人生16年目で初伊勢神宮 2023/8/22
バタバタ劇場の始まり
夏休みが終盤に差し掛かった日。平凡な日々と会話の中で実は伊勢神宮に行ったことないに気づき祖父母との家族旅行に出かけた。もちろん旅行日の3日前に決まったこのなのでバタバタしながら何も計画せず自由気ままに旅に出た。ただこれが、不運の始まりだった。
隣県なのに意外と遠い!!
朝8時頃家を出発し、最寄り駅ではない虎姫駅から出発した。まずは北陸本線で南下し、交通要所である米原に到着した。
その後、ある列車に乗るために新幹線に乗車した。実は一年半ぶりに新幹線に乗るので一人だけテンション爆上がりしていた。いくら鉄オタとはいえ、高校生にとって新幹線に乗ることはとても高価であるため人生で乗る回数が少ない。今回乗車したのは数少ないJR西日本車のN700系。次の停車駅である京都まで乗車した。
初近鉄車に乗車
久しぶりの新幹線で京都についた後、近鉄京都駅に移動し主役のしまかぜに乗車する。しまかぜ(50000系)は平成25年の伊勢神宮式年遷宮にあわせて、伊勢志摩地域の活性化を推進するための次世代新型特急車として登場した。翌年には「ブルーリボン賞」を受賞し、近鉄観光特急の看板として今もなお人気の高い車両だ。しまかぜは志摩に吹く風の爽やかさをイメージして命名され、鮮やかな青とロボットのような見た目から一度は乗ってみたい車両であった。
トラブル発生
旅が決まった日、近鉄が提供している切符のインターネット予約、販売でプレミアムシートを仮予約していた。高校生なのでクレジットカートを所有しておらず切符の購入ができなかったのだ。しかし仮予約は前日までに自動券売機で切符を受け取る必要があり、そのことを知らない中の人は近鉄京都駅の自動券売機にて切符を受け取ろうとしてもエラー画面が何度も表示されて焦っていた。駅の有人窓口で聞いたところ仮予約は取り消され、しまかぜに乗れないという最悪の事態を迎えた。ここまで来て乗れないなんて避けたい。なんとか駅員さんが席を探してくださり最後のサロン席を確保してくださった。京都、大阪発着では4号車。名古屋発着では3号車に連結されており、セミコンパートメント型で、グループでの旅行を楽しめる大型テーブルを備えたサロン席を3箇所設けている。通路側には仕切板を設置し、下にはコンセントまで常備されている。4人以上の利用でほかのお客様と相席になることもなく、グループや家族でゆったりと過ごすことができる。ただし、半透明な仕切りしかなく、プライバシーを確保したいなら和風個室や洋風個室に乗車することをおすすめしたい。
トラブル解決!
しまかぜは10時ちょうどに近鉄京都を発車。伊勢神宮の最寄りである宇治山田まで2時間の乗車だ。家族は結果オーライと笑っていた。近鉄丹波橋、大和西大寺の順に京都線を南下する。大和八木では大阪線に入線し、次の伊勢市まで1時間ノンストップで走る。その時車掌さんが記念撮影と記念乗車券をいただいた。その際10周年記念グッズの案内もあった。そこで気づいたのだが2013年に運行開始されていて10年たっていたことを。個人的には最近出た車両だと思っていたのだがそんなに時がたっているとは思わなかった。
サロン席でくつろいでいると伊勢市に到着していた。最近、電車に乗ってもあっという間についてしまうことが多い。いわゆる乗り鉄の部類なのかな…。そう思っていたら宇治山田に到着してしまった。あまりの近さに乗り過ごすところだったが、ぎりぎりで降り宇治山田に到着した。
伊勢神宮はでかい!
