見出し画像

いつかのためのご褒美リスト

最近エンタメに触れいていないなぁと思う。
かろうじて、スパイファミリーの漫画を7巻まで読み進めているくらいで、もう何ヶ月も前に出た三月のライオンの最新刊だって手付かず。読み始めてすぐに放置されたミステリー小説の内容も、もう忘れてしまった。

週に一度はみようと決めていた映画やドラマも全く見ていない。
それどころか、Netflixを解約してしまった。
一応アマプラとU-NEXTはまだあるので、みようと思えば見られる。
ただ、見たいと思わないというかそういう心持ちになれないのである。

「花束みたいな恋をした」で麦くんがパズドラしかできない、と言っていたあの感じに近いのかもしれない。生産性のないことを暇つぶし、現実逃避のようにやることはできても、意味のあることを時間をとってやりたいと思えなくなっている。

ただ、気持ちが追い込まれていた時期は抜けて、今はもう少し落ち着いている。音楽を聴くとか、短い動画くらいなら見ることができる。一番ひどいときは、夜になるととてつもない不安に襲われて泣いていたので、峠は確実に越えたはずだ。本当に我ながらよく頑張った。

♦︎

今定期的につけているのはYouTubeか野球中継くらいだ。
それも熱心に見ているわけではなく、作業のお供、BGMとして流しているだけだ。作業が終わったらとにかく早く寝る。
なんだか味気ないなとも思う。

でも、それだけ余裕がないということの裏返しでもあるし、仮に映画をみようとしても他のことが気になって、きっと内容が頭に入ってこないのではないかと思う。それは他のメディアもしかりで、そもそもしたいという欲求がわいてこない。

今の状況になる前はそんなに時間に余裕があったかなぁと首をかしげるが、まぁあったんだろうなと思う。いつだってそれなりに忙しくやっている方だと思うけれど、今はなんというか圧倒的に時間と手が足りない。
やってもやってもタスクがふってわいてくるような、悪夢でも見ているような状況だ。それでもなんとかやっていけているのが奇跡的なのかもしれない。

お金の勉強もやるやる詐欺になっているし、他にもやりたいこと、行きたいところ、会いたい人は山のようにいる。それなのに時間も体力もお金も、何もかも足りなくてもどかしい。でももう削れるところはないとも思う。休憩時間を削ったら倒れそうだし、手の込んだ自炊なんてとうの昔に諦めている。

いつかまた心と時間に余裕ができたときのために、リストにして残しておこうと思う。何をしようとしていたんだっけ、ときっとすぐには思い出せないと思うから。いつかのために、今は目の前のことだけに集中するっていうのも悪くないんじゃないかと思いたい。

そう思えればなんだか報われる気がする。
好物は最後に食べる派の私にとって、それが一番ベストだと信じて。

この記事が参加している募集

やってみた

そのお気持ちだけで十分です…と言いたいところですが、ありがたく受け取らせていただいた暁にはnoteの記事に反映させられるような使い方をしたいと思います。