎏のだ。
こちらも漫画過ぎるand怖過ぎる。


メロン父も驚いた。
ソウルへ遊びに来たとき、一緒にバスで幼稚園まで行ったことがあるのだが、座ってすぐ、座席で飛び跳ねるから、思わず

「なんだ、なんだ? もうっ砂利道ちゃんと舗装すれば良いのにな」

と言う。私は冷静に訂正した。

「道は舗装されてる。これはスピードによるジャンプ」

メロン父(夫)は絶句していた。

なぜに韓国のバスは急いでいるのか。

滞在歴長い友達は、運転手たちにはノルマがあって、お給料は出来高制(真偽はわかりませんが)ゆえに巡回ルートを早く終了させて、車庫へ戻ろうとしてるんじゃないかと推測していた。なるほど納得だ。

というわけで、運転手全員が全員ではないが、かなりの確率で出会った暴れん坊バス事情。

追記

この日記から数ヶ月後、留学滞在があと少しとなったある日、とうとう私とメロンも

やられた😭悔しぃぃ。

毎回
乗ってすぐの急発進を予測する波乗りジョニー親子のはずが、その日は0.05テンポ遅れた。手を繋いだままスッテンコロリン。

私は小指負傷、メロンは膝を少し擦りむいた。これくらいで済んだから良かったけど、この時ばかりは運転席に向かって

「ちょっとぉ! もうアイゴッイテエ! エエエエッシ!!」

意味不明言語で怒鳴った。

が、気にもとめない運転手。だって彼はただいま絶賛カーチェイス中。横入りしてきた車を追い越そうと急な車線変更しながら爆走している。

明日は
そのさん→個性豊かな運転手たち。画像あり。

続く



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