宇治山田駅に到着後、タクシーにてまずは下宮を参拝した。正式名称は豊受大神宮といい、豊受大御神は内宮の天照大御神のお食事を司る御饌都神であり、衣食住、産業の守り神としても崇敬されている。一般的な伊勢神宮の参拝方法として先に下宮をお参りすることが多い。そのあとタクシーにて内宮に移動した。皇大神宮は、皇室の御祖神であり日本人の大御祖神である天照大御神を祀っており。今から2000年前、皇位のしるしとして受け継がれる三種の神器の一つである八咫鏡をご神体として伊勢の地にお祀りし、国家の守護神として崇める伊勢信仰は平安末期より全全国に浸透していった。現在でも全国の神社の本宗として特別に崇敬を集める神聖的で人気の観光スポットだ。
関西ではなじみの薄いうどんを実食
内宮を参拝後、おかけ横丁にて昼食を食べることになった。関西では讃岐うどんが主流で僕も初めて伊勢うどんを食べた。おかげ横丁に入って少し奥に進んだところにある「伊勢うどん奥野家」でいただいた。
讃岐うどんのコシが強く食べ応えのある弾力のうどんだが、伊勢うどんは麺がもちもちとした柔らかな食感で醤油風味の強い味付けだった。そのあとはおかけ横丁をぶらりしながら家族や知人へのお土産を購入した。
暑い日のかき氷は最高!
帰る前にせっかくならということで赤福餅を購入するために「赤福」に立ち寄った。そこでは定番のこしあんを使った「折箱」のほかに「白餅黒餅」も販売されている。
そして購入できるところの反対にお召し上がりで赤福に関連する和菓子やスイーツを食べることができる。ちなみにこの日の気温は33℃。外を歩くだけで生命の危機にさらわれる地獄で夏季限定の「赤福氷」を注文した。冷たい氷になじむ特製のあんとお餅、抹茶蜜のかかったかき氷で別に冷たいお茶までついて700円で食べることができる。
帰りたいけど帰れない!?
16時ごろに宇治山田駅に戻り急行で津まで戻った。最高速度が100㎞出るのがものすごく意外だった。もちろん関西の私鉄に多く観ることができる名物扉両開き乗降も拝めた。
本日の主役登場
津駅構内にあるパン屋さんでお茶をしながら本日の主役を待つ。少し早めにホームに入り撮影も楽しむ。
発車時刻2分前に入線したのは、真っ赤なボディに独特な流線型をしたのは名阪特急の看板として多くの鉄道ファンの注目を集めている「ひのとり」だ。
ハイデッカー構造により高い視点と大型ガラスにから眺望を楽しむことができ、全席3列(2+1)シートで、電動リクライニング、読書灯、シートヒーター、大型テーブル、カップホルダー、コンセントを設置。そしてなんと前後間隔は1300mm!【ちなみに東海道新幹線N700Sの普通座席1040mm、グリーン座席は1160mm。】座席間隔の広さとともに乗り心地も感じられた。新幹線よりシートピッチが広く、1435mmの標準軌の安定感でもう一度乗りたいと思った。今回は45分の乗車だったが、一瞬の出来事だった
気がする。
Best223系を激写
名古屋駅で乗り換えこだま号に乗車。2駅乗車して米原駅に到着。乗り換え待ちに少し撮り鉄をしていた。
そして5番乗り場から回送として入線してきたのは223系1000番台のリニューアル車。僕の愛車兼推し車のW8編成は1997年3月より運用されており、リニューアルもされている。
家に帰るまでが旅行!
推しを見つけることができ、満足して帰りの列車に乗車した。ここからは朝、旅を始めた虎姫駅まで長浜で乗り換えをしながら帰宅する。
旅を振り返って
今回は人生で初めて近鉄を乗車することができた。ひのとりやしまかぜの特急車両や一般形車両も印象深い。また新幹線にも乗車することができ改めて高速鉄道の感動を味わうことができ、とても満足だった。次は名阪移動で近鉄を利用したいと思えた旅だった。
最後に
このアカウントは[推しが223系の鉄オタ]が旅をする様子をお届けするものです。Instagramでは今回載せられなかった写真や旅の様子をストーリや投稿でお届けしています。ぜひフォローをお願いします。
(ちなみにこういう記事をあげるのはだいぶん遅くなるので早く知りたい方はフォローお願い!)
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