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第二新卒で転職。経営者の右腕という新しいキャリアを選択した理由

成長意欲の高い若者が、地域の優良企業の経営者直下に2年間就職するサービスを提供することで、若者に最大最速の自己成長と地域の企業に新しい人材を提供するVENTURE FOR JAPAN(以下、VFJ)。
今回は、第二新卒から成長機会を目指し、VFJを活用して舞台ファームに就職した西古さんと吉永さんにインタビューを実施。何を求めてVFJを活用しているのか、その実態に迫ります。
今回お話をお伺いしたおふたりのプロフィールをご紹介。

西古 紋(さいこ ぶん)
VENTURE FOR JAPAN 5期生
鳥取県大山町出身。立命館大学産業社会学部卒。学生時代は地方創生や長期インターン、留学など活動的に過ごす。新卒入社した人材会社では、デジタルマーケティングを担当。現在は舞台ファームに入社。
特技は、歌とサイト分析。

西古さん

吉永 圭吾(よしなが けいご)
VENTURE FOR JAPAN 4期生
茨城県つくば市出身。岩手大学農学部卒。学生時代は、台湾に銘菓を広める留学経験をするなど活動的に過ごす。その後、新卒入社したIT商社を3ヶ月で退職し、現在は舞台ファームに入社。
特技はノーコードのアプリ開発。

吉永さん

最初は反骨精神だった

広報担当 :おふたりは新卒で入った企業から転職という形でVFJを活用して、舞台ファームに入社されています。まずは新卒で入社された企業についてお伺いできますか?

吉永:私が新卒入社したのはITサービスの専門商社でした。その中で私は法人営業の部門に入っていて、主に飲食店などにデリバリーサービスやキャッシュレスサービスなどを提案していました。ただ3ヶ月で転職したので、本格的な業務よりも研修時間がほとんどを占めていました。

西古:私は新卒で京都の人材会社に就職しました。大学4年生のときにインターンをしていて、そのまま新卒入社しました。主に警備業、人材派遣、アウトソーシングをやっている会社で、私は自社のWebのマーケティング集客とクライアント企業様のWeb集客をお手伝いするコンサルティング業務を行っていました。インターンの期間を含めると4年近く在籍していましたね。

広報担当:他にもインターンはされていましたか?

西古:学生のときにいくつか長期インターンをやっていました。例えば東京のITベンチャー企業で営業したり、NPO法人で教育プロダクトを扱ったり、海外インターンに参加したりと、実はVFJに近いことはやっていたのかなと思います。その中で最終的に人材会社に入社した理由は、シンプルにポジションがすごくよかったからです。VFJの働き方にもすごく似ていました。経営者やオーナーのすごく近くで働かせていただくポジションだったので、経営者の視座がわかるし、本質的な経営を学べるなと考えて入社を決めました。

バングラデシュのストリートチルドレンを保護するNGO活動に従事されている西古さん

広報担当:どれくらいの規模感の会社さんだったんですか?

西古:正社員だと250人ぐらいなのですが、人材会社なので、繁忙期になると非正規とかも含めると1000人以上が在籍していました。

広報担当:すごいですね。新卒でそのポジションはなかなかつけないと思います。続いて、吉永さんはどういう理由でその新卒の会社に入られたんですか。

吉永:私は二つ理由がありまして、一つ目がすごくプライベートな理由なのですが、一つ年上の彼女が先に仙台に就職していて、就活をする上での軸を改めて考えたときに自分にとってパートナーは重要だと思い、一緒に進んでいくことを考え仙台にある会社にしようと決めました。
もう一つの理由は、大学のときに0→1でいろんなプロジェクトをやっていた経験があったので、その勢いのまま0→1で何かを作り上げていく仕事がしたいなと考えていたことです。そこで比較的勢いのある新しい会社がいいだろうと考え新卒の入社先を選びました。

広報担当:ありがとうございます。学生時代の0→1の経験はどんなことをしていらっしゃったのですか。

吉永:最初は“トビタテ!留学JAPAN”という国の留学制度で留学したことです。“かもめの玉子”という岩手県の銘菓がありまして、その銘菓を作っている会社はインターンを受け入れてなかったのですが、アポなしで突撃してインターンを取り付けて、台湾にその銘菓広めるという内容の留学を経験をしました。
帰ってきた後には、その経験を雑誌に収めて岩手の人に対して、今度は逆に台湾を広めるプロジェクトを立ち上げました。その当時、花巻国際定期便が発足しており定期便促進の気運もあったので、県や雑誌出版社さん、あとはデザイン専門学校の学生さんを巻き込んでプロジェクトを進めていました。

広報担当:すごいですね。その衝動や、やってやろうという気持ちはどこから湧いてくるんですか?

