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最高の映画「ジュブナイル」

好きな映画は何ですか?と聞かれたら、
1mmの迷いもなく答えます!

ジュブナイル

この映画は、人生において1度だけの経験をした映画です。
それは、「同じ映画を映画館で2回観た映画」なのです。


2000年夏、小学6年生だった私は、電車に乗って地元から離れた街の映画館へ行きました。そこで観たのが「ジュブナイル」とてもとても面白く、「もう1度観たい!」と思っていました。
私の地元にも映画館はあったのですが、施設はボロボロ、上映作品は世間から1ヶ月ほど遅れて上映という状態でした。ある日、街を歩いていると「ジュブナイル」のポスターを発見します。地元の映画館で上映されるとのこと。母親に頼み、どうしてももう1度観たい!とお願いして、地元の映画館で見ることができました。

あらすじ

未来から来たロボットのテトラが、祐介・岬・秀隆・俊也の4人と一緒に夏休みを過ごすというストーリーです。テトラはこの4人に会った瞬間に「テトラ、ユースケに会った」と言います。初めて会ったはずなのに、どこかで会ったことがある記憶が…小さな球体のロボットであるテトラは部品を組み立てて少しずつ大きくなっていきます。
一方で、地球の上空には謎の生命体「ボイド人」が。ボイド人はオーバーテクノロジーであるテトラを探しています。4人がボイド人が出会った時…

テトラです!

山崎貴監督

現在、山崎貴監督は映画界でも超有名人物となっています。

山崎貴監督

有名作品は多々…

ALWAYS~3丁目の夕日~
永遠の0
ゴジラ-1.0

知らない人はいないはず。その山崎貴監督のデビュー作がジュブナイルなんです。VFXを駆使して作る映画のスタートがここだったのか…と感慨深い気持ちです。


最高の音楽 山下達郎

山下達郎&テトラ

「JUVENILE~瞳の中のRAINBOW~」
自分が小学6年生の頃を思い出すことができる1曲です。どこか懐かしい雰囲気の漂う1曲。心がきゅんきゅんする感じです。

「アトムの子」
物語の序盤、最初の盛り上がりの時に流れる1曲です。
起承転結があるとするなら、物語の前半部分が特に好きになる私。
好きな映画第2位の「魔女の宅急便」でも、宅急便の仕事が増えて仕事を楽しむキキの姿が見える前半部分が特に好きです。
同じ気持ちの方、いらっしゃいますか?


将来の夢になりかけた

ジュブナイルが好きすぎて、祐介に憧れすぎて、テトラに会ってみたくて、将来の夢を変えようか本気で悩んでいました。ロボット関係の仕事をやってみたいなと考えていました。ま、考えていただけですが…
2000TBディスクというものが出てきます。デザインがカッコよくて、将来はこういうものが生活で使われる時代なのかーと感心していました。


レンタルショップでは見かけない
中学生、高校生と自分が成長していく中で、「あぁ、またジュブナイル観たいなぁ」と思うことがありました。しかし、レンタルビデオショップに足を運んでも取り扱いがない店舗が多いです。
社会人1年目、ブックオフを巡っていた頃にたまたま発見したDVD。即買いでした。今でも大切に保管しています。

Amazonで購入できるみたいです。
良かったらポチしてみてください。

夢をつなぐ

私は、公立学校の教師をしています。
今は、中学校の教師ですが、昨年度までは小学校の教師でした。
小学校6年生の担任をした経験もあるのですが、6年担任をした時には、必ず学校でジュブナイルを上映するようにしていました。授業を順調に進め、卒業式の週に2時間ほど余裕がある状態にしておきます。クラスの全員でジュブナイル上映会をします。

昨年、上映会をした時のことを紹介します。

舞台は2000年ですので、今から約20年前。同じ小学生の話ですが、今とは異なる小学生の様子が見られます。ゲームはプレステ2ですし、スマホはなくてピッチ(PHS)を使用しています。しかし、イタズラ心のある小学生の行動や、男女混ざった4人組が仲良く遊ぶ姿は、現在を生きる小学生でも楽しめるような作品です。
上映後、必ず語ることがあります。

「先生は、この映画を小学6年生の時に観た。20年後、こんな世界が広がっているのだと楽しみな気持ちが大きくなった。祐介みたいに、ロボットエンジニアになりたいと思ったほど、夢が広がった作品に出会えた。
みんなは20年後はどうなっていると思う?なかなか想像つかないよね。きっと素敵な未来が待っていると信じている。信じて努力を続ければ、きっと大丈夫。今思い描いている夢があるなら、それを大切に努力を続けてほしいです。」

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