付かず離れず寄り添って
パートナーと長く一緒にいると、好みや価値観、もっと言うと見た目まで似てくるらしい。まだ1年少々の恋人と私は、さすがに見た目は似ていないものの、好みは似てきたなぁと感じることが増えた。
そういえば先日、お気に入りキャラの新しいLINEスタンプが発売されたと知り仕事の昼休みを利用して購入した。彼も好きなキャラだったのでプレゼントしようと思ってプレゼントのボタンを押すと、すでに購入済みになっていたのだ。
あまりのスピーディーさに、まさか私ブロックされたのでは!?と焦ったが、試しにそのスタンプを送ると同じスタンプが返ってきたので笑ってしまった。もう買ったんかーい!と思わず突っ込んだのはいうまでもない。
同じ時間を共有する中で、二人だけに伝わる言葉や出来事が増えてきた。今思い返してみると、1年前はなんて初々しかったんだと微笑ましくなる。
懐かしいような、気恥ずかしいような、なんともむず痒い。
長く連れ添った夫婦は目を見ただけで、「あれ」というだけで、何かわかることもあるらしい。私たちもいつかそんな風になれたらいいなと思う気持ちと、いつまでも新鮮さを保っていたい気持ちが両方ある。
恋人と家族の違いと言われればそうなのかもしれないが、親しき仲にも、むしろ親しき仲だからこそ大事にしたい距離感もあって、これは憧れに留めておいたほうがいいのかなと思った。
彼も、どんなに親しくてもずかずかと踏み込まれるのは苦手な人だ。
そういうところが似ているからこそ居心地が良いというのもある。
変わっていく関係性の中で、尊重すべきところは変わらずに。
そんな風に、彼との時間を積み重ねていきたい。
そのお気持ちだけで十分です…と言いたいところですが、ありがたく受け取らせていただいた暁にはnoteの記事に反映させられるような使い方をしたいと思います。