点字ブロックはふさがないで

町中で見かける点字ブロックはなんのためにあるのか?
多くの方はご存じかと思うが視覚障害者の歩行をサポートするためにある。
またこれはあまり気づかれていないが、「警告ブロック」と「誘導ブロック」の2種類がある。
「警告ブロック」は横断歩道や駅のホームなどにありこれ以上進むときは気を付けることをぶつぶつとした突起で教えてくれる。また「誘導ブロック」は歩道などにあり溝に白杖を這わせると、歩いても大丈夫ということを知らせてくれる。どちらも私たち、視覚障碍者にとっては必要な移動支援アイテムとなる。ただこの点字ブロックに立ち止まって話したり、スマホを見ている人が非常に、多く見受けられる。ひどい場合は自転車や看板を置いて完全にふさがれてしまっている場所も多
先日駅で女性が4人、いつものごとく点字ブロックをふさいでしゃべっていた。4人もいながら誰もふさいでいることに気づかずお構いなしにしゃべっている改札の前ということもあり、非常に邪魔な存在だ。近づいて行って「すみません。点字ブロックをふさがないでもらえますか?」と声を掛けたら「すみません」と言って一旦どいたが私が通り過ぎるとまた点字ブロックに戻る。よほど点字ブロックが好きなのか、それとも不干渉なのかはわからないが、とにかくこういったシーンが多いのが現実。私は弱視でぼんやりとは見えているため声をかけたり、避けたりできるが全盲の人となると見えないのでぶつかってしまうときもある。もしけがをさせたりしたらお互いに大変なことになる可能性がある。これからは立ち止まってしゃべったり、待ち合わせをするとき、自転車などを止めるときは是非足元を確認してほしい。そしてそこに点字ブロックがあったなら、少し移動して視覚障害者の安全な移動にご理解いただきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?