【この歌詞がイイ!】『結婚しようよ』より「もうすぐ春がペンキを肩にお花畑の中を散歩にくるよ」

 「幸せ」。この二文字を表現するとしたら、あなたはどんな言葉を使いますか? 音楽の歌詞においても、アーティストごとに実にさまざまな「幸せ」の言葉がありますが、今回は私のお気に入りの「幸せ」の歌詞をご紹介いたします!

 今回ご紹介するのは吉田拓郎が1971年に発表した、元祖結婚ソング「結婚しようよ」です。当時は体制批判や社会の暗部の告発をテーマとする「プロテストソング」が主流だったフォークソング界で、愛する人との幸せな結婚生活への想像をうたってヒットしたこの曲。この曲の「幸せ」言葉はなんともメルヘン!

もうすぐ春がペンキを肩に お花畑の中を散歩にくるよ

 もう、これ以上ないほどの幸せです! みなさんもぜひ想像してみてください。春という季節がペンキを持って花畑を楽しそうに歩いてくる。このペンキは何のペンキでしょう。カップルがこれから暮らす家の壁に塗るものでしょうか? 家が出来たら、二人は窓をあけて花畑を眺めるのかもしれません。そうしたら花のやさしい香りがして……
 愛するふたりの「幸せ」を、巧みな擬人法で表現したすばらしい歌詞ですね! それではまた次回お会いしましょう、ぐーばい!

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