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社会科学全般から福祉を考える

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「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)の重要なところから福祉を見つめています。また、後々紹介された書籍も加えていきたいと思います。
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「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)E・H・カー③

「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)E・H・カー③

だいぶ放置してたら、春がやってきました🥰
ぽんニャンです🐱

E・H・エリック…じゃなかった💦カーの最終回です😃
それでは、どーじょー😃

カーの国際政治学の根幹は、政治はユートピアとリアリティ、あるいは道義と権力から成という理解だった。
人間は集団を形成し、その中で生きる。集団を統制し、その中の関係性を調整するのが政治。
政治は道義だけで語ったり、権力のみで説明したりせず、二つの相互作

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「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)E・H・カー②

「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)E・H・カー②

今日もお布団でぬっくぬく♪
ぽんニャンです🐱

さあ、E・H・カー編その②😃
ウクライナ戦争はなぜ起きたの?

自民党の元防衛大臣(軍事通)「ロシアが突然攻めてきた」
国滅ぶだろ💢

それではどーじょー😊

E・H・カーは、『危機の20年』で、国際政治学の潮流をユートピアニズムとリアリズムとに分けた。
第一次世界大戦後の平和秩序は、ユートピアニズムに基づいたため崩壊したと分析した。
二大潮

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「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)E・H・カー①

「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)E・H・カー①

相変わらず、食欲旺盛なぽんニャンです🐱

さて、今回は国際政治学の創始者、E・H・カーです😃
戦争はなぜ始まるのか?
それではどーじょー😃

2022年2月24日、ロシアはウクライナに侵攻した。

人類の歴史を紐解けば、戦争の歴史と言っても過言ではない。
まさに、田中芳樹氏が銀河英雄伝説でヤン・ウェンリーに語らせているように「人間の歴史ってやつは、開けるページ開けるページこればかり。ドンパチ

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「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)デュルケーム②

「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)デュルケーム②

遅ればせながら、あけましておめでとうございます🎍🌅🎍
ぽんニャンです🐱

しばらく筆が進みませんでしたが、ようやくデュルケーム編②です💦

それではどーじょー😃

デュルケームは、政変や戦争なども自殺を減らすと言う。
なぜなら、こうした危機が社会を結束させるからだとデュルケームは解釈している。
これを象徴した例が、新型コロナウイルスによるパンデミック。
当初の予想では、2020年の自殺

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「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)デュルケーム①

「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)デュルケーム①

仕事柄、クリスマスケーキを食べたのに、年末感を全く感じないぽんニャンです🐱🎅

さて、ソーシャルワーカーやケアワーカーはぜひおさえたい、デュルケーム編です😃

それでは、どーじょー🎅🎄

エミール・デュルケームはフランスの社会学者。
ドイツのマックス・ウェーバーと並び、近代社会学の創始者とされる。
今回は1897年に発表した『自殺論』を取り上げる。
中野剛志さんは、デュルケームが個人の心

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「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)ポランニー②

「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)ポランニー②

寒いけど、冬が大好きなぽんニャンです🐱❄️

さあ、ポランニー編は2回で終了です。
最後トクヴィルと繋がります。
現在絶賛展開中の新自由主義の弊害とは?

それではどーじょー😊

産業革命後の市場経済は、自然・人間・貨幣を商品化した。
そして、生態系・共同体・産業組織を破壊した。

金本位制
19世紀イギリスが制定。
外国貿易を重視し、外国為替を安定化させるために、各国の通貨と金との交換を義務

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「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)ポランニー①

「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)ポランニー①

雪☃️積もりました😃
ますます布団とラブラブなぽんニャンです🥰

さて、今回からカール・ポランニー編です😃

その前に。
医療福祉ではこういうことを言われています。
「市場原理が取り入れられた」
「雇用の流動化で新しい働き方を」
「新しい働き方で、自分らしく働く」
「外国人材に技術の継承」
「日本の介護を輸出」

