アドラー心理学って役に立つかも!
1.自分のダメさや不完全さがすごく気になる。
こんな悩みを抱えている方は意外に多いものです。
「みんな違ってみんないい」はずなのに、少しでも周りの人と違っていると、馬鹿にされるんじゃないか、笑われるんじゃないかと、びくびくしてしまいます。
そんなとき役に立つのが、『嫌われる勇気』で注目されるようになったアドラー心理学の考え方です。
いくつか紹介しますね。
2.アドラー心理学の考え方
① 承認(しょうにん)欲求を手放す
「人から褒(ほ)められたい、認められたい」なんて気持ちはさっさと捨ててしまいましょう。
そんなことばかり思っていると、他人の評価に振り回され、不自由極(きわ)まりない生き方になってしまいます。
大事なのは自分の生き方を大切にすることであって、それに対して他人が何と言おうが、それはどうでもいいことなのです。
自分の人生は、他人の期待を満たすためにあるのではないのですから。
他人の目は気にせず、自分らしさを磨く、これが大事です。
② 課題の分離を心がける
相談に来たお母さんがよく言います。
「うちの子は朝起きが悪くて、何べん起こしても起きようとしないんです。毎朝、遅刻するんじゃないかと心配で、もう胃が痛くなりそうです」と。
そんなときに役立つのが「課題の分離」です。
「朝起きて学校に行くのは誰の課題ですか?子どもさんですか?それともお母さん?」
「それはもちろん子どもの課題です」
「そう、子どもの課題です。だったらお母さんが心配するのは止めましょう」
「本人任せにして遅刻でもしたら、先生に叱(しか)られるじゃないですか」
「そうです。遅刻したら叱られる。当然の結末です。それが嫌なら遅刻しなければいい。そして、それを決めるのはお母さんでなく子ども本人です。それは子どもの課題なのですから」
「それは母親として無責任じゃありませんか?」
「いえいえ、むしろ子どもの課題をお母さんがやってしまっては、子どもが自分で課題に向き合わなくなってしまいます。そんな子どもになってもいいですか?」とこんな調子です。
仮に他人の課題に首を突っ込んでいったとしても、他人はこちらの思うようには決して動いてくれません。お互いに不愉快になって、もめごとの原因を作るだけです。
③ 共同体感覚を身につける
人間関係に競争意識を持ち込むと、関係がギスギスしてしまいます。
人生は勝ち負けではありませんし、周りは敵ではありません。
まして「俺の方がお前よりエラいんだ」というような上下関係でもありません。
わたしたちが常に意識すべきは、今の自分と理想とする自分との差異(さい)です。
友達は仲間です。
自分は仲間に対して何ができるかという仲間に対する貢献感(こうけんかん)をもつこと、これがアドラーのいう共同体感覚なのです。
誰かを蹴落(けお)とすより、誰かに貢献することの方がよほど気持ちいいですものね。
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3.もっと知りたい方はカウンセリングで!
さて、どうですか?役に立ちそうな情報はありましたか?
もっと詳しく知りたい人は、カウンセリングをご利用ください。
お待ちしています!
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