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教師の考え方

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教師としての根幹となる考え方をもつ人のページを集めます。自分の哲学をもつ先生になりたいです。この写真は、今年の初日の出です。
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記事一覧

中学校の体育祭における全員リレー必勝法

中学校の体育祭における全員リレー必勝法

この記事は、下の動画「体育祭における全員リレー必勝法」

を記事にしたものです。何か作業しながら動画を見たり聞いたりした方が都合がいいという方は動画をご覧ください。ご自分で記事を読んだ方が早いという方はこのまま記事をお読みください。よろしくお願いします。

今回は、「体育祭における全員リレー必勝法」について紹介します。ネットで検索すると関連する記事がたくさん出てくると思いますが、それらとは全く異な

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トンビは鷹を産まない

トンビは鷹を産まない

次女が、リレーの選手に選ばれてから、
ゴールデンウィークは、私も、夫も、次女と一緒に走りこんだ。

ゴールデンウィークが終わり、学校に行くと、休んでいて久しぶりに学校に来られた子がいた。

なんと次女より、タイムが0.1秒速かった。
と言うことで、彼女が選手になり、次女は、補欠になった。

今日は、運動会。暑くて、熱い日だった。
リレーは最後の種目。まさか、もしや、最後の最後に出られるのでは?と、

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それ、義務になっていませんか?

それ、義務になっていませんか?

やってみたい!そう思って始めたことが、いつの間にか、やらなきゃ…という義務になってしまうと、つらくなってしまいます。

同じ熱量で何かをずっと頑張り続けられたら良いですが、現実では不可能です。私たちの毎日は違いますし、体調も日々異なります。

学業、仕事、家事、他にもやることが色々ある。思いがけないアクシデントもある。その中で、ずっと何かを頑張るのは難しいですよね。

なので、例えば「3ヶ月毎日○

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善意によって失われるもの

善意によって失われるもの

つい、誰かのために頑張りすぎてしまう。

そんな人に読んでほしい記事です。

いつもはパパっと読める短めの記事を意識していますが、今回は少し長めです。私が大切だと思うことや、今後やりたいことについて書きました。

有料noteの販売がうまくいかない方や、有料noteの配信をしたことがない、興味もないという方にも、読んでほしい内容になっています。

ぜひ、何かの参考になれば幸いです。

それでは、本

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1か月振りの学級担任!楽しかった!~その2

1か月振りの学級担任!楽しかった!~その2

前回の記事はここから!

さて、代理の一日学級担任となり、最大の山場「給食準備」が始まりました。学級担任として一番大事にしていたのが、「給食準備」と「授業」でした。「給食準備」は学級の生徒全ての力を合わせなければ、定時には終了しません。合唱コンクールやスポーツ祭など、「お祭り」の時だけ一致団結するクラスなど偽物であり、「給食準備」や「授業」などチームとして毎日取り組むものこそ大事にするべきであると

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図工・美術は
アートではなく
デザイン

アートは自己表現

デザインは自分の思いを伝える問題解決の手段

学校教育では
「自分がよければ、なんでもあり」の自己表現ではなく

「自分の考えを相手に伝わるように伝える方法」
つまりデザインを学ぶための教科が図工・美術だから

特別支援教育の目的は、障害が重くても、その人の判断がなんらかの場面で「頼りにされる」「任される」人になる、ってこと

学校は、それを形で「教える」だけではなく、そんな場面をたくさん作って、先生と子どもがお互いに「学ぶ」場所であればいい

アイデンティティとは、そういうこと

授業で子どもがわからないのは、おもしろくない芸人と同じ

「笑わないのは客のせい」ではない
だから芸人は芸を磨く
笑いで幸せになってもらうために

教師は、わからないことを子どものせいにしてはいけない

子どもがわかる・できる指導力を磨こう

芸人さんごめんなさい…





「叱らない子育て」の勘違い【子育てナッジ】

「叱らない子育て」の勘違い【子育てナッジ】

「叱らない子育て」という流行「叱らない子育て」という言葉が数年前に流行しました。メディアの浅い情報が垂れ流されたことで、迷える親御さんたちは額面通り「叱らない方が良い」という事象のみを切り取ってしまいました。そしていつしか「叱らない子育て」から「何も伝えられない子育て」へと変わってしまいました。

「叱らない子育て」とは?①不適切な行動ではなく、適切な行動に着目する

教員であれ親であれ、私たち大

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ザイオンス効果

ザイオンス効果

ザイオンス効果
単純接触効果ともいう。

これ、確かに、と思う。

インスタグラムでいつも出てくる広告や、友だちが繰り返し投稿している人物や事柄

いつのまにか好感を抱いてしまうことがたびたびある

でも、自分に全然引っかからないもの(たとえば興味がない広告)は

いくら単純接触のアプローチを受けても
完全スルーか、ブロックすらすることもある

少し引っかかるものに繰り返し出会うと

それがいつし

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小さく始めて6割で提案 教員の視点から

小さく始めて6割で提案 教員の視点から

「仕事は小さく始めて6割で提案する」
教職20年弱の私がたどり着いた、仕事のモットーです。

書籍からの学びもありますが、経験を通して仕事がスムーズに運んだ好例を、具体的に掘り下げていきます。

以前の私は、完璧主義の性格から、仕事を100%の完成度まで仕上げてから提出していました。

文章の体裁なども完璧に整え、提出の〆切直前に相手に渡していました。

それで良いと思っていました。それが良いと思

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#1725 いきなり話し合ってもいいの?

#1725 いきなり話し合ってもいいの?

「アクティブラーニング」
「主体的・対話的で深い学び」
「協働的な学び」など、
教育界では「話し合い」の在り方がクローズアップされている。

今回は、「いきなり話し合いをすること」の是非ついて考えてみたい。

まず、「いきなり話し合いをすること」の危険性について。

子どもたちにある程度の「基礎・基本」が身に付いていない状態では、いくら話し合いをしても、中身が伴わず「空転」するだけとなる。

子ど

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生徒に好かれる先生とは

生徒に好かれる先生とは

先日ふと思ったことを。

勤務している中学校に、定年退職を迎えて、再任用される先生や非常勤講師として60歳を超えても生徒の成長を見るのが好きだという先生方が何人かいる。本当にありがたいことだ。

その中に私が尊敬する先生がいるのだが、その先生、怒るとめちゃめちゃ恐い。今の先生は生徒を人前で叱ることはそんなにしないけど、その先生はしっかり叱る。その生徒が泣いても無駄。他の先生に対しても、お構いなくダ

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オレがオレが

オレがオレが

この時期、去年担任していた生徒の保護者から生徒指導上の相談が学校に入ったとする。自分が対応したい、と思う。例えば自分が学年主任だとしたら、組織論上は自分が対応しても構わない。しかし、それでは新しい担任を飛び越えて指導することになる。新しい学級は始まったばかり。長い目で見れば、新担任が対応したほうがいい。こうしたトラブルは新担任と生徒、新担任と保護者が関係を築くチャンスだからだ。自分が対応すれば、生

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