吉永:最初は反骨精神です。うちの家庭が、私以外の全員がエリートみたいな一家だったんです。
私は家族の中では学歴がダントツ下で、「このままでいいのかな」って思っていたときに、一番上の兄貴から「3兄弟の質をあげたい」っていうメッセージがきて、それを見たときに自分にしかできないことは何か、胸を張って言えるような何かを持ちたいなと思うようになりました。
その時は、何をすればいいのかわからなかったので「大学時代にやっておくべきこと」とネットで検索をしてみて、一番上に出てきたサイトに出てきたバナー広告の「武者修行プログラム」という海外インターンシップに応募してベトナムにインターンをしに行きました。なんだかんだ、そこからどんどん次の行動に繋がっていきましたね。

台湾にて銘菓の試食イベントを開く吉永さん

広報担当:いろんな人を巻き込んでいらっしゃったと思うのですが、そういう行動は元から得意だったんですか?

吉永:私自身は得意だと思っていなかったのですが、周りの人にはそこがすごいねと言われます。
周りの方が言うには、ワンピースでいうルフィらしいです。ルフィって何でもできる超オールマイティなキャラではないけど、何故かみんな手伝いたくなって、船に乗ってくる、そんな風に見えるらしいです(笑)
私も良くも悪くも何でもできる人じゃなくなくて、ただやりたいことを割とちゃんと声に出して発するタイプだったから、それでみんなが「何か吉永を手伝ってやるか」みたいな感じで船に乗ってきて、結果的にネットワークができて実現できたというところがあると思いますね。

強烈に印象に残っていたVFJ

広報担当:ここからは、VFJを活用して転職した理由を聞いていきたいと思います。西古さんは、インターンを含めると4年間くらいいらっしゃった場所だったと思うのですが、辞めようと思ったきっかけを教えていただけますか。

西古:新卒から経営直下で働くことは、いい意味でも悪い意味でも、一人の経営者の思想や判断軸に染まることになります。自分のキャリアを考えたときに別の軸も必要だと思い、プロジェクトのタイミングも良かったので転職することにしました。当初から仕事が慣れてきたら3〜4年で転職するということは決めていたのでタイミングもありました。

広報担当: VFJはもともとご存知だったのですか?

西古:VFJはNewsPicksに取り上げられてる記事で知りました。その記事を見て、前職の会社にVFJを取り入れられないかと思い、法人側担当者として問い合わせをしました。
その際に、代表の小松さんとお話しさせていただいて、個人的に転職の相談などもさせていただいたんです。そこから会社を紹介いただいた流れになります。
同時期に転職活動もしていたので、ウェブマーケティングや広告代理店も見ていました。

広報担当:他にも企業を見ていた中で、VFJに決めたポイントや、逆に迷った部分があれば教えてください。

西古: VFJのスキームとして、仲間同士の繋がりやメンターがいるのは心強くて決め手になりました。そして何よりも、舞台ファームの魅力がかなり大きいです。「農業で日本を変える」って言い切るほど世界観を持った会社はなかなかないと思っていたので、こんな出会いがいくつも偶然が重なってるのは、これはきっと運命に違いないと思いました(笑)
前職が経営者直下だったので、新卒でそのポジションにただ就いても普通の人は、生き残れないし、プレッシャーもある。新卒の友人はいても、悩みの種類がぜんぜん違うので、相談する相手もうまく見つけられませんでした。不安と焦りから常にストレスを抱えていました。

広報担当:ありがとうございます。吉永さんも、新卒入社した会社を3ヶ月ほどで辞めたきっかけを教えていただけますか?