それ以外でも金融教育が叫ばれるようになってきました。

それらを踏まえて、ポラ

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「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)トクヴィル③

「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)トクヴィル③

さてさて、トクヴィル編最後になりやした😃
布団にくるまって出られないぽんニャンです🐱

それではどーじょー😃

民主的社会では、地位が平等だから人々は孤立しやすい。孤立した個人は中央集権的権力に屈しやすい。
そして、民主政治は全体主義へと転落する。
トクヴィルはそう論じたが、それを防ぐことはできないのか。

トクヴィルはいくつかあることに気づき、そのうちの特に重要な団体」と呼んでいた。社会学

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「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)トクヴィル②

「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)トクヴィル②

調子に乗って、1日2回更新してみました😃
初雪が降って、慌ててタイヤ交換をしました😅
ぽんニャンです😅

トクヴィル編②です。
トクヴィルが民主政治に恐怖を覚えた核心に近づいていきます。

それてはどーじょー😃

トクヴィルが論じているように、なぜ民主政治は「専制政治」に堕ちてしまうのか。
トクヴィルは、『アメリカの民主政治』で「地位の平等」があると書いている。
民主政治では当たり前のこと

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「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)トクヴィル①

「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)トクヴィル①

たまーの2連休をお布団の中で過ごしております🍊
ぽんニャンです🐱

さてさて、今回からフランスが生んだ天才政治家トクヴィル編に入ります。
絶対著書を買って読みたくなりました😃

では、どーぞー😃

フランスの政治家、アレクシス・ド・トクヴィルは、独立して50年しか経っていないアメリカを視察し、民主政治の恐るべき本質を見抜き、「アメリカの民主政治」を出版した。
この本は、社会科学を学ぶ上で、

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「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)バーク②

ヤクルト1000を見つけ次第買い込んでいます。
ぽんニャンです🐱

バーク編②です😃

バークの保守思想は現代でも通用する。
イギリスの経済学者ジョン・ケイが著した「想定外ーなぜ物事は思わぬところでうまくいくのか?」という本でよくわかる。

ケイは、バークの保守思想を「周り道の」アプローチと呼ぶ。
ラディカルな「ゼロベースの改革」を「直接的な」アプローチと呼んでいる。

アメリカの山火事を例に

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「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)バーク①

「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)バーク①

眠いっす💤
ぽんニャンです🐱

今日は、エドマンド・バークです😊
俺っちは、保守もリベラルも関係ない立場ですが、伝統文化の継承も少しやってますので、保守主義も学んでみたいと思います😊

それではどんじょ😊

エドマンド・バークは、イギリスの政治家。「フランス革命の省察」を著し、「保守主義の父」と呼ばれた。

バークは、革命とか抜本的な改革ということに反対している。それは、人間の理性という

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「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)ウェーバー③

「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)ウェーバー③

甘党ぽんニャン、ケーキ大好きです🐱🍰

「奇跡の社会科学」に紹介されている方々のうち、ウェーバー編最終回のまとめです。

もう一度断っておきますが、この記事は中野剛志さんの著書「奇跡の社会科学」を要約(になってないかも)したものです。

それでは、どんぞー😊

ウェーバーの官僚制の議論を踏襲した最近の研究で秀逸なのは、ジェリー・Z・ミュラーの「測りすぎーなぜパフォーマンス評価は失敗するのか?

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「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)ウェーバー②

「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)ウェーバー②

リンゴが美味すぎて止まらんです🍎
あ、ぽんニャンです🐱

マックス・ウェーバー②です。

この項目では、「グローバル化」についても言及されています。
よくよく読んでいくと、「チェーン店」もグローバルだよなと思えてきます。
また、介護事業で言うと、先進的で脱官僚的な介護事業所も、それを真似したりチェーン店化すると、とたんに官僚的になるなぁと思いました。

それでは、どぞー😊

ウェーバーが官僚

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