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ソウル親子留学2003年⑨やっと学校(語学堂)の話

到着早々から日常の混乱ぶりが激しく、いっこうに学校の話にならなかった。【アップの頻度あげていこうと思います。このままでは終わらない😆】

梨花女子大学は、いわゆるお嬢様系で有名だ。以前働いてた会社の支社長から良い学校ですよとおススメされたのもあるが、共学育ちで「女子校」って響きにセンサーが反応、ここへ決めた。地下鉄やバスといった交通便も良い。

韓国語を教えてくれる教師陣もほとんどOB。たしかにエレガント清楚系の美人揃いだった。

でも語学堂はなぜか男女共学。最初のクラスは14名で、日本、中国、台湾、イギリス、アメリカといった出身地が並ぶ。

日本女性6名のうち半数は、韓国人男性と結婚してる、または彼氏がいた。今のようなブーム前でも恋愛結婚(宗教関係なく)で韓国へ嫁ぐ女性は少なからずいたわけだ。

アメリカ・ミシシッピー出身の女の子がいた。プラチナヘアにブルーの瞳。神戸に3年ほど住んでいたらしく日本語がとても上手だった。

「お好み焼きがいちばん好き!」

と笑い、英語と日本語半々でノートをとる。

授業中、ある虫が話題になってたのだが、私だけ意味が分からず辞書片手にワサワサしてると、隣から小声で

「ハエだよ、ハ・エ」

日本語で教えてくれた。

あ、ハエのこと?って、ええええ、ハエまで知ってんの?

外国人にとって、日本語学習は難易度高しと言われている。漢字、ひらがな、カタカナ表記。敬語、謙譲、謙遜語などもそうだし、文法も英語圏からの人は大変そうなのに。

彼女は日本語だけでなく、韓国語までマスターしようとしてる。謎にすごい。

彼氏が日本、韓国人てわけでもない。彼はアメリカ在住らしく、写真を見てはウットリ眺めていた。

と、そんなクラスメートがいて

韓国で
アメリカ人に
日本語で
ハエを教えてもらうという

珍しい体験をした。


韓国語は発音が難しい。(韓国人も日本語は発音が難しいとよく言ってたが)いや、韓国語の方が難しいもんねと、張り合う。

『ん』にあたる発音が、3種類もあるし

息を思いっきり吐く音や

いったん喉を詰まらせてから出すtt音も「娘」という言葉がそれで「ッタリ」と、発音するのだが、この、タとリの間には、微々たる「r」もある(舌丸め系のR)

喉詰まらせてからの「リ」高度な喉技が必要(必死で訴え中。笑)

でもって私はその難しい音の「娘」を連れておるわけだ。

人と会話するのとき、娘という単語もよく登場する。息💨の出し方毎回気を抜けなくて「tt娘」にはほんと苦労した。

そして、リエゾン(前の単語語尾が次の語の始まり音にかかって変化)これも手強いし。

文法は『私、は、学校、へ、行く』言葉置き換えで(細部は違うが)わりと理解しやすい。

ただ、若い頃ニューヨークで語学クラス入ったときも感じたことだが、とかく低レベルクラスでは、互いのお国なまりが気になったりする。

NYの話はこちら↓に。(ここでも低レベルという、悲し笑。お時間あれば)


そして、中国人の話す韓国語は独特で個性的。強力。声出し発音練習で隣だと、容易にひきづられ、いつのまにか中国式発音になってしまう。笑。私は片耳を抑えながら対抗した。

けれど向こうも同じだろう。

「あの子たち発音ホント下手っぴぃよ👎」

なんてね。

続く

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