吉永:自分ができると思っていることと、実際に会社でやらせてもらえることのギャップがすごく大きいと感じたからです。
大学時代からも0→1でプロジェクトを作って動かすのが得意で、そこが強みだと考えていたのですが、そういうことが許容される、しかも20代のうちからというのは普通の新卒では無理だなと思っていました。
ただそこでVFJのことを思い出したんです。実は、代表の小松さんとは2回お会いしたことがあり、1回目は岩手大学時代の起業家養成塾で講師に来てくださった時、2回目は山形で開催されたビジコンに小松さんが登壇された時でした。その時の記憶がふと蘇って、VFJの働き方だったら自分のやりたいことができるかもと思って、そのまま小松さんに連絡したんです。

広報担当:すごいですね。鮮明にVFJの仕組みを覚えていたんですね。

吉永:結構強烈に印象に残っていて、学生時代に聞いたときにも正直めっちゃ行きたいって思っていたんです。一方ですごくハードルが高いとも思っていたんですよ。というのも、その当時一期生しかいなくて、すごく狭き門なのかなと思ってました。一期生の武田さんは、アメリカ留学や学生起業をされていていたことを聞いていたので、自分のスペックじゃ無理な超難関の挑戦だと思っていて、最初の就活の時点ではやれるって感じが正直しなかったんです。でも本当に当時から、VFJに挑戦してみたいとは思っていました。
そこから新卒で入った企業を辞める時には、会社を変えるために転職するというより、VFJに挑戦するという気持ちが強かったです。自分の求めている働き方は普通の転職、新卒入社では無理だって思って、本当に一択だったと思います。

広報担当:そこから舞台ファームに入社する前に面接されますよね。その時の印象をぜひ教えていただきたいです。

西古:企業説明の動画をみて、「もう絶対ここしかない」って思っていました。その動画は、針生社長が今後のビジネス展開を話す動画で一時間ぐらいあったんですけど、全部一気見して、すぐ応募を決めました。
その後の面接の際にすごく印象的だったことが、伊藤専務の最初の一言で、「私は今日、全て洗いざらい本音で話します」と言って急に会社が今抱えている課題とか、どんな人材が欲しいとか、職務経歴書を見たときにどう思って話してみようと思ったとか全部話してくれたんです。人事って建前を使うじゃないですか。でも伊藤専務はそういったことが一切なかった。私も似たような性格だったので、この会社って曲がったことが嫌いな人たちが集まってるのかなっていうふうに思った衝撃的なエピソードでした。

広報担当:人柄が一気に伝わってきますね。吉永さんはいかがでしょう。

吉永:これまで役員の方とお話しする経験があまりなかったので、経営陣のスピード感には圧倒されていました。ただ、私も話が早い人はすごく好きだし、そういう会社を求めていたので、俄然入りたい気持ちになっていました。
すごく印象的だったのは、舞台ファームが輸出関係に力を入れていることもあって、英語をよく使うという話が度々でていて、その日の帰り際に、針生取締役から英語で挨拶されたんですけど、すぐに返事ができなくて、その日その足で英会話の登録をしましたね(笑)

広報担当:行動力がすごいですね(笑)

ただの新卒ではない、働き方。

広報担当:最後に入社してからの業務について教えてください。

吉永:特に注力して担っているのはDXです。とはいえ、私はいわゆるIT人材ではないので、ノーコードやRPAと言われるツールを使って工場などの業務の効率化を進めています。もう一つのミッションが売上をゼロから作るという部分で、他業種の方とタッグを組んで新しいプロジェクトを作るようなことに挑戦しています。
例えば、ラジオで認知を獲得するようなプロジェクトを作ってみたりとか、自社商品をデリバリーで販売してみたりとか、とにかく売り上げを作るための種を撒いていました。最初は1人で進めることが多かったのですが最近は新しいメンバーも入ったのでチームで動いています。

広報担当:新卒で入った会社だと20年待たないとできないかもしれない仕事ですね。ちなみに前職からの経験で生かせることって吉永さんはありましたか。

西古:3ヶ月だけだったので正直あまりないです。でも、その期間で自分に向き合って、人生や自分のキャラクターとか持ち味とか強みとかを定義できたおかげで今のように働けていると思います。

広報担当:それでは、西古さんは舞台ファームでどのような業務をされているのでしょうか。

西古:現在は主に広報やマーケティングを担当しています。
広報に関しては、入社して2週間くらいの時に、オープン社内報のイメージでオウンドメディアの立ち上げをさせていただく機会があって、舞台ファームの広報媒体で“舞台裏”というウェブメディアを作って、情報発信しています。
マーケティングに関しては、前職の経験と被るのですが、Webを通して商品やサービスを魅力的に見せて販売していくところを着手していく予定です。

広報担当:この2〜3ヶ月で感じる前職との違いはありますか?

