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僕たちはどう生きるべきか?①~経済初心者向け解説シリーズ~

こんにちは~ 最近は円安が進んでいますね。ニュースやネットで情報を集めていると不安を煽る記事が多く、最終的に政府などの批判に繋げるものが非常に多いです。今回からシリーズでそうした不安を緩和し、これからどのように生きればいいか、どのような価値観を持てばいいかを提案する記事を書いていこうと思います。経済のことがよく分からない人向けに簡単な言葉で説明していきますが、提案する前にまずは現状の分析です。あくまで僕の私見に過ぎませんので参考程度に読んでもらえれば嬉しいです。


円安の原因は低金利

日本では銀行にお金を預けても
ほとんど増えませんよね

これは国が決めている(政策)金利が
低い(というかゼロだ)からです

海外では現在金利が5%前後の国が多いため
持っていてもほとんど増えない円資産は
投資家たちにとって魅力がありませんから

円を買おうとする人が少ないため
円安となっているのです

では日本も利上げしたらいいじゃないか?
という話も出てきますが

金利が上がると住宅ローンなどの金利も上がり
お金を借りている人たちの家計が破綻してしまうため
多くの人が困ることになります

円安物価高で政府を批判する人は
住宅ローンや車のローンの支払いが
倍増してもいいのでしょうか?

物価高かローン負担か
これらは2者択一であることを
理解しておくといいと思います

さてさてネットの情報を調べると
金利を上げられない理由として
「日本の借金1200兆円」
を挙げている人たちがいます

金利を上げると支払う利息が莫大になり
財政破綻するという論理ロジックです

ですが

日本の財政は健全そのもの

なのです

まず「日本の借金」というのは意訳すると
「政府が国民に借りている」というもので
実は国民が資産を持っている状態なのです

しかも「借金1200兆円」の約半分は
実質的な政府である日銀が保有しているため
名目上の借金は半額です

そして今回の日銀の介入で目にした人もいらっしゃるかと思いますが、政府の外貨準備高(ドル)が200兆円分!?

つまり政府はドル資産だけで
200兆円も保有しているのですよ

政府が持っている資産も莫大なので
実際は借金はないようなものです

奥さんに1200万円お金を借りているけど
内600万円は銀行口座に預金していて
実は600万円分の資産を持っている

というような状態というわけです

そして日本政府はいくらでもお金を
発行することができますので

いくら借金が膨れ上がろうとも
発行して返せるので全く問題はありません

ではここで

世界ではなぜ財政赤字がダメと言われるか?

を説明しておきます

それは各国の通貨の信用度が低いため
国債をドルやユーロなどの
基軸通貨で発行しているのです

ドル建てで国債を発行すると
返す時はドルで用意しなくてはなりません

自国のお金をいくら発行したところで
返済はできませんから

財政が健全でないと
今のようにドルの相場や金利が上がった場合
自己破産デフォルトを起こし
経済が破滅的な状態になってしまいます

その一方でユーロは少し特殊で
複数の国が共通の通貨を使っているため
どこかの国が緩慢な財政をすると
そのとばっちりは他のEU加盟国に及びます

ユーロは基軸通貨であるにもかかわらず
各国で自由に発行できるわけではないため
それぞれの国が財政の健全化を求められます

では日本はどうでしょうか?
実は日本の国債は日本円でしか発行していません
国債は日本国内で買われている状態

というか金利が低すぎるので
外国人投資家が買うはずもありませんよね

つまりは金利が低いことで
海外(投機筋)から守られている部分もあるのです

次回に続きます

本記事では日本の借金1200兆円はヤバいという不安を解消することをテーマに書きました

次回記事では
経済成長が著しい(ように見える)
アメリカや中国の状況を伝えながら
苦しいのは日本だけではないことを書いていきます

次回記事も読んでいただけると嬉しいです
ではまた!

お金はご自身やご家族のためにお使いください。みなさまに幸せの訪れを願っています。