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今日の読書日記_人生の優先順位を明確にする1分マインドフルネス

忙しい日々だからこそ、ココロとカラダのバランスを考える必要はある。
体調管理のお手伝いをするコンディショニングトレーナーが、日々の活動で感じていることです。
皆さんはそれぞれのバランスを考えて生活していますか?


【忙しいよ思考】に陥っていませんか

あなたの忙しさの原因は何ですか?

時間がない?
やることが多い?
段取りが悪い?
人に邪魔される?
やる気が出ないから能率が悪い?
忙しそうなほうが得?

その理由はいろいろ。
忙しいが口癖になっている方は要注意です。
病は気から。
悩み事が多くなったり、生活習慣が崩れると、自律神経の乱れを引き起こし、体調を崩す可能性が高まります。
風邪をひきやすかったり、怪我をしやすかったり。
そんなの嫌ですよね。
もし忙しい日々とお別れしたい方は、身体の調整思考の整理をお勧めします。

私は修業時代、

『忙しいという字は心を亡くすと書く。だから忙しくするな、忙しそうに見せるな』

という教えをもらいました。
言葉の意味深さ。

【忙しいが口癖】の人の怪我が治りにくい?

カラダの痛みと思考の乱れには強い関係性があります。
私たちのカラダは自律神経(交感神経と副交感神経)によってコントロールされています。
睡眠や休息など、身体を落ち着かせたいときは副交感神経が優位になり、活発に活動する時は交感神経が優位になります。
このスイッチの切り替えがうまくできているといいのですが、精神的および肉体的ストレスが強くなると、自律神経が乱れ、交感神経優位が続きます。
リラックスしたいのに交感神経が優位なので、リラックスしきれない状態をイメージください。
そうなると、体内環境の乱れを引き起こしたり、身体のこわばりが強くなります。
仕事が忙しい時やトレーニング疲れが抜けない時、睡眠が浅くなって寝起きがスッキリしないということありませんか?
これも自律神経の乱れによる睡眠障害かもしれません。
休みたい時に休まらない状態。

疲労が抜けていない為、身体のこわばりが強くなり、身体操作力(競技パフォーマンス)も上がりませんよね。
身体が硬くなる、動作に無駄が生まれる。
うまく動かないから無理が生じる。
パフォーマンスも上がらない。
軟部組織(筋肉)への負担が増えて怪我をする。

病は気から。
気が崩れると『あー疲れた』『あー忙しい』が増えます。過剰も過少も体調を崩しやすいですよね。

このような状況の方は、身体をリカバリーするサイクルが崩れているので、怪我も治りにくいのです。

定期メンテナンスが欠かせない理由

なので私のスタジオでは、定期的な身体の調整を強く勧めているわけです。
スポーツマッサージや整体で、こわばったカラダをメンテナンスし、適度な運動で体内循環を整えます。生活習慣の乱れがあれば適時アドバイスをし、疲労回復サイクルを整えていきます。

反応から対応へ

本書では、精神的ストレスを緩和する方法として瞑想の方法が紹介されています。
私も指導現場では、瞑想からヒントを得た方法をいくつかおこなっていますが、それぞれ効果はあると感じています。
競技者を指導していると、未来に目を向けることが増えます。
来年の日本選手権で成果を上げたいとか、秋のマラソン大会で自己ベストを更新したいなど。
未来に目を向けて、今を変化させることが成長だと思いますが、今をおろそかにしては成長はないと考えています。

目の前の今に注意を向けることで、反応ではなく対応できるようになる。
対応ができるようになると余裕が出てくるようです。
この余裕があることでいいサイクルになるのでしょうね。

本書にある1文。

『雲はいろいろな形をしているが、最後には跡形もなくなる。なぜなら雲には実体がないから。残るのは変わらない青空』

とてもいい表現だと思います。
焦ってもいいことはありません。
まずは落ち着いて。

そして、疲れる前にメンテナンスですね。

ご清聴ありがとうございました。

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