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伝統と文化を綴る日記 玉置神社(神様に呼ばれないと辿りつけない神社)



神様に呼ばれないと、辿りつかないと言われる特別な神社がいくつかある事をご存知でしょうか?

今回はそのうちの一つ、玉置神社に行った時の話と神社のご紹介をしたいと思います。

この神社に行った時は確かに呼ばれたのかな?って感覚を覚えました。
今回はそんなお話もしてみたいです。
早速スタートします。

玉置神社とはこんな神社


『紀伊山地のと参詣道』として世界遺産にも登録されています。

どこにある神社?

玉置神社は大峰山脈の南端に位置する標高1,076mの玉置山の山頂近く、奈良県の十津川村にあります。

駐車場からの景色

写真から、秘境にあるのがわかるのではないでしょうか?
そうです、かなりの山奥にあります。

大阪から約3時間
名古屋から約4時間(筆者は名古屋人)
この時点でどんな秘境にあるかご理解していただけると思います。

何より大変なのは麓の村から神社までが険しく狭い道である事、すれ違いも困難なレベルで、運転に慣れていないと物理的にも辿りつけない事でしょう。

神社の歴史

紀元前37年に崇神天皇の時代に創立され、王城の火事防止と悪魔退散のために早玉神が奉祀されたことが始まりとされています。

また、この場所は古くから熊野と吉野を結ぶ熊野・大峰修験道の行場(修行の場)として知られ、平安時代には神仏習合の影響を受けて「玉置三所権現」や「熊野三山の奥院」と呼ばれ、重要な霊場として栄えました。

鳥居

御祭神

国常立尊 
 日本書紀の神話において天地開闢の始めに現れたとされる神様です

境内について


社殿は欅(けやき)の木材を使用しており、建築スタイルは入母屋造(いりもやづくり)と平入(ひらいり)が特徴です。

正面には軒唐破風(のきからはふ)があり、その上には千鳥破風(ちどりはふ)が設けられています。

この建物は1794年に再建されたもので、当時の様式を色濃く残していますが、奈良県内では珍しい入母屋造りの本殿とされています。

奈良県指定天然記念物に指定されている杉の巨樹群には樹齢3000年と 言われる神代(じんだい)杉や、常立(とこたち)杉、大(おお)杉などの巨樹が含まれています。

ちょっと不思議な立ち寄った経緯

最初の目的地は、熊野本宮大社と熊野那智大社で、この神社の近くに来るまでは立ち寄るつもりはありませんでした。
何故、立ち寄る事になったかと言うと、

前日の夜に眠れずに急遽、深夜2時に家をスタート。
道中でそれまで気にならなかった玉置神社が気になり出したんです。
現地に着いた時、深夜にスタートしたため時間に余裕がある事を確認出来たため急遽立ち寄る事に、

神社に着くとともにパラついていた雪が止み快晴になるおまけ付き。

もし、予定通りの時間に出発してなかったら、

もし、道中で玉置神社の事を思い出さなかったら、

もし、凍結で道路が通行止めだったら

玉置神社には行ってなかったでしょう。

神様に呼ばれるってあるんだなって思いました。
その後、熊野本宮大社と熊野那智大社を周り、伊勢の二見興玉神社を参拝

本来の旅の目的が縁のある、熊野三山だった事も不思議ですよね。








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