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夫の会社を訴えた話!

同僚が社内で集団のいじめにあい
そのいじめに加わらなかった夫は

上司からあからさまに嫌みを言われ
皆と歩調を合わせろと迫られた

昔の血気盛んな頃の彼なら
きっと手が出ていたに違いないが
何とか我慢して退職を伝えたと言う。

私は詳しい話を聞くなり
会社を訴えることを決意した。

パワハラは被害の当人ではないので無理
本来は見て見ぬふりをした会社側に
相応の責任を追求したいところだが
それも難しい。

そこで
大量のサービス残業を負わされていた
社員たちを代表して
未払い分の請求をすることにした。

始業時間は8時10分だが
社員は半強制的に
7時前後の出社を義務付けられた。
始業時間まで全員で掃除をする為だ。
これだけで毎日1時間のサービスである。

更に
定時で帰れることはほぼ無く
嫌がらせのように仕事を続ける上司。
部下が帰ろうとすると
容赦なく非難を浴びせる
だから誰も帰れない。

許せないのはその上司が、皆の
タイムカードを勝手に定時で打刻し
帰ったことにしてのサービス残業である。

何故か夫だけは言いなりにならず
自分で打刻していたのが
最終的に有力な証拠となったので
本当に助かった🎵😍🎵

1日2時間は当たり前
ひどい時は4時間も会社に拘束された。

私は過去2年間の残業時間を
全て書き出して計算した。

そして
会社に対して
時間外労働の請求を弁護士に依頼した。

最初会社側はサービスなどさせていない!
夫が勝手に会社に残っていたのだと主張した。
朝の掃除も強制ではないと。


しかし夫は
タイムカードを打刻した後
今仕事終わったよ~というメール💌を
毎日欠かさず私に送っていた。

そのメールの時刻は
全て私の携帯に保存されていた。

普段はうっとうしいだけのメールが
このときばかりは役に立った。(^_^;)✌️

それが仕事をしていた動かぬ証拠となった。

朝の掃除も
全員で毎日行う事実があるだけで
会社の指示に当たるという結論になった。

相手側の弁護士も事実を認め
ほぼこちらの要求を受け入れる形で

半年後に決着した。

上司の言いなりに同僚をいじめていた
部下たちも、夫の後を追うように退社した。

夫の元には今でも
会社に残った人達から電話が来る。

相変わらずパワハラ上司は健在らしい。

会社側もパワハラ問題は把握している。
だが、社員が何人辞めようとも
上司の責任は追求したくないようだ。

たぶん

追求出来ない何かがあるのだろう。

組織には組織なりの正義があるらしい。

ただ
いくつかブラックルールは見直され
始業時間前にタイムカードの打刻を
出来ないようにしたと聞いた。
しかも顔認証で他人には打刻出来ない
システムだと胸を張っていたらしい💦

それって

今までと何が違うのだろう

打刻時間と実際の出社時間に大きなズレが
無いように誰がチェックするのだろう。

過去何度も監督署の勧告を受けながら

半年後には元に戻る会社。

どんなに残酷な扱いを受けながらも
会社に対して訴えを起こす人は
まだまだ少ない。

泣き寝入りの社会だ。

私は夫が辞めたことも
会社を訴えたことも

少しも後悔していない。
































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