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【催眠術】解除問題と刻まれし記憶

こんにちは、ユウです。
ようやくマイナポイント申請して2万円分のお買い物が出来ます。こういう面倒なの後回しにしがちですよね。
ただ、意外と夏休みの宿題とかはなるべく早めに終わらせるほうでした。

さて、今回は催眠術についての解除問題と刻まれる記憶についてです。

まず、解除問題とは何かなのですが、催眠術をかけたら最後は必ず解きましょう。というお話です。解くことを「覚醒させる」とか「解除する」という言い方をするわけですね。

催眠術をかける側の人はわかるかと思いますが、解き忘れ、ほんとありますよね。

催眠術をかけることに、集中して大成功して場が盛り上がって、楽しい雰囲気になるとついつい解くの忘れてたなんてことも経験したことがある人多いと思います。

が、あってはならないことです。
うっかり忘れてました。は人間なので仕方ないことなのですが、それはハッキリとしたミスです。

医者が手術をして、切るとこ切ってるのに、最後縫合し忘れましたくらいの話です。
子供がおもちゃで遊ぶのに散らかして、片付けないのと同じレベルです。

それくらい、催眠術にとって最後に解くということは絶対的マナーです。

さて、ここで「刻まれし記憶」のお話です。
人間は潜在的に様々なことを記憶に刻み込みます。覚醒状態の意識的には忘れていても、潜在的な記憶には残っているということです。

例えば、寝ている夢の中でもう何年も会ってない友人がハッキリと映像化されて出現する経験。
誰でも経験していると信じて話しますが、起きている日常生活では思い出せない。高校の時の同級生のあいつ、どんな顔だっけな…。
なのに、夢に出てきた時はその当時の顔のまま、ハッキリと出てくる。

そういう経験です。
これは、表面上の記憶では忘れていて思い出せないのですが、一度見て刻み込んだ記憶の映像なので、寝ている時の夢にはそれがよみがえり、ハッキリと出てくる。というような話となるのですが、要は記憶メモリの中では「完全消去」されているわけではないということですね。

パソコンで言えば、ファイルは消したので、いつもの場所にはもうそのファイルはないが、ゴミ箱に入っているファイルは消去してないので、完全に消えてるわけではない。といえばわかりやすいでしょうか?

算数の足し算の定義なんかは幼少の頃には1+1を考える時に「りんごがひとつと違う場所にもうひとつ、これを同じ場所にもってきて数えるとふたつになるよね」と意味も含めて考えないとわからないわけですが、それを刻み込み、理解さえしてしまえば、それ以降、1+1を答える時にわざわざりんごの話を思い返すわけではないんですよね。

1+1=2
これだけが刻み込まれ、以降どんな場所でこれを見ても1+1=2という数式のみが答えを導き出してくれるようになります。
九九なんかも考え方はあるものの、完全に刻み込む記憶するものかもしれませんね。

さて、ここまで話して、催眠術の解除問題へと話を移すとどうなるか。

つまり、解除忘れはその催眠状態の刻み込みをしてしまっているのと同意だと言いたいわけですね。
催眠状態は一般的には時間経過と共に解けていくと解説されますし、その通りですが、だからと言って解除をしないと、刻まれる人もいるよってことなんです。

自分は催眠術かかりやすい人間なんだという経験からの刻み込み、そして、解除されていないから催眠状態が残っているという刻み込み。
例え、時間経過で表面上は催眠のことを忘れ、解けていても、刻まれた記憶が潜在していることにより、常時催眠状態というよりかは、いつでも催眠状態になれる状態になっていると懸念されます。

これが如何なる危険性を呼び寄せるのかをかける側もかかる側もしっかりと理解しておかないといけないと考えます。
いつでも催眠状態になれることの何がダメなんだよーと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、言い換えると「いつでも催眠状態にさせられてしまえる」と言われたら嫌じゃないですか?

これは、「かかりやすい」こととは意味が違います。

催眠は洗脳とは違います。とは言うものの、「催眠状態が洗脳されている」となれば、話はだんだん変わってくるということです。

催眠術は基本的には自分以外の人にかけられるものです。その催眠状態が刻まれているということは、自己で催眠状態をコントロールすることが出来なくなっていることです。
ここが危ないと思える箇所です。

名前は伏せますが、稀になんの前ぶれもなく瞬間催眠が入ってしまう人がいるという説がありましたが、まさにこういった例の人がそれに該当するのかもしれません。

催眠状態を解除するためだけに活動している人もいるくらいだそうです。
Twitterの複数音声配信なる「スペース」でも催眠状態に入ったまま、かけた人がネット落ちして、解除が出来ずで放置になりそうだったのを他の催眠術師の方が、慌てて解除に入った例も聞きました。

このように催眠状態を解除しないということには例え、時間経過で覚醒はしていても、刻み込み自体は解除出来ていないということです。

また、逆の言い方をすると、催眠状態の解除とはある意味、一時的な催眠状態を完全に解除したんだよという刻み込みをするわけですね。

そして、刻み込みの話でもうひとつ、術師が催眠をかけてみて、かからなかった時に「あなたはかからない(かかりにくい)タイプですね」と謎の診断をしてしまうこと。
これも、刻み込みです。

ただ、その相互での催眠がうまくいかなかった「だけ」の話なのに、かける側が「かからないタイプ」と決めつけをして、かかる側がそういう思い込みをさせられ、それがベースになってしまうこと。
これも立派な刻み込みですし、なんなら「思考の塗り替え」という意味ではそれこそ洗脳と言ってしまってもいいかもしれません。

なんにせよ、勝手な決めつけ、勝手な解除忘れ、勝手な刻み込み。
全て、本来はかける側のミスや悪意による責任問題だと思っています。

ミスをそこまで責めるなよとお思いの方は「遊びでも仕事でも」もう少し考え直してください。

飛んだ話をしますが、仮に本当に「人を殺してはいけない」ことを知らずに人を殺しても罪にならないのか?
そんなわけはないんです。(精神異常などのサブ設定はないものとして)
たとえ知らなくとも、罪は罪なんです。

遊びでも責任持たないといけないというのはそういうことです。
トランプとかで大富豪なり七並べなりババ抜きなり遊ぶ時でも「ルールがある」のはそれに基づかないと、違反した人がいたらゲームが成立しないからですよね。

催眠術でもノークレームでお願いします。受ける人は何かあっても自己責任でなどと前置きする人がいます。
「そういう問題じゃあないんです。」

個性を診てかけないといけない催眠術だからこそ、解除問題も相手をよく診てしないといけないんです。

解除のし忘れで反省なく、次もやらかすようなら催眠術はやめておいてください。

あくまで個人的意見としての発信ではありますが、どんな催眠もそうやって、責任あるものにしてほしいなと願います。

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