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小麦との闘い

第5回の振り返り

第5回目が配信されました。初回よりはだいぶ慣れてきたかな~と思っています。まだまだ、コーナの切り替えやタイムコントロールが難しいなぁと思いますが。。。
今回は「お米食べよう条例」と「農業って色々ある」について話しました。
エンディングトークではでは本ブログのお話をしました。
ラジオでははなしづらい部分も書いていけたらと思います(笑)
では、本日のテーマに入っていきます!

米農家の割合

ほとんどの方は知っているかと思いますが一応改めてお話すると
日本は稲作が多いです!
いや知ってるわ!というツッコミを貰ったと思いますが、その通りで稲作農家が圧倒的に多いです。表①は農林水産省のデータを基に作成しましたが、
約5割以上が稲作農家で構成されています。これは顕著なデータかと思います。

            表① 農林水産省令和5年構造動態調査を基に作成

利益が少ないお米

ほとんどの商品は需要と供給バランスで価格は決まっています。
欲しい人(買う人)がいないとお金は出しませんからね。
お米は日本人の源ですから、ちゃんと利益を出しているでしょ!と思う少数の方々はいるかもしれませんが、表②を見て頂きたいです。
農業産出額の推移です。あれ?と思った方は多いかもしれませんが、お米が一番少なくなっています。数値も毎年減少が進んでいます。
前述した通り稲作農家が総量は多いですが、産出額が少ないという矛盾…
このデータから読み取れる通り、お米の単価が低い事が想像できると思います。

表② 農林水産省令和5年構造動態調査 引用

米離れの現実

国民1人が1年間に食べるお米の量は1962年の118.3kgをピークに2022年には50.7kgになっています。だいたい半分ですね…お米の需要はどんどん減っています。パンやパスタ、ラーメン等お米とは違った美味しいものがどんどん増えている中、人間の食生活は変化していますし、かといって胃袋が3つ4つ増える訳では無いので、減るのは当然の話しかと思います。
ある意味最大の競合はパンやラーメン等かもしれません。

減反政策と転作

国として、米の過剰な生産を鑑み減反政策を2018年まで行っていました。
お米の生産量を調整し、田んぼで違う作物(麦や大豆等)を栽培する(転作)と、補助金が降りる等の政策を行い、生産量を減少させていました。
2018年には、減反政策も廃止になったが、今でも転作の補助金があり、お米から違う作物への転換を進めています。とはいえ、田んぼで違う作物を行うのが難しいや機械の兼ね合いもあり、未だに稲作の生産が多いのが現状です。一方品種改良の技術も進化して、田んぼでも出来る野菜や飼料も増えてきており今後転作は進むと思います。

私の個人的な見解

ここまで稲作の現状についてお話しましたが、私の個人的な感想をいいますが、お米離れは必然かなと思います。食だけではなく産業構造の変化は毎年目まぐるしく起こっている中、様々な産業でも以前は求められていたものが求められなくなる事は普通に起こります。
例えば電話。昔は固定電話が各家庭にあったそうです。自分の実家にも小学生くらいまではありました。ただ今は固定電話がある家庭はどの位あるでしょうか?少なくとも自分の家には無いですし、周囲にもいないですね。
きっと固定電話の営業や販売、設置等行っていた会社は今は違う事業をしているか、倒産していると思います。

農業も同様で、産業全体の事を考えると昔の当たり前だった事は時が進む事に変化し、求められる事も変化していくと思います。現在はそうやって世の中回っています。ではどうすればいいか。簡単です。
未来を予測し、時代の変化をいち早く察知し、変化していくことです。
変化を恐れてはいけないと思います。
勿論機械や土地柄の関係で、思うどおりにいかない事も多いと思います。
ただ、単価が上がらないからと言って嘆くだけではなく
SNSで発信したり、新しい加工品を作ったり、周囲の農業者を取りまとめて価格交渉をしたり、自社ブランドを作って消費者と直接販売する等
やれる事は沢山あると思います。
そして行動をしているうちに、成功に近づくと思います。

まとめ

生意気ながら書かせて頂きました。
まぁ公共の電波では無いので、大丈夫でしょう(笑)
引き続きこのような形で発信していきます!

本日のお相手はかんちゃんでした~
また次回!さようなら!

ベジチャンではお便り募集しています。お待ちしております!

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