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【エッセイ】プチ旅ブーム

最近読む本といえば、旅のエッセイが多い。
国内だったり、海外だったり、場所はどこでも構わない。
家にいながら、世界は広いなと空想の世界を泳いでいる。

一冊の本と出会った。
タイトルに惹かれたのだ。

どこでもいいからどこかへ行きたい (幻冬舎文庫) https://amzn.asia/d/jllYK7Z

私の気持ちを言い表していると感じた。
旅とは、遠くへ行くこと、宿泊しなければならないといった先入観があった。
それを良い意味で、壊してくれる本だった。
近場でも、旅はできると新たな知見を得た。

早速、私はプチ旅に繰り出した。
久しく電車に乗っていなかったが、電車は旅という感じがする。
何駅か先へ行ってみることにした。
電車から見える景色。
桜が綺麗に咲き誇っているのを見て、春を感じた。
どこかへ自分が運ばれていくのは、ワクワクする気持ちだった。
読書しながらもまた、良いものだった。

私が向かったのは、事前に調べていた古書店だ。
その店は、ひっそりとあった。
小さな店内には、所狭しと本が置かれている。
私が始めに向かったのは、絵本や児童書の棚だった。
すぐに自分の興味をひく本に出会った。
その次は、海外小説の棚に向かった。
あらすじも面白そうで、表紙が素敵な本に出会った。
その次は、日本の小説だ。
そこでも興味深い本と出会えた。
普通の書店では、出会えなかった本達だった。
古書店ならではの良さがあった。
私は、それらの本達を買い、ホクホクとした気持ちになった。

今回は、初めての書店へ行くという旅路。
帰り道、素敵なレストランを見つけたが、本を買ったので、また次回の旅で来ようと胸に刻んだ。

埼玉に住んでいた頃、1人でどこかへ行くことは度々あった。
田舎に戻ってきてからは、行く場所がないと決めつけあまり出かけなくなった。
色々調べてみると、近場でも行ったことのない場所はまだまだあった。
自分の心次第で、楽しく旅気分を味わえることを知った。
私は、またプチ旅へ繰り出すだろう。


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