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自作の詩まとめ

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16歳から30代前半までに書いた詩をまとめたものに、2023年から再び書き始めた詩を混ぜて発表しています。先入観なく読んでいただきたいため、一切の説明を省くようにしました。記事の… もっと読む
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記事一覧

【詩】In the Morning Air of Spring

【詩】In the Morning Air of Spring

In the center of the indistinct transience
Lots of winds wander through lots of my selves
Gradually my consciousness was spreading over the somber blue sky
I myself fell down remaining upright immovab

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【詩】春の下

【詩】春の下

       春の下

朦朧とした儚さの中心で
いくつもの風がいくつもの私を渡り歩く
私の意識はくすんだ青空へ拡散していき
やがて直立不動のまま倒れた
見開いたままの瞳は 誰からも閉ざされることなく
小鳥のさえずりが 
冷えていく心を蝕み続ける
効かない薬の散らばる無菌室へ逃げ込み
今日もあの日の誓いを守るために
無機体となって闘争をやめる覚悟をする
不断の刻みに唆される静寂の中
あなたにもっと触

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【詩】極めてプラトニックな性欲

【詩】極めてプラトニックな性欲

一つの官能が手に入れたいのは
その自己愛にもかかわらず
己の官能ではなく
また 或るもう一つの官能でもなく
ましてや一体化することでもなかった

この狂気的凡人である自己愛者は
狂気的かつ凡人であるという二つの理由により
完全に分離した二つの官能を
第三者としてそれごと手に入れるということだけを
ひたすらに欲していた

決して色あせない二つの美
永久に外気に触れることのない
一つの完璧
それはもは

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【詩】Off Limits

【詩】Off Limits

Baby doll, like always, sits on the shelf leaning against the wall with the eyes open wide.
S feels a dumb gaze and turns his head towards it.

S Do you want to converse with me?
B ……….
S Just it is s

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【詩】非常線

【詩】非常線

ベビー・ドール、いつものように目を大きく見開き、本棚の上で壁に寄りかかっている。
S、無言の視線を感じ、そちらに目を向ける。
S 己と対話したいのか。
B ……。
S 一説によるので定かではない故聞きたいのだが、おまえはジャボ*1にすがれる者に来たるものか、あるいはインフェルノ*2の遣いか?
B どちらでもない。
   B、にやりと笑う。
B おまえは何者だ。
S 己はサニティー(正気)、いわばこ

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【詩】七つの水と或る女の罪

【詩】七つの水と或る女の罪

無限定な
しかし確実に存在する
透明な宇宙の水は
太古より幾度となく
人間たちの耳朶を震わせて囁く
安穏とは程遠い彼岸へといざなうように

あの日も女は
七つの水の揺らめきの中で
背徳に身を沈めた
その罪を揺らめきに押しつけて
ただただ暴力的に
損ないつづけた

だがもとより女にとって重要なのは
七つの水の行方であって
背徳だの罪だの
ましてや人間など
ほんの些末なもの

古い古いその水はしかし

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【詩】Unfinished Dream

【詩】Unfinished Dream

________Blooming were yellow lilies all over
Plucking them off and scattering
I ran down a slope with long strides

There, down to the end
Lying on a closed casket
You are
You, pale and cold

Too late

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【詩】未完の夢

【詩】未完の夢

        未完の夢

_____咲き乱れる白と黄の百合
  それらをむしっては撒き散らし
  坂道を大股で駆け下りる私

  下りきるとそこには
  閉ざされた棺の上に横たわった
  あなた
  白くて冷たい あなた

  遅かったか!
  あなたは私が卑怯なやり方で
  気付かせようとしていた
  「人間」を
  すでに超越していたのですね……

  そしてこの愚か者は絶望、したのです__

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【詩】無人駅

【詩】無人駅

太古より刻まれし記憶という絞首台に常駐しながら
この虚は自己の記憶を持たない

あなたは知らない
私があなたの指先でソナタを弾いたことを
私は知らない
あなたが私の指先でエチュードを弾いたことを

時を殺すため余儀なく冷然と暗黒をうかがう

跡形もなき空を滑り
発作的にして難解な罪を追い越し
違法な満月を今ここに抱いてみる

しかし時は
この虚の濁り目さえ歯牙にもかけず
煮え切らぬ悪意の切れ端を機

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【詩】Caricature 「戯画」

【詩】Caricature 「戯画」

Caricature

Real this world materialized only by comedy
Comedy performing tragedy
And had had written whole scenario

Yes, this bitch of a demon failing to be
Also scenario it wrote a scenario only fo

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【詩】 戯画~16歳の時に書いた詩~

【詩】 戯画~16歳の時に書いた詩~

     戯画 

喜劇のみで成るこの現世界
悲劇を演ずる喜劇
そして全てのシナリオは書かれていた

この醜きなりそこないの悪魔が
己の為だけにシナリオを書くというシナリオさえも

しかし冷笑の観劇は終わった
他ならぬ我自身さえもが
道化役者であることを知ったとき

滑稽なる失望だ
一なるものよ、あなたの存在に目覚めた日から
いかなる使命を果たすべくこの地上に落とされたのかが
ようやく悟れたものの

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