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アクションゲーム下手が『ジャンプキング』裏裏面を制覇するまで



【前置き】

自分は10年以上アクションゲームをやってなかったです
かといってアクションゲームが得意なわけでもないです
自分が今までやってきた2Dアクションはマリオやロックマンやドンキーなどがあります
本作はそれらとは比べ物にならないほど難しかったです
だから自分がクリアできたのは根気強くプレイしたからという理由につきます

【大まかな特徴】

本作は操作感がかなり特殊です
一見マリオのようなアクションゲームのようだけど実際にやってみると全然違います
本作はbit単位で36段階ジャンプの違いがあってかなりシビアな操作が要求されます
あと落下中は全く操作できないです

端的に書くと他のいろんなアクションゲームよりもずっと操作しにくいということです
ボタンを押す強さが誤差の範囲で違ってたとしてもジャンプの強さに影響が及びますからね
表面はまだいいけど裏裏面までいくと精密機械のような操作を何度も要求されるので心が折れそうになりました

【表面】

あまり時間はかからず制覇できました
最初はジャンプの感覚が今までとは全然違ってたので草原ですら苦戦してました
その後の下水道もなかなかでした
いきなり下水道と草原を何度も往復することになり大変でした
下水道は中盤の強めのジャンプがきつかったです
強すぎると飛び越えるしちょっと弱めると届かないですからね

最初の鬼門はバーゲンバーグです
ホールインワンがきつくて何度も失敗しました
当時は偶然頼りのプレイでした
その直後の小ジャンも割と突っかかりました

そこを上ったあと右の部屋に入るのも結構突っかかりました
空ゾーンの細い棒に乗るのもかなり苦戦しました
雪ゾーンは風の流れに乗る感覚を掴むのに苦労しました
ここでようやく中間地点です

氷ゾーンは割と偶然頼りな場面が多かったです
でも中間以降は氷と塔だけなのでゴリ押しでいけました

【裏面】

表面はチュートリアルで裏面から本番って印象あります
しょっぱなの雪ゾーンはかなりだるかったです
歩いての移動ができずジャンプだけで左右の調整はしんどいです

その後の氷ゾーンもしんどいです
何度も挑戦してボタンを押す感覚を探りながらやってました
ここからロストフロンティアまではワンセットだと思います

空ゾーンは終盤にトラップがあり右端に落ると氷ゾーンまで戻されます
強めのジャンプを要求されるけど強すぎると落ちるのでかなり陰湿です
その氷ゾーンの復帰もミスると雪ゾーンまで戻されます
自分は何度もこの往復を繰り返しました
本当につらかったです

風ゾーンからさらに難易度が上がります
風の動きにのってのジャンプは今までとは全然感覚が違います
これも何度も失敗して感覚を身につけるしかないです
風ゾーンのホールインワンは慣れるのにかなり時間がかかりました
その後の左右のジグザグジャンプも風のせいで難しかったです
ゴール前の小ジャン数回するところも何度も突っかかりました

ロストフロンティアは裏面で一番苦戦しました
ロストフロンティアあたりから足場が小さくなったり角が折れたり丸みを帯びてたりで明らかに落ちやすくなってます
しかもちょっとミスるとすぐ空ゾーンや氷ゾーンまで戻るのでとても鬼畜です
自由の女神像付近の足場はかなり小さいのであそこに乗るのはとても苦労しました
しかもその先もかなり難しいので何度もその足場を往復することになります
終盤の細い棒はひどすぎました
たたでさえ難しいのにそこに行くまでも難しいです
そこらへんの往復作業は長時間の地獄です

それを越えると暗闇ゾーンで擬似中間です
暗闇ゾーンはだるいヶそこまで難しくはないです
そこからの穢れた聖域は2番目に難しかったです
足場が丸くて小さいので本当に大変です
しかも落ちたら暗闇ゾーンあたりまでほぼ確定でいきます

水ゾーンは難易度じたいはそこまで高くないです
感覚が狂うので水ゾーンそのものよりもその後のタワーへの影響の方が怖いです
ラストのタワーはダミーの壁や床がだるいです
背景と合わさり分かりにくいものもあります
タワーは端に落ちると穢れた聖域まで一気に戻るのがだるいです
ギミックそのものの難易度はそこそこ高い感じです

