魔痺した世界

2023年 12月20日(水)

今日の景色…

〈気になる記事・後半…〉

「“政治にカネがかかる”は嘘!ホリエモンも金権政治に麻痺している」【泉房穂の「ケンカは勝つ!」第27回】

(記事本文抜粋…)

現在、東京地検特捜部が疑惑を捜査しているが、政治に忖度せずに正義をどこまで貫けるかも不安。安倍派が支配していた20年ほど、検察は人事に介入されて忖度せざるを得んかった。安倍さんが亡くなり、これまで悔しい思いをしてきた検察が一矢報いることができるか。

政治家の自浄作用は期待できないし、検察も腰砕けになるかもしれん。となると、最後は国民の力金権政治家を選挙で落とすしかない。私利私欲政治から大転換するために何が必要か。

まず、政治献金の廃止。税金から政党交付金が315億円も出るんやから、それで十分賄えるはず。経団連の十倉雅和会長は毎年、自民党に24億円献金していることを「何が問題か」と開き直っていたが、違法でなくとも、見返りを求めているに決まってるんやから、まさに利権政治そのもの。即刻、廃止すべきや。

何度も言うけど、政治にカネはかからん。私のその主張に対して、野党系の国会議員までもが「地方に事務所を構えたり、人を雇ったりするとカネはかかる」と反論する。でも実際、私はカネをかけずに政治をやってきた。政治活動をするのに、地元に多くの事務所を構える必要なんかない。秘書も大量に雇わなくていい。それらは選挙対策にすぎない

私が2003年に国会議員に当選した直後、面識のない地元の有力者が事務所にやってきて、いきなり封筒を差し出してきたことがある。中を見たら200万円入っていた。腹が立って「舐めとんのか!」と、怒鳴って突き返した。要するに、金を受け取らせて言いなりにさせるつもりやったんやろうな。当選したての野党のペーペー議員にもカネを持ってくるんやから、与党の議員なんか、もっともらっとるやろね。

カネを出すほうは当然、口利きの効果があるからやっている。なんの効果もなかったら、誰もカネなんか出さん。企業がパーティー券を買うのもそう。私は市長時代、カネ集めのパーティーではなく、純粋な「市政報告会」をしていたが、あるとき、100万円を現金で渡そうとしてきた人物がいた。「趣旨が違います」と言ってお断わりしたが、ひどく驚かれた

政治家は油断すると、こういう場面にしょっちゅう出くわす安倍派はもう感覚が麻痺して、「みんなやっとるやないか」と、裏金を懐ろに入れてきたみんなで渡れば怖くないんでしょうな

この前、ホリエモンこと堀江貴文さんが、「泉房穂に1千億円を出せば政権交代できる」と発言しましたが、その100分の1も必要ない。ホリエモンですら、選挙にカネがかかると思い込んでいる金権政治に麻痺しているということや。

👉「政治に金はかからん!!」

「それらは選挙対策にすぎない!!」

そうなんですね…。

ということは…
今の与党である自民党は…
お金ばっかり集めて、まったくろくにまともな政治なんかせずに、ただ選挙対策だけしているにすぎないということですね…。

そして…
「選挙に勝つこと」が…
彼らにとっての「政治」だということ…。

「選挙に勝ちさえすればこっちのもの…」

あとは…

「選んだのは国民なんだから…」

という締めの言葉…。

結局は…
この戦後の70年近くの間…
ほぼ自民党が勝ち組で来たのは…
「勝てる選挙の仕組み」というのを、企業と癒着しながら作り上げてきた歴史なのでしょうね…。

それが日本の政治の実情とは、何とも悲しい現実…。
そんな政治に…
自民党の政治家だけでなく…
企業家の皆さんもそうだし…
結局は野党の政治家の皆さんも同じように、みんながその金権政治に麻痺してしまっている状態…。

「みんなやっとるやないか…」

「みんなで渡れば怖くない…」

「それが日本の政治の文化と歴史…」

「綺麗事ではやって行けない…」

といったところでしょうか…

逆に…
「今更なんで!?」
って政治家の方々は内心首をひねっているのではないでしょうか…。
それが当たり前の常識だったから…。
悪い事を悪いと思えないほどに今の政治家の方々は麻痺してしまっているのでしょう…。

それは…
自民党の方だけではなく…
その他の政党の方々も含めて全部…。

この泉さんのように…
「わたしは今まで一切何も腐ったことはしていません!!」
と潔白を神様に宣言出来る人はどれだけいるのでしょうか…。

政治家は…
このようにちょっと油断すると…
あらゆる“誘惑”に駆られて…
いつなんどき“魔が差す”やもしれません…。
周りがみんなそうだから尚更…。

でもそれって…
政治家に限らず…
今を生きるわたしたち全員に言えること…。

見返りを求めず…
忖度することもなく…
損得を考えずに…
悪い事は悪いと言える…

そんな潔白な人生を…
誰も見てなくても…
誰に見られていなくても…
そして自分に胸を張って生きている人はどれだけいるでしょうか…。

「この世」は“魔”が潜む“誘惑”の世界…。

そんな「この世」を生きるには…
やはり『あの世』的な“モノの見方”が必要なのかもしれません…。

「この世」だけ…
「この世」だけで終わる…
「この世」さえ良ければ…

そんな“生き様”では…
『あの世』でホントに後悔して苦労する事になるのかもしれません…。

この世で政治家だった方々は…
さぞあちらで苦労されていることでしょう…。
ホントにご苦労様です…


〈気になる記事・前半…〉はこちらから…


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