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【いろいろな日本語 vol.11】場所を表す格助詞「に」と「で」

日本語には場所を表すときに使用される助詞が二つありますよね。そうです。「に」と「で」です。

つい先日も、生徒にこの二つの助詞の使い分けを聞かれました。

​①海に、たくさんごみがあります。
②海で遊びます。

という二つの文章があるとき、どちらも場所は海なのに違う助詞を使いますよね。

この違いはなんでしょう。

それは、「に」や「で」が存在を表しているか、動作を表しているかで異なります。

①の場合は「ごみがある場所」、つまり、ごみの存在について話しているから「に」を使います。ですが、②の場合、それは「動作が行われる場所」、つまり遊ぶ場所を表しているので「で」を使います。

このルールさえ覚えてしまえば、場所を表す格助詞で悩むこともありませんね。


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