西古:一番大きな違いは、仲間の存在ですね。環境によって人はこんなにモチベーションが変わるか、と驚いています。前職でもポジションは全く一緒だったわけですが、モチベーションを自分で維持するのがすごく難しかったんです。でも今は吉永くんを含め、未来戦略部の若いメンバーが本当に優秀かつ本音でぶつかり合えているので、経営陣の前でも堂々としていられるし、モチベーションも高いですね。
広報担当:お話を聞いていてもモチベーションの高さやVFJに賛同する仲間の存在の貴重さを感じていました。では最後に、西古さんにVFJのプログラムを活用して良かったことを改めてお伺いさせていただきたいです。

西古:舞台ファームのような会社に出会えたのはVFJのおかげだと思っています。以前、VFJの事務局の方に伺ったんですけど、VFJもどこでもいいから紹介しているわけではなく、新卒や第二新卒を経営ポジションに配置して、蔑ろにされることなく、長期で育てるという気概のある経営陣がいる会社のみをピックアップして紹介しているとおっしゃっていました。まさに舞台ファームは人材を育てる経営陣、メンバーが揃っている会社です。そこは本当にVFJならではだと思うので、すごく感謝しています。

広報担当:嬉しい言葉をありがとうございます。それでは吉永さんはいかがでしょうか?

吉永:まず、何よりその私が求めていた「ただの新卒じゃない」という入社の仕方なので、求められることも抽象度が高く、余白のあるミッションをもらえます。それがVFJ生として入社した若者ならではの価値を発揮する機会となっていて、求められることや期待も大きいのですが、それ以上にできることが多く本当にありがたく思います。
もう一つは、すごくありきたりなのですが、同じようなVFJという選択をする仲間がいるということでしょうか。その選択をする人ってやっぱり面白くて、話しやすいなと思います。正直、大学時代は周りにこんなことがしたいという意思を持っている人が少なかったのですが、そういう人たちが集まっているのがVFJなのでそういう仲間ができたことは自分にとってすごく価値のあることで、自分の人生にとって大きな影響があると感じています。

広報担当:2人とも共通するところが“仲間”なのがすごくいいですね。そんなお二人が描いているVFJを通したキャリアイメージや目標などをぜひお伺いしたいです。

吉永: 私は将来、独立していきたいという目標があります。まだ明確ではないのですが特に、農業に関わるような事業で独立したいという気持ちをもっています。というのも、今舞台ファームにいて、農業のマーケットってめちゃくちゃ面白いと気付いたからです。伸びしろがあるのにプレイヤーが少ない特殊な産業だなと思っています。舞台ファームの社内起業みたいな形もできたら挑戦したいと考えていますが、最終的には自分で一つの事業を0→1で作って行きたくて。仲間集めとか、方針とか、自分を起点にみんなで相談して決めていくのが夢で、そんなキャリアにしていきたいです。

広報担当:ありがとうございます。社内起業という言葉もなかなか今新卒で働いている方で出てくる言葉ではないかもしれません。本当にいろんな経験をされているんですね。西古さんはいかがですか。

西古:すごくざっくりとしているのですが、50歳、60歳になったときに、政治、教育に関わりたいと思っています。そこから逆算した人生設計で、力を持ちたいと思っていて、短期的には自身の事業をやりたいと思っています。あとは、日本を飛び出したいという気持ちもあるので、10年以内に海外で事業をやりたいです。

広報担当:お二人とも、経営者を目指されているんですね。質問としては以上になるのですが、言い残したことなどはありますか。

西古:そうですね、舞台裏のチェックやチャンネル登録をぜひお願いいたします!笑
https://butai-ura.com/

広報担当:ぜひVFJ生のおふたりの発信をチェックください!笑
本日は貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。
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