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小説攻強皇國機甲21

リズとうさの
反応が無い

縛陣の
威力で
完全に
昏倒している

機体の
眼光が消える

アルゴ
「ウナギの言う通りだ」
「命は投げ出す
ものではない」


だけど

応戦する為に
信念燃やした
気持ちは
素直に
嬉しい

ゆっくり
立ち上がる

振り向く
寸前で
尻尾を
根本から
引き抜く

ライオ

「アルゴぉ⁈」

思わず
絶叫して
尻を押さえる
ライオ

スカンク
「女を守れない
情け無さに自暴自棄に
なったか?」


アルゴ
「違う。ヴィジョンが
見えた」
「ライオ!」

引き抜かれた
尻尾は
雷光の輝きで
1本の槍へと
変わる

頭上に掲げ
振り回す

雷光が
蒼穹に向け
旋風となって
上空へと
伸びた

スカンク
「こ、この力場は‥!」

アルゴ
「獅子の一閃」

「flash of lion‼︎」


振り回した
槍を
振り下ろす

巻き上げた
雷光が
スカンク
目掛け
落ちる

一瞬にして
シールドを
破壊して
しまった

スカンク

「ああああああああ‼︎」


ライオ
「アルゴ!」


アルゴ
「機体にダメージ⁈」

技をキャンセルして
スカンクに
駆け寄る

アルゴ
「スカンク!しっかり!」
スカンク
「 」
アルゴ
「スカンク、あの札は
どうしたら良い?」
スカンク
「一度使えば‥無くなる」
「閃きか?」
アルゴ
「そんなとこ」
スカンク
「それで良い‥」
「少し休ませろ」

スカンクが
光に包まれ
消える

ライオ
「僕らケモナーは
ナノマシンが搭載
されているんだ」
「少し休めば大丈夫」
アルゴ
「ナノマシンまで
焼け切ってしまう
ところだった」

うさも
元に戻る

僕らは
宿へと
撤収した

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