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火焔型土器と脳と腸内細菌

ペンキ画家のショーゲン(SHOGEN)さんが Youtube動画で、火焔型土器について語っています。

土器には口の部分がありますよね
上が空いていると
それが女性の発言とか
言葉だったということを
表しているらしくて
「その女性の言葉とか発言を」
「男性とか他の方が炎として守っていた」
「いつの時代も女性の発言とかが大切にされる」
「そして女性が大切にされる時代というのは」
「本当に豊かな暮らし」
「愛の溢れる世界というのは広がっていくんだよ」

SHOGENさんのYoutubeショート動画

このショーゲンさんの動画を見たあとに、十日町市博物館で実際に火焔型土器を見ました。

十日町市博物館パネルから

「火焔型土器」とペアで発掘される「王冠型土器」も展示されていたのですが、「火焔型土器」を一目見て感じたことは、土器の口の部分がヒトの「口」であったなら、土器の頸部は「食道・胃」のあたりであり、土器の胴部は「小腸・大腸」になります。そして、胴部のヒダヒダ文様が、腸粘膜のヒダに、その上のグルグル模様が「腸内細菌」と感じました。
頸部のグルグル模様は、「ヒト細胞」でしょうか。
そうすると、口から上の口縁部は「脳」であって、ネドじゅんさんやジル・ボルト・テイラーさんのいう、母系社会の「愛」の特徴を持つ「右脳」を表しているように思えます。

一方、炎のない「王冠型土器」のほうは、ヒダヒダ文様のところに、横線が入って切れているんです。これを見て、腸漏れ(リーキーガット)が起きて、体と心に悪影響を及ぼしているんじゃないか、ジル・ボルト・テイラーさんのいう左脳のキャラ2の不安と自己中心的な特徴や、ネドじゅんさんのいう自動思考がでてきてしまうんじゃないかと、思ってしまいます。
それでも、縄文人は「言語」を扱い、論理的な思考をする「左脳」を良しとして、「右脳」中心であっても、「左脳」の機能を、ありのままに受け入れていた気がします。

「飛騨の口碑」の中で、出雲族が言葉をもたらした、というようなことが書かれていたと思います。ショーゲンさんは、縄文人は虫と会話ができていたという話をされますが、虫と会話ができるなら、人との会話も言葉を使わなくてもできていたと思うわけです。
それでも出雲族のもたらした「言葉」=左脳文化をよしとし、出雲族と姻戚関係を結んだのは、いろいろな腸内細菌がいたほうが良い、という考えと似ている気がします。多様性があったほうが、未知の病気などにも対応できるからです。
出雲族の古墳は、方墳なんです。王冠型土器を上から見た方形の墳墓です。
やがて、円墳と方墳が合体した前方後円墳ができることになりますが、右脳=円墳も、左脳=方墳も両方大事だということの表れの気がします。

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