【裏裏面】

裏面が簡単に思えるくらい鬼畜でここからが本当の地獄の始まりです
↑の画像でも分かる通り表面や裏面の何倍も時間やジャンプ回数が多いです

まず最初の沼地からもう嫌です
表面の雪と裏面の水を合わせたようなギミックです
歩いての左右の移動ができずジャンプの溜めが通常とは異なります
ここの感覚を掴むのはとても苦労したしもうやりたくないです

次のカビ屋敷もなかなかです
足場の配置が絶妙でかなり繊細な操作を何度も要求されます
しかもちょっとずれると一番下や沼地まで戻されます
終盤の強めのジャンプはとても難しく何度も失敗しました
しかも飛び越えると右端に落ちるのでそのまま沼地へ直行という計算され尽くした配置です

ハエの木もかなり嫌いです
沼地〜ハエの木までをワンセットと考えており自分はこの区間を何度も往復しました
地獄のシャトルランでした
ハエの木は足場が高めにあるため普段はあまり使わない強めのジャンプが多めでウザかったです
しかも一部の床が氷なのもウザかったです
地形が複雑でどのルートから行けばいいかっていうのも難しかったです
行きにくいルートに固執すると余計なやり直し作業が増えます
終盤はクリア寸前でようやくコツを掴みました(それでも割とミスるけど)

そこを越えると猫ゾーンです
自分が裏裏面で一番嫌いなところです
小さくて丸い足場を何度もやらせるのがとにかくきつかったです
しかも落ちたらかなり戻されます
丸い足場は本当に厄介で何度もこれのせいで滑り落ちました
終盤のジグザグの足場は特に嫌いです
実質4連続のジャンプを成功させるのはしんどいです
感覚を掴めてもそこそこの確率で失敗します

その後のタワーもなかなかです
最初の強めのジャンプでまず何度も苦戦しました
タワーは特に繊細な操作を要求されると感じました
誤差の範囲でボタンを押す強さを調整しました
表面から続けてプレイしてたけどあまりにつらくてこのタワーあたりで数ヶ月ほど休止しました

久しぶりに再開して終盤の大ジャンプのところを突破できるようになりました
そのへんとゴール前の小ジャンのところは落ちると猫ゾーンの復帰ポイントまで戻されます
でもそこの復帰はかなり難しくてそこもミスるとハエの木まで戻されます
さらにミスるとカビ屋敷や沼地まで戻されます
自分は沼地(スタート地点)〜タワーの区間を何度も往復して心が折れる寸前までいきました

タワーの後の滝ゾーンも嫌いです
水を横切るので水と通常の両方を考慮したジャンプを問われます
そこもコツを掴めてたのはクリア寸前でした
水の流れが陰湿で落ちるとタワー入口まで戻されます
滝ゾーンから沼地まで戻されるともうその日はやる気なくします

ラストの赤ゾーンも新ギミックです
たたでさえ難しいのにそこに行くまでも難しいのでかなりつらかったです
最初は何もできずに失敗が多かったけどとにかくギミックに慣れるためにスタート地点の水辺で特訓しました
そこでこれはジャンプの位置が大事だと気づきようやく希望が持てるようになりました
そこから小ジャンプや中ジャンプの感覚を少しずつ身につけて無事制覇しました
ゴール付近初見だったけどどれも一発で行けて本当によかったです

【振り返り】

制作者の顔を殴りたい
機械人間じゃないとこんなの無理
幼少期からジャンプキング教育を受けてきたたエリートしか無理
人間のすることじゃない
拷問に使える
囚人にやらせるべき

裏裏面は↑のようなことを考えながらやってました
そんなにつらかったのに制覇したけど楽しさもありました
本作は異常なほど中毒性のあるゲームです
足場から足場に移る度に脳にその成功体験が刻み込まれたのだと思います
どんなにつらくても脳が過去の成功体験を覚えてるため「今度はいける」と脳が指令を下してるのだと思います
実際スイスイいける時はすごく楽しいし難しいところを突破するとドーパミンがすごい分泌されます
いわゆる脳内麻薬のようなものでしょうか

全く別ジャンルで比べるのもあれだけど自分はローグライクを14年ほどプレイしてきました
鬼畜ダンジョンの終盤よりも裏裏面の終盤の方がずっとドーパミンは出てた感じするし達成感や難易度も圧倒的に上です

鬼畜アクションゲームは『壷おじ』『ポゴ』などあるけどもうこれでお腹いっぱいです
ジャンプキングの縛りプレイかRTAをやるかもしれないけどこれ以上はやりたくないです

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